オランダの北のはしに、車ごとフェリーで渡る島があります。

テクセル島。羊とビールと砂浜の島です。

2026年7月の土曜日、アムステルフェーンの自宅から車で日帰りしてきました。

島の滞在は10時半から17時までの約6時間半

回った順に、かかった料金といっしょに書いていきます。

テクセル島(テッセル島)はどこにある、どんな島か

テクセル島の砂丘を貫く白い遊歩道

オランダ北ホラント州の北、ワッデン海に浮かぶ島です。面積は約170平方キロメートル、人口は約1万4千人。

西フリースラント諸島でいちばん大きな島で、オランダ人には国内リゾートとして知られています。

日本語では「テクセル島」と書かれることが多いのですが、現地の発音は「テッセル」に近い音です。

テッセル島・テセル島と書かれていても同じ島を指します。

島を走ると、とにかくどこにでも羊がいます

テクセル島の牧草地で草を食む羊の群れ

島を囲むワッデン海はユネスコの世界自然遺産です。

ただしこれは景観の美しさではなく、干潟とそこに集まる野鳥やアザラシの生態系が評価された登録で、海の色は茶色く濁っています。

アムステルダムからの行き方とフェリー料金

島へ渡る港はデン・ヘルダー(Den Helder)。オランダ本土の北端です。

自宅からは車で約1時間半でした。

電車なら、アムステルダム中央駅から約75〜80分でデン・ヘルダー駅、そこからテクセルホッパー33番のバスで港へ向かいます(帰りの駅方向は無料)。

TESOフェリーターミナルの建物とTEXELのロゴ

フェリーはTESOが運航しています。私たちは事前にオンラインで買い、車のナンバーを登録しておきました。

乗り場のカメラがナンバーを読み取ってゲートが自動で開くので、窓口に並ばずに済みます。

チケットはTESOの公式サイトから買えます(英語・オランダ語)。

TESOフェリー(2026年7月時点)

  • 車1台の往復:週末48ユーロ/火・水・木の出発は31ユーロ
  • 徒歩3.00ユーロ、自転車2.50ユーロ(いずれも往復)
  • 料金は行きだけ。帰りは無料で、往復券しか売っていません
  • 車の料金に同乗者の運賃が含まれます
  • 日時の予約ではなく、乗りたい便に並ぶ方式です

30分〜1時間に1本、航海は約20分。10時の便に乗るため30分前に並びました。

TESOフェリーの車両甲板に並ぶ車

船内は車を降りて過ごせます。かなり大きな船で、出航に気づかないほど揺れませんでした。

さちこ

帰りは出航2分前に港へ着いてしまったのですが、問題なく乗れました。

車がない場合の島内の移動(レンタサイクルとバス)

島は端から端まで車で30分ほど

私たちが回った場所も西・東・北端と散らばっていて、徒歩とバスだけで同じように回るのはきびしいと思います。

方法費用向いている人
島の港で借りる徒歩運賃3.00ユーロ+レンタル代旅行で来る人。船を降りてすぐ借りられます
自分の自転車を持ち込むフェリー2.50ユーロ+電車の自転車代7.50ユーロオランダ在住で自分の自転車がある人
島のバス(テクセルホッパー)1回3.30ユーロ行き先を数か所にしぼる人

旅行で行くなら島の港で借りるのが素直だと思います。

フェリー乗り場のすぐそばに「Fietsverhuur Veerhaven Texel」があり、電動自転車もあります。返却は最終21時の船まで。予約しておくと待たずに借りられます。

自分の自転車を電車で運ぶにはNSの自転車用デイチケット(7.50ユーロ)が別に必要です。平日の6:30〜9:00と16:00〜18:30は持ち込めませんが、7月と8月は終日OK。折りたたみ自転車はたたんであれば無料です。

運転をしたくない場合は、アムステルダム発の日帰りツアーもあります。

移動もフェリーも込みで10時間ほど。

GetYourGuideでテクセル島のツアーを見る

日帰りで回った1日のルート

時刻行き先
10:00デン・ヘルダー発のフェリーに乗船
10:40エコマーレ(アザラシの保護施設)
12:00頃‘t Turfveldで昼ごはん
13:30頃テクセルビール醸造所
14:30頃Voedselbos Texelでイチゴ狩り
15:30頃ラボラでジェラート
16:00頃灯台と砂浜
17:00フェリーで島を出る

エコマーレでアザラシに会う(入場17ユーロ・餌やりは11時と15時半)

水族館というより、けがや病気で保護された野生のアザラシを世話する施設です。

エコマーレのプールを泳ぐハイイロアザラシ2頭

入場は大人17ユーロ、駐車は無料。
広い施設ではないので、1時間ちょっとで次へ向かいました。

さちこ

ロッカーが有料(1ユーロ)で、現金がなくて預けられませんでした。小銭があると安心です。

昼ごはんは島名物のラム肉バーガー

森の中のセルフサービス式レストランBospaviljoen ‘t Turfveldへ。

テクセル島は羊で有名なので、ラム肉バーガー(7.75ユーロ)を注文。
ポテトにはヨッピーソース(1.20ユーロ)をつけました。

テクセル産ラム肉のバーガーとヨッピーソースのフライドポテト

ヨッピーソース(Joppiesaus)は玉ねぎとカレー風味のオランダのスナック用ソース。ポテトにつけて美味しくないわけがない味でした。

ここで飲んだ地ビールがWitte Tesselaarという白ビールで、少し癖がありました。

テクセル島には醸造所が5つあります。いちばん大きいのがアウデスヒルトのTexelse Bierbrouwerij。ほかにTesselaar、Brouwerij TX、De Boei、Ouwe Skilderがあります。
昼に飲んだのがTesselaar、午後に行ったのがTexelse Bierbrouwerijでした。

テクセルビール醸造所で3種の飲み比べ(7.95ユーロ)

オランダのスーパーでよく見るTexelsのビール。あのラベルに描かれているのがこの島です。

テクセルビール醸造所の外観とTEXELS SPECIAALBIERの看板

頼んだのは飲み比べ3種で7.95ユーロ

決まった組み合わせが2つと、中身おまかせの「Geheim(秘密)」があり、おまかせにしました。

木のボードに乗ったテクセルビールの飲み比べ3杯

真ん中の1杯が気に入って、お土産に買って帰りました。

おまかせに入るTexels Geheimは月替わりの限定ビールで番号が振られていて、スーパーには並びません。

ガイド付きの見学ツアー(Texels Beleving)は16.50ユーロ・要予約で、最後に飲み比べが付きます。

予約や営業時間はTexelse Bierbrouwerijの公式サイトで確認できます。

運転する人のお酒について
オランダの基準は血中アルコール濃度0.5パーミルまで。ただし免許取得5年未満は0.2パーミルと別基準です。

グラム制のイチゴ狩りと、島で人気のジェラート

醸造所のすぐ近くにVoedselbos Texelという摘み取り農園があります。

日本のような時間制の食べ放題ではなく、摘んだ分をグラムで量って払う方式

イチゴは1キロ約8ユーロで、入園は無料です。

Voedselbos Texelの高設栽培の畝に実るイチゴ

時期によってはラズベリーなども摘めるそうですが、この日はイチゴだけでした。

2パック分で12ユーロほど

売店には自家製のジャムやシロップも並んでいます。

摘める果物は季節で変わるので、Voedselbos Texelの公式サイトで確認してから行くと確実です。

さちこ

摘んだイチゴは計量して会計するまで食べられません。支払いのあと、休めるベンチでつまみました。

イチゴ狩りで摘んだイチゴ2パック

食べごろのものをもいで食べるので、スーパーのイチゴより甘くて美味しかったです。

そのあとは島で人気のジェラート屋さんIJsboerderij Laboraへ。

自分の牧場の生乳で作っているお店で、行列ができていました(回転は速いです)。

フレーバーは黒板に20種類ほど。

テクセル産イチゴのソルベとチョコチップ(ストラッチャテッラ)にしました。

営業時間はIJsboerderij Laboraの公式サイトに出ています。

IJsboerderij Laboraの紙カップに入ったジェラート2つ

敷地には牛舎とダマジカの柵、子ども用の遊具もあります。

ジェラート店ラボラの敷地にいるダマジカ

島の北端の赤い灯台と、ワッデン海の砂浜

最後は島の北端の赤い灯台へ。
中に登るのは有料で、ミュージアムカードも対象外です。

砂の遊歩道から見上げるテクセル島の赤い灯台

そのまま砂浜を歩いて海の方へ。

テクセル島の砂丘から見下ろす広い砂浜と北海

それでも、何もない場所が広がっている感じがとてもよかったです。

私は北海道の出身なので、こういう景色はしっくりきます。

1日にかかった費用と、持っていくとよいもの

項目金額(2人分)
TESOフェリー(車1台・週末・往復)48ユーロ
エコマーレ入場(大人2名)34ユーロ
昼ごはん25ユーロ前後
ビールの飲み比べ7.95ユーロ
イチゴ狩り(2パック)12ユーロ前後
ジェラート10ユーロ前後

高速代とガソリン代を別にすると、2人で150ユーロ弱の日帰りでした。

6時間半あれば、ここに書いた場所は無理なく回れます。

アザラシウォッチングのボートツアーに参加するなら、もう少し時間を見ておくとよさそうです。

島には宿泊施設も多くあります。自然の中に泊まる過ごし方も、次に来るならしてみたいと思いました。

料金や時刻はすべて2026年7月時点のものです。変わることがあるので、出かける前に公式サイトで確認してみてください。

ABOUT ME
さちこ
こんにちは、さちこです。 北海道出身のアラサー主婦。2025年12月より、夫の海外赴任に帯同してオランダで暮らしています。 このブログ「運河のある暮らし」では、オランダを拠点に夫と巡ったヨーロッパ各国の旅行記を中心に、在住者ならではのオランダ観光・暮らしの情報も、実体験をもとにまとめています。 旅の計画や現地での移動・手続きなど、これから旅する方・暮らす方の参考になれば嬉しいです。 どうぞ、よろしくお願いします!

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