マッターホルンはどこから見る?ツェルマットの展望台を3つのエリアで整理してみた
ツェルマットの展望スポットを調べていると、マッターホルンが見える展望台がいくつもあって、どこへ行けばいいのか迷いました。
調べていくうちに、これらの展望台は山の上の3つのエリアと、村の中の橋に分けて考えると整理しやすいと分かってきました。
この記事では、実際に足を運んだ場所は見てきたままに、行けなかった場所は公式の情報をもとに補いながら、順番に紹介していきます。
ツェルマットの展望台は「3つのエリア+村の橋」に分けられる
ツェルマットには自動車が入れないので、山へ上がる手段は登山鉄道かロープウェイになります。行き先のエリアで分けると、こうなります。
- ゴルナーグラート:登山鉄道で終点のゴルナーグラートへ。道中のローテンボーデン駅で降りると、逆さマッターホルンで知られるリッフェルゼー。
- スネガ・ロートホルン:地下ケーブルカーでスネガ、さらにゴンドラとロープウェイでブラウヘルト・ロートホルンへ。
- マッターホルン グレイシャー パラダイス:ゴンドラでシュヴァルツゼーを経て、ヨーロッパ最高所の駅グレイシャーパラダイスへ。
私たちが行ったのは、ゴルナーグラートとリッフェルゼー、そしてスネガ。それに、山のエリアには含まれませんが、村のキルヒ橋です。
マッターホルン グレイシャー パラダイスは、今回は行っていません。
どのエリアも乗り場はツェルマットの村の中や、その少し外れにあります。
料金はハーフフェアカードやスイストラベルパスがあれば半額になる区間がほとんどです(詳しくは各パスの比較記事へ)。
ゴルナーグラート(登山鉄道で氷河のパノラマへ)
ゴルナーグラートは、ツェルマットの村の駅から登山鉄道で上がる展望台です。
途中の駅に停まりながら、終点のゴルナーグラート(3,089m)まで進みます。
このエリアの魅力は、終点だけでなく道中で降りて楽しめるところです。
手前のローテンボーデン駅(2,815m)で降りると、逆さマッターホルンで知られるリッフェルゼー(2,770m)へ歩けます。
私たちは、そのローテンボーデン駅で降りて、少し歩いてリッフェルゼーへ向かい、その下のリッフェルベルク駅までハイキングしました。
リッフェルゼーは、風のない朝には水面にマッターホルンが逆さに映る、逆さマッターホルンの本命です。私たちが行った日は快晴で、水鏡もきれいに出ていました。

終点のゴルナーグラートからは、マッターホルンだけでなく、モンテローザの白い山塊やゴルナー氷河まで見渡せました。
いくつか回ったなかでも、いちばん行ってよかったのが、このゴルナーグラートでした。
乗って終わりにせず、道中の湖まで歩けるのが、このエリアのいちばんの良さだと思います。
詳しい行き方や乗り方は、ゴルナーグラートとリッフェルゼーの記事にまとめています。
スネガ・ロートホルン
2つめは、スネガとロートホルンのエリアです。
私たちが行ったのはスネガまでで、その先は行っていません。
村はずれの駅から地下のケーブルカーに乗ると、4〜5分ほどでスネガ(2,288m)に着きます。
トンネルの中を上がっていくので、外の景色は見えませんが、着くとすぐ目の前にマッターホルンが開けます。
短時間でぱっと展望が得られるので、時間がない日や、山の上まで行くほどではないけれど景色は見たい、という時に向いていると感じました。
スネガから上の様子は、以下のとおりです。
- ブラウヘルト(2,571m):スネガからゴンドラで上がった中間の駅。ここからシュテリゼーへ歩けます。シュテリゼーも逆さマッターホルンで知られる湖で、5つの湖をめぐる「5湖ウォーク」の起点にあたります。
- ロートホルン(3,103m):このエリアの終点の展望台です。
スネガの詳しい行き方や料金は、スネガ展望台の記事にまとめています。
マッターホルン グレイシャー パラダイス
3つめのマッターホルン グレイシャー パラダイスは、村からゴンドラに乗り、フーリ(1,867m)を経て、途中でシュヴァルツゼー(2,583m)への分岐があります。
本線をさらに進むとトロッケナー・シュテーク(2,939m)で乗り換え、終点のグレイシャーパラダイス(3,883m)に着きます。
グレイシャーパラダイスはヨーロッパでいちばん高い場所にある山岳駅で、標高はゴルナーグラートよりも高くなります。
なお、このグレイシャーパラダイスとゴルナーグラートは、「リッフェルベルク・エクスプレス」というゴンドラで途中同士が繋がっていて、村に戻らずに両方をまわることもできます(運行は夏の7〜8月と冬)。
村から無料で見るなら、キルヒ橋
山に上がらなくても、村の中からマッターホルンは見えます。それがキルヒ橋(Kirchbrücke)です。
ツェルマットの街なかを流れる川にかかる橋で、通称「日本人橋」とも呼ばれています。
私たちは宿から歩いて5分ほどのこの橋で、6月17日の夕焼けと18日の朝焼けを見ました。
手軽に、山が染まるところまで見られるのが、この場所の良さです。
朝焼け・夕焼けの見え方は、別の記事にくわしく書きました。

どこを選ぶ? 料金と標高でくらべると
ここまでの展望台と、そこへ至る道中を1枚の図にまとめました。

料金は大人往復の通常料金のおおよその目安です(2026年夏・公式)。
| スポット | エリア | 標高 | 往復の目安(CHF) |
|---|---|---|---|
| ゴルナーグラート | ゴルナーグラート | 3,089m | 132(季節定額) |
| スネガ | スネガ・ロートホルン | 2,288m | 約30〜 |
| ロートホルン | スネガ・ロートホルン | 3,103m | 約88〜 |
| シュヴァルツゼー | グレイシャーパラダイス | 2,583m | 約50〜 |
| グレイシャーパラダイス | グレイシャーパラダイス | 3,883m | 約180〜210 |
| キルヒ橋 | 村 | 約1,620m | 無料 |
ロープウェイ系(スネガ・ロートホルン・シュヴァルツゼー・グレイシャーパラダイス)は日付や混み具合で変わる変動料金です。当日の値段は公式サイトで確認してください。ハーフフェアカードやスイストラベルパスがあれば半額が基本です(山ごとの割引率)。
選び方は、時間と目的しだいだと思います。
- 半日しかない・手軽に見たいなら、スネガか、村のキルヒ橋。
- 逆さマッターホルンを狙うなら、リッフェルゼー(ゴルナーグラートのエリア)。シュテリゼー(スネガ・ロートホルンのエリア)という選択肢もありますが、こちらは私たちは見ていません。
- 標高の高さや氷河を重視するなら、グレイシャーパラダイス。ただし、ここも私たちは行っていません。
まとめ
ツェルマットのマッターホルン展望台は、見たい景色の優先順位をつけておくと、選びやすくなります。
私たちが実際に行ったのは、ゴルナーグラートとリッフェルゼー、スネガ、そして村のキルヒ橋でした。
天気と日程に合わせて、いちばん見たい景色が晴れの日に当てられるよう、ゆるめに予定を組むと、無理なくマッターホルンを楽しめると思います。
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