はじめてのスイス鉄道の乗り方|改札がない・1等2等・車内検札のコツ
※本記事は広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
スイスの電車は日本と結構違います。改札がない・2階席がある・車内で検札がある・などなど。
実際に乗ってみての印象は「めちゃくちゃ楽」でした。私はハーフフェアカードで区間ごとに切符を買っていましたが、乗る前にいちいち切符を出す場面がないので、ホームに着いたらそのまま乗るだけ。

改札がない(そのままホームへ)

スイスの駅には改札がありません。切符を買ったら、そのままホームに入って乗車します。
荷物を持ったまま狭い改札を抜けるストレスがないのは、本当に楽でした。
乗る前の確認(列車・ホーム・立ち位置)


迷いがちな「乗る前」のポイントは以下のとおり。
- どの列車に乗る?:種別はIC・IR・RE・Sなどがありますが、違いは”停車駅の数”くらい。SBBアプリで検索して出た列車番号どおりに乗ればOKで、種別を意識する必要はほぼありませんでした。
- どのホーム?:ホーム番号はSBBアプリ、ホームか車内(乗り換えの場合)の電光掲示板で確認できます。
- ホームのどこに立つ?:ホームの電光掲示板に、1等・2等・自転車可の車両が編成のどこ(セクターA〜D)に来るかが表示されます。それを見て立ち位置を決めると、乗ってから車内を歩かずに済みます。
- 何分前に搭乗口まで行く?:列車によりますが、始発点であれば15分前には乗れる状態になっていることが多かったです。直前に行くと、混み合う車両は良い席に座れない可能性もあります。ある程度の混み具合はSBBアプリからも確認できます。途中駅の場合は、混みそうなときは3〜5分前くらいからスタンバイして、そうでない時は座って待っていました。
ドアは自分で開けることがある

基本は、ホームで待っていれば到着時に自動でドアが開いたので、そのまま乗りました。
ただ、すでに停まっている列車に乗るときは、◀▶マークのボタンを押して自分で開けました(写真の上の緑ボタン)。降りるときも同じで、開かなければボタンを押せば大丈夫です。
日本でも地方路線とかに同じタイプがありますよね。あの感覚です。
座席は1等・2等(私は全区間2等)

車両には1等と2等があり、料金が違います。車体の数字(1/2)で見分けます。
私は全区間を2等で乗りました。
- 2等:一般的な車両。日本の電車より座席が広々していて、座りやすかったです。窓も大きく、景色もよく見えました。
- 1等:外から見ると、テーブルが大きく座席もリッチな印象。ただ2等でも十分広く窓も大きいので、私は2等で満足でした。そのぶん2等のほうが少し混みやすい、という感覚はあります。
座席は2×2の向かい合わせ(お見合い)になっていることがほとんどで、小さなテーブルが付いています。
混み具合は時間帯と行き先次第で、ツェルマット行きは最後の乗り換え以降、相席になる区間もありました。
移動中に車内でお昼ごはんを食べることも多かったです。
車両のちがいと荷物の置き場所


同じ「2等」でも、路線によって車両のつくりが違いました。
- 都市間などを走る列車は2階建てのことがあり、車両の端に荷物置きスペースがありました。
- 山岳路線の列車は荷物置きが小さめ。

山岳路線では、スーツケースは足元に置くことが多かったです。座席まわりの荷物棚はあるものの、重くて持ち上げにくい・棚が高い・キャリーがはみ出て危ないので、私は載せられませんでした。バックパックなら棚に置けるかも。
設備面はこんな感じでした。
- トイレ:乗った列車のほとんどに付いていました。
- ゴミ箱:たいていの車両と、出入り口まわりにありました。地味に便利。
- コンセント:車両によって有無が分かれます。スイスのプラグは平べったい独特の形(Type J)です。
私はアダプターを忘れてしまい、ルツェルン駅構内のInterdiscount(家電量販店)で購入しました。日曜でも開いていて助かりました。お値段は2026年6月時点で10.95スイスフランでした。
💡 変換プラグは「スイス対応」を日本で用意していくのがおすすめ
スイスのコンセントは独自の形(Type J)。私はオランダで使っている厚い丸2本ピンのプラグ(Schuko/Fタイプ)が、電車もほとんどのホテルも挿さりませんでした。ピンが太くてスイスの穴に入らないためです。
日本から行くなら、スイス(Type J)対応の変換プラグを1つ持っていくと安心。ヨーロッパ各国向けでも、薄いCタイプ(ユーロプラグ)ならスイスで使えますが、ドイツ・オランダなどの厚いFタイプは挿さらないので、購入時に対応国にスイスが入っているかを確認してください。現地調達は割高でした(2026年6月、ルツェルン駅のInterdiscountで10.95スイスフラン)。
自転車可の車両
自転車マークの付いた車両もあります。端の車両にあることが多かったです。
立ち位置と同じく、ホームの電光掲示板で自転車可の車両が編成のどこに来るかを確認できます。
ほかにもこんな車両があります

私は使いませんでしたが、長距離列車には次のような車両もあります。
- 食堂車(レストラン/ビストロ車):多くのIC(インターシティ)に連結。1等・2等どちらの乗客も利用できます。
- ファミリー車(Ticki Park):一部の2階建て長距離列車にある、子ども向けの遊具スペース付き車両。
- 静かに過ごすゾーン(Ruhezone/ビジネスゾーン):会話や通話を控える車両で、主に1等にあります。
車内で車掌のチケット確認(検札)
改札がないかわりに、車内で車掌がチケットを確認します。
アプリの切符ならQR画面を、紙の切符ならそのまま提示します。私はハーフフェアカードをKlookで購入し、メールで届いたPDFを見せていました。ハーフフェアを使う場合は、このハーフフェアカードと乗車券の両方を提示します(=両方そろえておく必要があります)。
検札が来るのは、乗車してから20分〜1時間くらいのことが多かったです。乗っている時間が短い区間では、来ないこともありました。
降りるとき(乗り過ごさないコツ)
降りる駅では、基本はドアが自動で開いたので、降車ボタンを押した記憶はありません。開かなければ◀▶ボタンを押せば大丈夫です。
車内の電光表示と次駅アナウンスがあるので、起きてさえいれば乗り過ごしにくいと感じました。フランスの電車のように「降りる5分前からドア前でスタンバイ」みたいなことまでする必要はありません。
ただ、荷物を離れた荷物置き場に置いているなら、停車の少し前に荷物の近くへ移動しておくと安心です。あとは周りの人の動きに合わせてました。
乗り換えはホームを移動するだけ

乗り換えは、同じ駅で別のホームへ移動するのが基本です。ホーム番号は車内かホームの電光掲示板、もしくはアプリで確認できます。
日本のように「会社が違うと一度改札を出て、別の場所へ」という手間はありません。1番ホームから5番ホームへ歩いて移る、くらいの感覚です。
移動はフラットな通路か、階段かスロープで地下をくぐるかのどちらか。エスカレーターは見かけませんでした。
そして、SBBアプリで検索して出てきた乗り換えは、5分程度でも走らずに間に合いました。私が乗った範囲では、電車が遅れたことは一度もありませんでした。
まとめ
- 改札はない=買ったらそのままホームへ
- 乗る前は列車番号・ホーム番号・セクターA〜Dの3つを確認
- ドアは◀▶ボタンで自分で開けることがある
- 座席は1等/2等。2等でも十分広く、私は全区間2等で満足
- 大きな荷物は足元が無難。トイレ・コンセントは車両次第
- 検札はアプリのQR(ハーフフェアは2枚)を見せるだけ
- 乗り換えは別ホームへ移動。時間に余裕があった
切符の登録・買い方は🔗【公開後:SBBアプリでの買い方へ】。どのパスが得かはスイストラベルパスとハーフフェアカード、どっちがお得?で実際に計算しています。景色のいい座席は🔗【公開後:景色のいい側の記事へ】。
ご感想やご相談などありましたら、
こちらのお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
「運河のある暮らし」を読んでくださってありがとうございます。
よければ、また遊びにきてくださいね!
