スイスの電車は紙の切符でもアプリのQRコードでも乗れますが、私たちはハーフフェア利用でSBBアプリ(SBB Mobile)で購入する方法にしました。
最初の登録さえ済ませてしまえば、行き先を検索したときの料金が、買う段階で自動でハーフフェア(半額)になります。
そもそもハーフフェアって?という方は、トラベルパスとハーフフェアカード、どっちがお得?もあわせてどうぞ。
ハーフフェアカード自体をまだ買っていない方は、購入先の比較もまとめています。
この記事は、SBBの登録の仕方、ハーフフェアの設定方法を、実際の画面に沿って説明します。

一度登録すれば、あとは検索して買うだけ。毎回「割引を選ぶ」手間がなくて楽でした。
スイス国鉄(SBB)の公式アプリ「SBB Mobile」は無料です。まずはこちらから入れておきましょう。
- iPhone(App Store):SBB Mobile を入手
- Android(Google Play):SBB Mobile を入手
アプリの表示言語は、スマホ本体の言語に自動で合わせて切り替わります(ドイツ語・フランス語・イタリア語・英語の4言語)。
日本語には対応していないため、私の画面も英語表示になっています。
アプリを入れて、SwissPassアカウントを作る

アプリを入れたら、右下のProfileタブから始めます。
最初はログインしていない状態です。
アカウントがなければ、画面下のRegisterから作ります。
プロフィール(Profile)

登録に進むと、アプリの中でSwissPassのページが開きます。
「SwissPassを持っていますか?」と聞かれるので、持っていない場合はno SwissPassを選びます。

敬称(Mr/Ms)を選び、名前・名字・生年月日を入力します。
どれも必須で、敬称を選ばないと「Please choose a salutation」と出ます。
住所欄で先に進めなくなったときは

次はAddress(住所)の画面です。
いちばん上が国(Country)で、その下にPostcode・Town・Street and numberが並びます。
国の初期表示はSwitzerlandですが、切り替えられます。私はオランダ在住なのでNetherlandsにしました。
そして、ここが私のつまずきポイントでした。
オランダの住所を入力すると、先に進めなくなりました。
結局、国はNetherlandsのままにして、Postcode・Town・Streetを空欄で進めたら登録できました。
あらためて画面を見ると、氏名や生年月日には必須を示す*が付いているのに、Postcode・Town・Streetには付いていません。
住所は、もともと入れなくても進める欄だったようです。
SBB/SwissPassはスイス国外(海外)の住所だと、登録ではじかれやすいようです。国外住所へはカードを郵送しないため、住所の確定でエラーになる、という海外ユーザーの報告が複数あります。

「データ保護方針と利用規約を確認しました」という案内が出るので、内容を確認してNextへ進みます。
(その下の「ニュースレターを受け取る」チェックは任意です。不要なら☑︎をタップして外せます。)
ログインデータ(Login data)

アカウントに使うメールアドレスを入れます。

入力したメール宛に有効化コードが届くので、それを入れて進めます。
(届かないときは迷惑メールフォルダも確認を。)

再度メールアドレスを入力します。
このログイン画面はドイツ語で表示されました(アプリ本体は英語のまま)。
ここは「Anmelden」=ログイン、「Weiter」=次へ、です。

メールに届くワンタイムコード(Einmal-Code)を入力します。

最後にパスキーの設定をすすめられますが、ここは任意です。
ドイツ語の画面には、だいたいこう書かれています:
パスキーでログインを設定しましょう。
指紋・顔認証・暗証番号(PIN)で、すばやく安全にログインできます。
(注意:パスキーは自分専用の端末だけで設定してください)
ボタンは 「Passkey einrichten」=パスキーを設定/「Jetzt nicht」=今はしない。
パスキーを登録しておくと、次にログインするときが楽です。
ハーフフェアを登録する
ハーフフェアカードを持っていることを、アプリに教えます。

アプリのTickets & Travelcardsを開き、Manually entered travelcardsにあるEnter travelcardを押します。

travelcardの種類が並びます。
ここで選ぶのはHalf Fareですが、それ以外の選択肢も簡単に説明しておきます。
- No travelcard:割引カードなし(=定価)。
- Half Fare Travelcard (1/2):スイス国内の鉄道・船・ポストバスなどが半額に。16歳以上が対象。← 今回はこれ。
- GA Travelcard(2nd / 1st class):全線乗り放題の定期(General-Abonnement)。利用頻度が高い人・在住者向けで高額。2等/1等が選べます。
- Junior Travelcard:6〜15歳の子ども用。親と一緒なら年CHF 30で乗り放題(同伴の親が有効な切符を持っていることが条件)。
- Children’s Co-Travelcard:6〜15歳の子ども用。16歳以上の同伴者なら親でなくてもOK。年CHF 30、同伴者1人につき子ども最大4人まで。
- Regional / International(Enter reduction):地域限定の定期や、海外の割引カードを登録する欄。
どれがお得かは旅のスタイル次第です(スイス鉄道の割引率まとめもどうぞ)。
私たちはHalf Fare Travelcard (1/2) を選んでSave。
これで「自分はハーフフェア保有者」とアプリが認識します。
この登録欄(Manually entered travelcards)は自己申告式です。
そのためハーフフェアカードを買う前でも登録でき、Half Fareを適用した状態で区間きっぷを半額で買うこともできます。
アプリで半額のきっぷが買えても、実際に乗るときには有効なハーフフェアカードそのものが必要です。車内では、きっぷと一緒に割引の資格(ハーフフェアを持っているか)もチェックされます。
乗る前に、ハーフフェアカード本体の購入まで必ずすませておきましょう。
同乗者ぶんも半額に(Co-passengerの追加)
2人ぶんを1つのアプリでまとめて買うなら、同乗者の登録もしておきます。

ログインできると、Profileに自分の名前が表示されます。
Co-passengerを開きます。

ここに同乗者が並びます。
私は夫を、ハーフフェア(Half Fare Travelcard)付きで登録しています。
新しく同乗者を追加するときは、画面下のEnter co-passengerを押します。

追加するときはEnter co-passengerから、氏名・生年月日を入れ、Travelcardでハーフフェアを選びます。
ここを設定しておかないと、同乗者ぶんが定価で計算されてしまいます。
(※2人ともハーフフェアを持っている場合の設定です。片方だけなら、その人ぶんだけ登録します。)
登録できると、購入時に自動で半額になる
上記設定が済むと、買うときの料金が自動で半額(ハーフフェア適用後)で計算されるようになります。
確認画面にも「Half-Fare」と表示されるので、毎回「割引を選ぶ」操作がいりません。
切符の買い方(検索→人数→購入)

「出発地 → 目的地」で検索すると、時刻の候補が出ます。

候補をタップすると経路の詳細が出ます。
下のTickets from …ボタンから購入に進みます。

搭乗者を追加するときは、1×人マーク、0×犬マーク…の右側のえんぴつマークを押します。
人数・2等/1等・枚数を確認します。
※この時点ではまだ私1人ぶんです。

Who is travelling? で同乗者にもチェックを入れると、2人ぶんになります。
③で同乗者にHalf Fareを設定してあるので、ここで夫を足すと夫もハーフフェアで計算されます。
なお、同乗者をあらかじめ設定していない場合、ここの「Enter co-passenger」から追加することもできます。

購入確認の画面です。
2人ともHalf-Fareと表示され、合計額が出ます(支払いはApple Payも選べました)。
購入すると、アプリ内にQRコードの切符が保存されます(通常画面下部、QRコードの欄)。
改札はないので、そのままホームへ。車内の検札でアプリの画面を見せるだけです。
※料金は撮影時点(2026-06)のRivaz→Cully(Mobilisゾーン)の一例です。
買えるチケット|電車・バス・トラム・船、一部の山も
SBBアプリで買えるのは、電車のきっぷだけではありません。
電車・バス・トラム・船のチケットが、同じアプリからまとめて買えます。
湖のクルーズ(遊覧船)も、この「船」に含まれます。
- 電車・バス・トラム:都市間の移動も、街なかの近距離も
- 船(湖のクルーズ):ルツェルン湖・レマン湖などの定期船
- 一部の山岳鉄道・ロープウェー:路線によって、買えるものと買えないものがあります
山の乗り物は「買える山」と「買えない山」がある
山の乗り物は、路線によってアプリで買えるかどうかが分かれます。
私が実際に試したもの(2026年6月時点)に、公式で購入方法が確認できたものを足すと、こんな形です。
ここに出てくる登山鉄道・ゴンドラ・ケーブルカーなどの違いは、スイスの山の乗り物の種類で整理しています。
- 買える:フィルスト(First)/ゴルナーグラート(Gornergrat)/アルメントフーベル(Allmendhubel)/メンリッヒェン(Männlichen)/クライネシャイデック(ヴェンゲルンアルプ鉄道)
- 買えない:スネガ(Sunnegga)。現地の券売機で購入しました
アプリに出てこない山は、現地の券売機や窓口、その山の公式サイトから買う形になります。
行く前に一度アプリで検索してみて、出てこなければ現地で、と考えておくと慌てずにすみます。
検索は「正式名称・現地のつづり」で
駅や停留所を検索するときは、現地の正式なつづりで入れると確実です。
たとえばMürren(ミューレン)は、uにウムラウト(点々)の付いた「ü」で入れないと、目的の駅が出てこないことがありました。
思ったところが出てこないときは、つづり(ウムラウトやアクセント記号)を疑ってみると見つかりやすいです。
区間きっぷは、その日なら好きな列車でOK(スーパーセーバーを除く)
アプリで買う区間きっぷ(出発地→目的地の片道きっぷ)は、列車を1本に指定しないタイプなら、買った日のうちは好きな列車に乗れます。
SBB公式でも、通常の片道きっぷはその日(深夜〜翌朝5時まで)有効で、時間帯を選ばずに乗れると案内されています。
いっぽうスーパーセーバー(Supersaver)は、割引と引きかえに選んだ1本の列車専用。ほかの列車には乗れません。
予定が前後しそうな日は普通の区間きっぷ、時間が固まっている区間はスーパーセーバー。私たちはこのくらいで使い分けました。
券売機やバスでは、割引の選び忘れに注意
アプリ以外(バスの券売機など)で買うときは、ハーフフェアの割引を自分で選ぶ必要があります。

こちらは山岳鉄道(ユングフラウ地方)の券売機で、ハーフフェアを選んで2人ぶんを買ったときの画面です。
券売機でも半額(Half fare Travelcard)で買えます。
急いでいると選び忘れて、定価で買ってしまうことがありました。
できるだけアプリ、もしくは公式サイトで事前に完結させておくと安心です。
まとめ
- 登録は住所でつまずいたら、住所なしで進めると通る(海外在住の場合)
- ハーフフェアはManually entered travelcardsから登録
- 同乗者はCo-passenger+同乗者ぶんもハーフフェアに
- すると購入時に自動で半額(確認画面にHalf-Fare)
- アプリ以外は割引の選び忘れに注意

登録さえ越えてしまえば、あとの旅は「検索して買う」の繰り返しで、気楽になります。
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