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ベルギーといえばチョコレートです。
なかでもブリュッセルは、有名店が旧市街のせまい範囲に集まっています。
チョコレート屋めぐりを、その日のメインの街歩きにしてしまってもいいくらいの数です。
2026年7月、オランダから車で日帰りして、1日で11軒に入りました。
味も店の雰囲気も1軒ずつ違って、歩いているだけで楽しかったです。
実際に払った金額と、それぞれの店の様子を、歩いた順にまとめます。
- 11軒の一覧と、払った金額
- Neuhaus(ノイハウス)|プラリネ発祥の店。好きな粒を量り売りで
- Mary(メリー)|箱がきれい。贈り物に向く
- Elisabeth(エリザベス)|ベルギー各地の菓子が1か所に
- Leonidas(レオニダス)|量り売り。ばらまき土産をまとめて
- Planète Chocolat(プラネット・ショコラ)|作る工程が見られる
- The Belgian Chocolate Makers|カカオ豆から作る板チョコ
- Atelier Sainte Catherine|甘さ控えめ。戻って買い足した店
- Pierre Marcolini(ピエール・マルコリーニ)|高級路線。ジェラートも
- Wittamer(ヴィタメール)|焼き菓子と、広場に面したサロン
- Passion Chocolat(パッション・ショコラ)|好みを聞いて選んでくれる
- Laurent Gerbaud(ローラン・ジェルボー)|砂糖を加えないチョコ
- 目的別の選び方と、予算の目安
- 夏に持ち帰るなら
- オンラインでも買える3ブランド
- ブリュッセルはチョコレート巡りに最高
11軒の一覧と、払った金額
金額は買った店だけ、2026年7月に実際に払った額です。
| 店 | 場所 | タイプ | 払った額 |
|---|---|---|---|
| Neuhaus | ギャルリー・サンチュベール | 老舗・王室御用達 | 9.98€ |
| Mary | ギャルリー・サンチュベール | 老舗・王室御用達 | 26.00€ |
| Elisabeth | バター通り | セレクトショップ | 17.60€ |
| Leonidas | バター通り | チェーン・量り売り | ー |
| Planète Chocolat | ロンバール通り | 個人工房 | ー |
| The Belgian Chocolate Makers | ルボー通り | ビーン・トゥ・バー | ー |
| Atelier Sainte Catherine | パイユ通り(サブロン) | ビーン・トゥ・バー | 11.15€ |
| Pierre Marcolini | ミニム通り(サブロン) | 高級 | 5.50€(ジェラート) |
| Wittamer | グラン・サブロン広場 | パティスリー | ー |
| Passion Chocolat | サブロン | 職人系 | ー |
| Laurent Gerbaud | ラヴェンスタイン通り | 甘さ控えめ | 5.44€ |
チョコレートを買ったのは5軒で、合計70.17ユーロ。
マルコリーニではジェラートだけ頼み、残りの5軒は店の中を見ただけです。
ブリュッセルのチョコレート店は、どこも1粒から買えます。
ショーケースから好きな粒を指させば、その場で箱や袋に詰めてくれます。
1軒あたり5〜10粒くらいずつ買っていました。
以下、歩いた順に1軒ずつ書きます。
各店の歴史と店舗の情報は、公式サイトの記載によります。
Neuhaus(ノイハウス)|プラリネ発祥の店。好きな粒を量り売りで

ギャルリー・サンチュベールというガラス屋根のアーケードの中にあります。
ここはベルギーのプラリネが生まれた場所です。
1857年にこのアーケードで薬局として始まり、1912年に創業者の孫が、薬のかわりに中身を詰めた今のプラリネを作りました。
1915年には、妻のルイーズ・アゴスティーニが紙の袋にかわる箱を考案しています。
これが今も使われている「バロタン」です。

好きな粒を選んで買えます。
レシートは重さで計算されていて、1kgあたり105.00ユーロ。
95グラムで9.98ユーロでした。
会計のとき、別の小さい箱で2粒おまけをもらいました。

看板商品はCaprice(キャラメル入り)とManon(ホワイトチョコにクリーム)。
クリーム系は日持ちしないので、その日か翌日に食べる分だけにしておくと安心です。
ほかの店舗:市内にはグランプラス、バター通り、小便小僧のあるエテューヴ通り、サブロン、ルイーズ通りなどにもあります。
Mary(メリー)|箱がきれい。贈り物に向く

Neuhausから同じアーケードを数十メートル進んだところです。
1919年に女性創業者のメアリー・デリュックが始めた店で、1942年から王室御用達。
店構えも箱もアンティーク調で、他の店とは空気が違いました。

買ったのはRosineという青い箱の8個入りで、26.00ユーロでした。
中身は決まっておらず、ショーケースから自分たちで選んで詰めてもらいました。
シャンパン味のトリュフがとても美味しかったです。
1粒あたり3.25ユーロなので、この11軒の中では高いほうです。
箱がとてもかわいくて、渡す相手がいるならここだなと思いました。
改まった贈り物や、目上の方へのお土産に向いています。

ほかの店舗:市内はグランプラス、ロンバール通り、王立通りなど6か所。アントワープとブルージュにもあります。日本には「マダム・ドリュック」の名前で東京・大阪・京都などに店舗があります。
Elisabeth(エリザベス)|ベルギー各地の菓子が1か所に

グランプラスからバター通り(Rue au Beurre)に入ってすぐです。
ここは自社で作る店ではありません。
公式サイトによると、オーナーがベルギー中を回って職人の菓子を選び、1か所に集めたセレクトショップです。
だから棚の中身が幅広く、オランジェット、クッキー、キュベルドン(ベルギーの伝統的な飴)、フレデリック・ブロンデールのトリュフまで並んでいます。
買ったのは、ギフト用に1箱と、オランジェットやトリュフ、プラリネを合わせて7〜8個。
17.60ユーロでした。
試食でもらったウイスキーのチョコが激うまでした。
ギモーヴ(マシュマロ)系はゼラチンを使っているものがあるので、気にする方は原材料の確認が要ります。
ほかの店舗:中心部に4軒あります(バター通り43/49、エテューヴ通り55、マルシェ・オ・ゼルブ通り55)。夜22時まで開いているので、他の店が閉まったあとでも買えます。
Leonidas(レオニダス)|量り売り。ばらまき土産をまとめて

Elisabethと同じバター通り。34番地と36番地に続けて店が出ていました。
1913年にギリシャ出身のレオニダス・ケステキデスがゲントで始めた店です。
卸を通さず店から直接売る形をとったことで、質を保ちながら価格を抑えてきました。
今もその位置づけで、この11軒の中では気軽に量を買える店です。
職場などへのばらまき土産をまとめて用意したいときの候補になります。
看板商品はManon。ホワイトチョコにコーヒークリームとクルミを入れたものがよく知られています。
ほかの店舗:バター通りだけで2軒並んでいるほか、市内のあちこちで見かけます。ベルギー国外にも広く展開しているチェーンです。
Planète Chocolat(プラネット・ショコラ)|作る工程が見られる

小便小僧とグランプラスの間、ロンバール通りにあります。
1991年創業。店の奥で実演やワークショップをやっていて、プラリネ作りの体験もできます。
試食をいただきました。
店の人が惜しみなく出してくれるので、急いでいるときより、少し時間があるときに寄るほうが向いています。
ほかの店舗:店舗はこのロンバール通りの1軒だけです。
The Belgian Chocolate Makers|カカオ豆から作る板チョコ

王立図書館の向かい、サブロンへ上がっていく途中のルボー通りです。
ビーン・トゥ・バーの工房で、焙煎から磨砕、精錬、テンパリングまで自分たちでやっています。
扱っている産地は25以上。
板チョコが中心で、コンゴ産のミルク44%、エクアドル産の塩キャラメル47%、ダークは62〜75%と並んでいます。
産地ごとの味の違いを試したい人向けです。

ワークショップも毎日やっていて、当日申し込みもできると書かれていました。
ほかの店舗:ルボー通りに2軒が隣り合っています。
Atelier Sainte Catherine|甘さ控えめ。戻って買い足した店

サブロン広場からグランプラス側へ下っていく、石畳の坂の途中にあります。
ここは2013年にフレデリック・ブロンデールがカカオ豆からの自家生産を始めたアトリエでした。
彼が離れたあと、残ったチームが「Pur Chocolat d’Origine」という新しいコンセプトで続けているのが今の店です。
使うのはカカオ豆とカカオバターと砂糖だけ、と説明されています。

おばあさんが一人で立っている静かな店で、陳列がきれいでした。
NeuhausやMaryほど高くありません。
店を出てすぐ1個食べてみたら、甘さが控えめで大人向けの味でした。
おいしかったので、その場でお店に戻って買い足しました。
2回合わせて11.15ユーロです。
ショーケースのプラリネの名前も面白かったです。
アールグレイ、ローズマリー、フレッシュミント、シーソルト、コルシカ産アーモンド。
その中にHOJICHAがありました。ほうじ茶と緑茶に、ヘーゼルナッツとアーモンドを合わせたものです。

ほかの店舗:店舗は3軒で、サブロンのこの店と、サント・カトリーヌのブリック河岸に2軒。河岸の店にはサロンがあり、ジェラートやパティスリーも出しています。
Pierre Marcolini(ピエール・マルコリーニ)|高級路線。ジェラートも

サブロン広場の角、ミニム通り1番地です。
パティシエ出身で、カカオ豆の買い付けから自分でやるビーン・トゥ・バーの先駆けとして知られています。
この11軒の中では価格帯が高いほうです。
ここではジェラートを頼みました。スモールカップで5.50ユーロです。

選んだのは、ヘーゼルナッツと白味噌。
板状のチョコレートが刺さって出てきます。

胡麻豆腐みたいな味でした。初めて食べる味です。
抹茶と黒胡麻も並んでいました。
マカロンにも「MY JOURNEY THROUGH JAPAN」と名前のついた棚があります。

チョコレートのほうは、Cœur(ハート型)やマカロン、エクレアが看板です。
ほかの店舗:市内に6軒。サブロンにはこの店のほか、グラン・サブロン広場39番地の「ラ・マニュファクチュール」もあります。ギャルリー・サンチュベールにも店舗あり。世界で40店舗以上、日本にもあります。
Wittamer(ヴィタメール)|焼き菓子と、広場に面したサロン

グラン・サブロン広場に面した、ピンクの看板が目印です。
王室御用達ですが、看板はチョコレートよりパティスリーのほうです。
看板菓子のSambaや、木苺のタルト、エクレアが並びます。
広場に面したサロンがあるので、サブロンまで歩いて疲れたときの休憩に使えます。
日本にも店舗があるので、買うなら現地にしかないものを選ぶほうが土産向きです。
ほかの店舗:ブリュッセルはこのサブロン店のほか、ユックルに2軒。日本にも店舗があります。
Passion Chocolat(パッション・ショコラ)|好みを聞いて選んでくれる

ヴィタメールと同じサブロン地区、ボーデンブルック通り2/4です。
朝に歩いたギャルリー・サンチュベールでも、Maryの隣に看板を見かけていました。
1998年から続く職人系の店で、プラリネは70種類以上。
名物はオランジェット(オレンジピールのチョコがけ)です。
好みを聞きながら選んでくれるタイプなので、何を買うか決めていない人ほど向いています。
ほかの店舗:市内はここのほかマルシェ・オ・ゼルブ、ギャルリー・サンチュベール、ウォリュヴェ・サン・ピエール、ストッケルの5か所。ユックル、ワーテルロー、ルクセンブルクにもあります。
Laurent Gerbaud(ローラン・ジェルボー)|砂糖を加えないチョコ

芸術の丘のすぐ下、中央駅から歩ける場所です。
この店だけ、ほかの10軒と方向性が違いました。
ローラン・ジェルボーは中国に2年滞在した経験があり、そこで甘さに頼らない味の作り方を知って戻ってきています。
ロゴも中国の印章をかたどったものです。
砂糖を加えない、バターも酒も保存料も使わないと明記されていて、ドライフルーツやスパイスと合わせたダークチョコレートが中心です。
柚子や生姜、上海オレンジ、イズミルのいちじくといった素材が並びます。
ここも量り売りで、単価は1kgあたり129.50ユーロ。42グラムで5.44ユーロでした。
オレンジピールとレモンピールが特に美味しかったです。
ほかの店舗:市内に2軒で、このラヴェンスタイン通りと、小便小僧に近いエテューヴ通り19番地。国外に店舗はありません。
目的別の選び方と、予算の目安
11軒を回ってみて、目的で選ぶと分かれると感じました。
| 目的 | 向いている店 | 予算の目安 |
|---|---|---|
| 改まった贈り物・自分へのご褒美 | Mary/Neuhaus/Pierre Marcolini | 25〜50€ |
| 職場などへのばらまき用 | Leonidas | 15〜25€ |
| カジュアルなお土産・自分用 | Elisabeth/The Belgian Chocolate Makers/Atelier Sainte Catherine/Laurent Gerbaud | 1軒10〜20€ |
予算の目安は買い方によって変わります。表の数字は目安です。
ガイドが数軒まとめて連れて行ってくれるツアーもあります。
1時間半ほどで複数の店を回って試食する形なので、時間が限られている日には候補になります。
夏に持ち帰るなら
この日の気温は28度。
溶かさずに車まで持ち帰るのが、一日を通しての課題でした。
保冷剤を持って行って、袋に入れてリュックの中に置きました。
半日近く持ち歩いても、溶けて崩れたものはありませんでした。
オンラインでも買える3ブランド
11軒のうち、日本の通販でも買えるのはマルコリーニ、ヴィタメール、レオニダスの3つでした。
Pierre Marcoliniは日本にも店舗があり、楽天とAmazonに公式ストアが出ています。
プラリネの詰め合わせ「セレクション」が、粒数違いで選べます。
Wittamerは日本の百貨店に入っています。
ブリュッセルの店と同じで、こちらでも前に出ているのは焼き菓子のほう。マカダミア・ショコラが定番です。
Leonidasは輸入品が通販で買えます。
ばらまき用のナポリタン(1枚ずつ個包装の薄い板チョコ)のアソートです。
ブリュッセルはチョコレート巡りに最高
1日で11軒に入っても、まだ回れていない店がありました。
老舗、セレクトショップ、豆から作る工房、甘さを抑えた店。中身が全部違います。
1粒から買えるので、気になった店に片っ端から入っても、そこまで高くつきません。
ブリュッセルはチョコレート巡りに最高の街でした。


