アムステルダムのアンネフランクの家(Anne Frank Huis)に行ってきました。「予約が取れない」と言われる場所ですが、結論から言うと、チケットは6週間前の火曜10時(現地時間)に一斉販売される枠を取れば入れます。私は5週間前に予約できました。所要時間は約1〜1.5時間、ミュージアムカード保持者でも事前予約が必須で、当日券に並ぶのはほぼ無理だと思った方がいいです。

在住者として、ミュージアムカードでの予約・入場の流れと、実際に見学して感じたことを正直に書きます。

アンネフランクの家
出口付近から撮影した外観

アンネフランクの家とは

第二次世界大戦中、ユダヤ人少女アンネ・フランクと家族が2年以上にわたって隠れ住んだ建物です。
アムステルダムのプリンセンフラハト沿いに位置し、現在は博物館として公開されています。館内は写真撮影禁止です。

外から見ると、周囲の建物と完全に馴染んでいて「え?ここ?」という印象。
普通の運河沿いの建物にしか見えません。この何気ない外観の裏に、あの歴史があったのだと思うとぞっとします。

予約方法|5週間前に予約した実体験

アンネフランクの家は完全予約制です。

チケットは6週間前の火曜日、現地時間10:00に一斉販売されます。公式サイトからのみ購入可能で、人気が非常に高く、販売開始直後にアクセスが集中します。

私は5週間前に予約しました。直近の週末は遅い時間帯しか空いていなかったため、少し先の日程を選びました。

予約のコツは以下の通りです。

  • 火曜10:00(現地時間)にスタンバイ
  • 日本時間だと夏は17:00、冬は18:00
  • 販売開始と同時にアクセスし、希望の日時を素早く選択
  • 直近の日程にこだわらず、少し先の日付も含めて探す

ミュージアムカードでの予約・入り方

ミュージアムカードを持っている場合でも、事前予約は必須です。

予約時にミュージアムカード利用を選択すると、手数料1€のみで入場できます(通常チケットは16€)。

当日は予約時間の少し前に到着して並びます。入口でミュージアムカードと予約確認メールを見せればOKです。

所要時間と見学の流れ

所要時間は約1〜1.5時間です。

見学は一方通行で、建物の歴史の解説から始まり、有名な本棚の裏の隠し扉を通って隠れ家へ進みます。各部屋にはパネルや映像で解説があり、最後は展示室とミュージアムショップで終わります。

オーディオガイドは日本語にも対応しています。しっかり時間をかけて見てほしい場所です。

混雑状況

訪問日は2026年3月14日。館内はかなり混んでいました。
入場時間枠のチケットは売り切れている状態だったと思います。

時間帯を問わず混雑するようなので、「空いている時間を狙う」というよりは「早めに予約を取る」ことが重要です。

見学して感じたこと

訪問前にアンネの日記を読んでいきました。それが本当によかったと思います。

実際の隠れ家に立ったとき、日記で読んだ内容の解像度が一気に上がりました。
文字だけでは想像しきれなかった空間の狭さ、息苦しさ、窓の外を見られない暮らし。
それがリアルに伝わってくる場所です。

隠れ家に入ったとき、第一印象として「思ったより広い」と感じました。
でもここに8人が暮らし、2年以上外に出られなかったことを考えると、それはとてつもなく狭い空間です。

ものすごくフラストレーションがたまるような環境のなかで、アンネは日記を書き続け、精神的に大人になっていきました。
10代でそれを成し遂げたことに、ただすごいと思いました。

お父さんのオットー・フランクをはじめ、協力者の方々がこの場所とアンネの日記を残してくれたおかげで、私たちはこの歴史を知ることができます。

今、自分の周りで同じことが起きたら…想像することすら難しい。
こんな歴史は繰り返してはいけないと、強く思いました。

行く前にやっておくべきこと

アンネの日記を読んでから行くことを強くおすすめします。
これだけで見学の深さがまったく変わります。文庫本でもマンガ版でもいいので、事前に読んでおいてください。

私もアンネの日記を読んでから訪問しましたが、実際の隠れ家に立ったとき、日記の一場面一場面がリアルに蘇ってきました。読んでいなかったら、この場所の重みを半分も感じられなかったと思います。

まとめ

項目 内容
正式名称 Anne Frank Huis
住所 Prinsengracht 263-267, Amsterdam
入場料 16€ / ミュージアムカード所有者は1€
予約 必須(公式サイトのみ・6週間前の火曜10:00販売開始)
所要時間 約1〜1.5時間
写真撮影 不可
訪問日 2026年3月14日
公式サイト www.annefrank.org

アンネフランクの家は、歴史と向き合える貴重な場所です。
予約のハードルは高いですが、それだけの価値があります。アンネの日記を読んでから訪れてみてください。

合わせて読みたい|アムステルダム周辺の観光スポット

アンネフランクの家の周辺には、徒歩やトラムで行ける見どころがたくさんあります。
アムステルダム観光と合わせて、ぜひチェックしてみてください。

アムステルダム国立美術館の外観
アムステルダム国立美術館の所要時間と見どころ|在住者が徹底解説所要時間の目安は約2時間〜半日。フェルメールやレンブラントなど見どころをエリア別に解説。チケット予約方法・混雑回避のコツも。アムステルダム在住者がまとめました。...
アムステルダム レンブラントの家の外観
レンブラントの家(Museum Het Rembrandthuis)訪問記|画家の暮らしを追体験する1時間アムステルダム中心部にあるレンブラントの家(Rembrandthuis)を訪問。予約方法や所要時間、館内の見どころを体験レビューとともに詳しく紹介します。レンブラントの暮らしや制作環境を肌で感じたい人におすすめの情報です。...
オランダのMuseumkaart(ミュージアムカード)アプリの入れ方
オランダのミュージアムカード(Museumkaart)アプリがダウンロードできない原因と解決方法オランダのMuseumkaart公式アプリがダウンロードできない原因(Apple IDの国設定)と、既存IDを変えずに入手できた手順を在住者が解説。紙のカードとデジタル、どちらを選ぶべきかも実体験ベースで紹介します。...
アムステルダムのハーリング
アムステルダム名物ニシン(ハーリング)を初体験|おすすめの店と正直レビューアムステルダム名物ハーリングを初体験し、おすすめ店や正直な味の感想、キベリングも紹介するグルメレビュー。...
ABOUT ME
さちこ
こんにちは、さちこです。 北海道出身のアラサー主婦です。 2025年12月より、夫の海外赴任に帯同しオランダで暮らしています。 このブログ「運河のある暮らし」では、オランダでの暮らしや制度・文化、観光情報、ヨーロッパ旅行について、実体験をもとに情報をまとめています。 現地での生活や移動、手続きなど、これから訪れる方や暮らす方の参考になれば嬉しいです。 どうぞ、よろしくお願いします!

ご感想やご相談などありましたら、
こちらのお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

「運河のある暮らし」を読んでくださってありがとうございます。
よければ、また遊びにきてくださいね!