オランダのクリスマスは、12月25日と26日の2日間が祝日です。
街は静まり、スーパーも閉まる家が多い。イブに外で盛り上がる日本のクリスマスとは、向きが逆です。
私たちはオランダで初めてのクリスマスを、閉まる前のスーパーで食料を買い込んで、家で過ごしました。
この記事では、クリスマス休暇の期間と祝日の扱い、学校の冬休み、日本との違い、家で過ごした2日間、旅行者の注意点をまとめました。
クリスマス休暇はいつ?

オランダの公式な祝日は、12月25日(Eerste Kerstdag)と12月26日(Tweede Kerstdag)の2日間です。
26日は「第二クリスマス」と呼ばれます。
25日は自分の家族、26日は配偶者側の家族、というように使い分ける人も多いようです。
- オランダには、祝日を従業員の休日と定めた法律がない
- 休めるかどうかは、労働協約(CAO)か雇用契約に書いてある
- ほとんどの会社は休みにしているが、店や病院、交通機関は人が働いている
12月24日のクリスマスイブは祝日ではありません。
ただ、多くの家庭で夕食を囲んだり、プレゼントの準備をする日として大切にされています。
学校の冬休みは2週間
学校の冬休み(kerstvakantie)は国が日程を決めていて、全国共通です。
2026年は12月19日(土)から2027年1月3日(日)まで。学校はこの日程から外れることができません。
25日・26日だけでなく、この2週間に合わせて長めの休暇を取る家庭が多いです。
日本との違い
日本のクリスマスは「祝日ではないイベント」
日本のクリスマスは、宗教行事というより季節のイベントとして定着しています。
- 12月24日(イブ)がメイン
- 恋人や友人と過ごす日
- ケーキとチキンを食べる
- 仕事や学校は通常どおりの平日
街は華やかで、「特別な予定を入れる日」という感覚に近いと思います。
オランダのクリスマスは「家族のための祝日」
一方、オランダのクリスマスは祝日です。
- 家族と家で過ごす
- 特別な食事をゆっくり楽しむ
- 店や施設が閉まり、街がとても静か
今日は何もできないな、と感じるくらい、社会全体が静かになります。

祝日だと実感したのは、かなり些細な出来事でした。当日、家庭ごみを捨てようとしたら、近所のゴミ箱(ICチップで開ける仕組み)が開かない。故障ではなく、祝日なのでゴミ関連の設備も止まっていたようです。
クリスマスが祝日ではない国
日本は世界的に見ると少数派です。
12月25日が祝日ではない国には共通点があります。
キリスト教が主流ではないか、特定の宗教の祝日を国の休日にしないか、です。
日本のほか、中国本土、トルコ、ベトナム、タイなどがそうです。
台湾は長く平日扱いでしたが、2025年から12月25日(行憲紀念日)が祝日に戻りました。
なぜ日本は祝日にしなかったのか

日本でクリスマスが祝日にならなかったのは、宗教行事としての位置づけが弱かったからです。
キリスト教徒が少数であること、すでに正月という大きな家族行事があること。
この2つがあって、クリスマスは「楽しい行事」として独自に発展しました。
家で過ごしたオランダのクリスマス
オランダでクリスマスを過ごしてみて、いちばん印象に残ったのは、街が本当に静かになることです。
12月25日・26日は多くの店が閉まり、近所のスーパーも営業していませんでした。
日本のクリスマスは街中がイルミネーションで賑わい、カップルや友達と外出するイメージですが、オランダでは真逆。
家族で家に集まり、ゆっくり食事を楽しむのが一般的です。
私たちも近所のスーパーが閉まる前に食料を買い込み、家でのんびりした2日間を過ごしました。
年末に旅行する人の注意点
クリスマス期間にオランダを旅行する人は、次の点を頭に入れておくと動きやすいです。
店とレストラン
12月25日はほとんどの店が休みです。26日は開けるスーパーもありますが、店舗ごとに違うので、行く店の営業時間を直接確認してください。
レストランも営業していない店が多いので、事前に予約するか、ホテルのディナーを確認しておくと当日に困りません。
美術館
美術館は開いているところがあります。
アムステルダム国立美術館は祝日を含めて年中無休(9時〜17時)。アンネ・フランクの家は12月25日が9時〜17時の短縮営業です。
ゴッホ美術館も例年クリスマスに開いていますが、2026年の時間は公式サイトで確認してください。
国立美術館の回り方は、アムステルダム国立美術館の所要時間と見どころの記事にまとめています。
公共交通
鉄道(NS)はクリスマスの両日とも日曜ダイヤで、本数が減ります。
12月31日は夜20時以降に電車が止まるのが例年のパターンなので、大晦日の移動は日中に済ませるのが確実です。
大晦日の花火と、2026年からの全国禁止については別の記事にまとめています。
まとめ
オランダのクリスマス休暇は25日・26日の2日間が祝日で、学校の冬休みは12月19日から1月3日までの2週間です。
日本の24日中心のクリスマスとは違い、家族と家で過ごす日。店は閉まり、街は静まります。
旅行で来るなら、25日の食事の確保と、日曜ダイヤの電車を前提に計画を組むと、現地の静けさをそのまま楽しめます。
出典(6件)
- Rijksoverheid 公式祝日(2026年の祝日一覧・祝日と休暇の関係/2026年10月時点)
- Rijksoverheid 冬休み2026(12月19日〜1月3日/2026年10月時点)
- Rijksmuseum 来館案内(祝日を含め年中無休9〜17時/2026年10月時点)
- アンネ・フランクの家 チケット(12月25日の開館時間/2026年10月時点)
- 内閣府 国民の祝日(2026年の祝日に12月の該当なし/2026年10月時点)
- Taipei Times 2025年12月25日(台湾の12月25日の祝日復活)
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