パリからモンサンミッシェルへの行き方は、大きく分けて電車+バス・高速バス・ツアーの3タイプがあります。
私たち夫婦は2026年4月、電車(TGV)とバス(Keolis)を使い、レンヌ経由で往復しました。
この記事では、行き方ごとに予約方法・料金・所要時間・出発駅・メリット/デメリットを整理します。
私たちが実際に乗った様子は、最後にまとめました。
パリからモンサンミッシェルの行き方|電車・バス・ツアー比較
| ルート | 区間 | 所要時間 | 料金(1人・目安) |
|---|---|---|---|
| レンヌ経由(私たちのルート) | パリ・モンパルナス→レンヌ(TGV)→モンサンミッシェル(Keolisバス) | 約3時間〜3時間半 | TGV €35〜90+バス 15€〜(各片道) |
| ポントルソン経由(3月末〜10月) | パリ・モンパルナス→ポントルソン(TER)→モンサンミッシェル(連絡バス) | 約3時間半〜4時間 | 列車+連絡バスのセット券€32〜(Le Train du MSM) |
| 高速バス直行(FlixBus / BlaBlaCar Bus) | パリ→モンサンミッシェル(直行バス) | 約4〜5時間 | €19〜/人 |
| パリ発日帰りツアー | バス1本で完結 | 約12時間(日帰り) | €100〜150/人(往復、修道院チケット等込み) |
電車はレンヌ経由とポントルソン経由の2通りがあります。
順に、予約方法・料金・所要時間・出発駅・メリット/デメリットを見ていきます。
なお、TGVやTERといったフランスの鉄道の種類は、フランスの鉄道の種類を整理した記事でくわしく解説しています。
電車①:レンヌ経由(TGV+Keolisバス)※私たちのルート
パリ・モンパルナスからTGVでレンヌへ行き、レンヌ駅前でKeolisバスに乗り継ぐルートです。
TGVの本数が多く、Keolisバスもそれに合わせてダイヤが組まれているので、時間を柔軟に組めました。
所要時間は、パリ→レンヌのTGVが約1時間半〜2時間、レンヌ→モンサンミッシェルのバスが約1時間15分。乗り継ぎを含めて合計3〜3時間半ほどです。
レンヌ(Rennes)は、フランス北西部・ブルターニュ地方の中心都市(州都)です。パリ・モンパルナスからTGVで約1時間半〜2時間で着きます。
モンサンミッシェル行きのKeolisバスは、レンヌ駅前から出ます。
乗り換えが駅前で完結するので、初めてでも動きやすいと感じました。
運賃
TGVは1人€35〜90、Keolisバスは以下の表が目安です。
私たちは、Keolisバスが往復1人€25でした。
| Keolisバス | 片道 | 往復 |
|---|---|---|
| 一般(26歳以上) | 15€から | 25€から |
| 26歳未満 | 12€ | 20€ |
| 4歳未満 | 無料 | 無料 |
予約方法|TGVは公式かOmio、バスは事前予約
TGVは、公式のSNCF Connectか、日本語対応のOmio等各種予約サイトで予約します。
レンヌ→モンサンミッシェルのKeolisバスも、公式サイト(keolis-armor.com)か、日本語対応のOmio等各種予約サイトで予約します。
当日に車内では買えません。
公式サイトは最安傾向で手数料もかかりませんが、画面が英語やフランス語で分かりにくいのが難点。
Omioは公式より手数料分だけ少し高い代わりに、日本語で予約まで完結でき、鉄道もバスも横断で検索できます。
初めてフランスの鉄道を予約するなら、手間賃を払って日本語のOmioを使う選び方もあると思います。
レンヌ経由のメリット・デメリット
メリット
TGVは本数が多くて時間を組みやすく、指定席なので移動もラクです。
通年運行で、乗り換えもレンヌ駅前で完結します。
デメリット
レンヌで1回乗り換えが必要です。
Keolisバスは当日車内では買えないので、事前予約がいります。
電車②:ポントルソン経由(TER+連絡バス)
ポントルソン(Pontorson)は、モンサンミッシェルに最も近い鉄道駅がある町です(島まで約9km)。
パリ・モンパルナスからTERでポントルソン駅へ行き、そこからKeolisの連絡バスで本土側へ向かいます。
本土側のホテル・駐車場エリア(Route du Mont停留所)を通り、村の入口の約200m手前まで運んでくれます。
所要時間は合計で約3時間半〜4時間です。
運行は3月末〜10月中旬ごろの季節運行で、冬は運休します。
運賃
いちばん手軽なのは、列車と連絡バスがセットになった「Le Train du Mont-Saint-Michel」です。
パリ→モンサンミッシェルが€32の固定運賃(子供€18.20)になります。
別々に手配する場合は、連絡バスが片道€4.30、鉄道(パリ→ポントルソン)は時期・列車で変わります。
SNCFの列車チケットを見せると、修道院の入場が€11.50(通常€13)になる特典もあります(乗車から5日以内)。
予約方法|セット券「Le Train du Mont-Saint-Michel」が手軽
セット券「Le Train du Mont-Saint-Michel」は、SNCF Connectから予約できます。
運行は金・土・日が通年、夏(3月末〜10月)は毎日です。
別々に手配するなら、鉄道はSNCF ConnectやOmioで予約できます。
連絡バスの事前予約はいりません。
ポントルソン駅前で乗り、運転手に現金またはカードで片道€4.30を払うだけです。
運賃や買い方は、モンサンミッシェル公式の時刻・運賃表(PDF)で確認できます。
ポントルソン経由のメリット・デメリット
メリット
料金が安く、最寄り駅から近いのが魅力です。セット券なら、列車と連絡バスをまとめて予約できます。
デメリット
列車の本数が少なく、直通はまれで、ふつうはレンヌで乗り換えます。
TERは指定席のない自由席なので、混雑時は座れず荷物を持って立つこともあります。
連絡バスも季節運行で、冬は運休します。
バス:パリ発の直行高速バス(FlixBus / BlaBlaCar Bus)
いちばん安いのは、パリから直行する高速バスです。
FlixBusとBlaBlaCar Busの2社が運行していて、乗り換えなしで行けます。
運賃
料金は片道€19〜と、4つの行き方の中でいちばん安いのが魅力です。
ただし所要時間は、FlixBusで約4時間40分、BlaBlaCar Busで約5時間と長め。
乗り換えがない代わりに、電車より1〜2時間よけいにかかります。
パリ側の発着は、ポルト・マイヨ(Pershingバスターミナル)などです。
1日数本の直行便があり、時期で本数が変わります。
予約方法|公式かOmioで
予約は、FlixBus公式・BlaBlaCar Bus公式のほか、日本語で使えるOmioでまとめて比較・予約できます。
直行バスのメリット・デメリット
メリット
4つの行き方の中でいちばん安く、乗り換えなしの直行です。
車内にはWi-FiとUSBもあります。
デメリット
所要時間が約4〜5時間と長く、1日数本しかないので、出発の時間帯も限られます。
ツアー:パリ発の日帰りツアー
手配の手間を省きたいなら、パリ発の日帰りツアーもあります。
バス1本で往復でき、自分で電車やバス、修道院のチケットを予約しなくて済みます。
料金
料金は€130前後/人。
所要は約12時間の日帰りで、現地の滞在時間は4〜5時間ほどです。
パリ市内の集合場所から、バス1本で往復します。
予約方法|Klook・KKdayで
日帰りツアーは、KlookやKKday(どちらも日本語・円)で予約できます。
KKdayのパリ発モンサンミッシェル日帰りツアーは、対象プランが15%オフのセール価格になっています(コード不要・2026年8月末まで/2026年7月時点)。
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日帰りツアーのメリット・デメリット
メリット
電車やバス、モンサンミッシェル内の修道院のチケットを自分で手配しなくてよく、バス1本で往復できるので気楽です。
デメリット
出発時間が決まっているぶん自由度は低めです。現地の滞在時間も短めです。
到着後:本土側「Le Verger」から島へ(無料シャトル)
電車+バス・直行バス・日帰りツアーのどれで来ても、降りるのは本島ではなく、本土側の駐車場エリアにある「Mont Saint-Michel」停留所(地元名Le Verger、観光案内所そば)です。
本島までは約2.5kmあるので、無料シャトル「Le Passeur」か徒歩(約35分)で向かいます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 無料 |
| 本数 | 約12分間隔 |
| 所要時間 | 数分(島の城壁から350mで降車) |
運行時間は時期で変わります。
冬季(11〜2月)は8:30〜22:00、3〜10月は7:30〜23:00、夏のピーク(7〜8月)は7:00〜翌1:00ごろまで延びます。
時間外は電話で要請できます(+33 (0)2 14 13 20 15)。
シャトル降車後、島の入口までは徒歩5〜7分です。
日帰りで大きな荷物がある人は、本土側の観光案内所(シャトル発着所のそば)に手荷物預かりがあります。
ロッカーは約100個で、利用できるのは案内所の営業時間内(4〜9月は9〜19時、10〜3月は10〜18時/閉館前に引き取り)。
ただしロッカーは小ぶりなので、大型スーツケースは入らないことがあります。
島の中にも4〜9月限定の預かり所(Cour de l’Avancée・1個€4)があります。
実際に乗ってみた|準備と当日のメモ(2026年4月)
チケットの購入|鉄道パスより「早期バラ買い」が安かった
鉄道パスには、住んでいる場所で使い分ける2種類があります。
日本から旅行で来る人向けがユーレイルパス(Eurail)、ヨーロッパ在住者向けがインターレイルパス(Interrail)です。
仕組み(一定期間乗り放題)はほぼ同じで、買える条件が違うだけ。
私たちはTGV利用にあたり、インターレイルパスを検討しましたが、2月の予約時点で指定席枠が埋まっており、結果的にバラ買いのほうが安く済みました。
TGV Inoui/Ouigoの乗り心地
私たちの実費は1人€91(往路 TGV Inoui)/€84(復路 Ouigo)でした。
座席はスタンダードで、2階建て車両の2階に座りました。
Ouigo(ウィーゴ)はSNCF系の格安TGVです。
設備は簡素で、コンセントがなく車内サービスも少なめですが、料金は2〜3割安でした。LCC感覚で割り切える人向けだと感じました。
モンパルナス駅は広く、乗り場まで意外と歩く
モンパルナス駅は敷地が広く、ホームまで動く歩道(ムービングウォーク)を使うほどの距離がありました。
電光掲示板にホームが表示されるのはおよそ出発15分前なので、私たちは乗車30分前に着くようにしました。
レンヌ駅前に前泊(乗り場まで徒歩1分)
Keolisバスの乗り場はレンヌ駅正面のバスターミナルです。
私たちは早朝便に乗るため、駅徒歩1分のHôtel LeFlorinに前泊しました(2人1室 €64.66)。
前泊・後泊するなら、駅徒歩圏のホテルだと乗り場まで近くて動きやすいです。
Keolisバスに乗ってみた(往路は満席・遅延)
往路は8:45発で、モンサンミッシェルには10:30頃に着きました。車内はほぼ満席で、2階建ての観光バスタイプでした。
出発前にひと手間あって30分ほど遅れ、見ていると乗車できずに降ろされている人もいました。予約した日付が違っていたのかもしれません。
修道院の時間指定チケットを取る場合は、バス到着の1時間以上あとを指定しておくと、こうした遅れに巻き込まれずに済みます。
復路は11:35発で、レンヌに12:50着。
こちらはオンタイムで、席にも空きがありました。
私たちが乗った日は朝便が混み、昼便は空いていました。
車内設備はトイレなし。
スーツケースは乗車前に1階のラゲッジスペースに預ける流れで、席は自由席。
私たちは眺めのいい2階に座りました。
本土側で泊まった宿は島外Mercureモンサンミッシェルの宿泊記にまとめています。
まとめ|パリからモンサンミッシェルの行き方
行き方は、何を優先するかで選ぶと決めやすいです。
快適さ・通年で選ぶなら、電車(レンヌ経由のTGV+Keolisバス)。本数が多く、指定席で移動もラクでした。
安さで選ぶなら、パリ発の直行高速バス(片道€19〜)か、列車+連絡バスのセット券「Le Train du Mont-Saint-Michel」(€32)。
手配なしで楽に行くなら、パリ発の日帰りツアー(Klook/KKday)。
着いてからの島内の回り方や修道院の所要時間は、修道院は当日券で入れる・所要時間と中の回り方でまとめています。
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