ベルギーの首都、ブリュッセル。
17世紀の建物が四方を囲む世界遺産のグランプラスがあり、美しい街として知られています。
街の中心部はコンパクトで、見どころのあいだを歩いて回れます。
この記事では、私が実際に訪れた体験をもとに、グランプラス、小便小僧、サンミッシェル大聖堂などの主要スポットの解説、観光の所要時間やアクセス方法をまとめました。
ブリュッセル観光の所要時間
私たちが街にいたのは6時間ほどでした。
ただ、この中にはランチ1時間と、チョコレート店めぐりが11軒分入っています。
大聖堂、グランプラス、小便小僧、サブロン、芸術の丘。
この5か所を見て歩くだけなら、3〜4時間ほどで回れる距離感でした。
食事や買い物をどれだけ挟むかで、半日にも1日にもなる街だと思います。
中心部は2つのエリアに分かれる
歩いてみて、中心部は性格の違う2つのエリアでできていると感じました。

ひとつは、グランプラスとギャルリー・サンチュベールのまわり。
広場があって、お土産屋さんがたくさんあって、観光客も多い。
小さな観光地がそのまま街になっているような場所です。
もうひとつは、芸術の丘や王立広場のあるほう。
同じ中心部でも空気がゆったりしていて、のんびり過ごすならこちらのほうが素敵だなと思いました。
この2つは歩いて15分ほどしか離れていません。
坂を上がるだけで雰囲気が変わるので、半日しかなくても両方に足を伸ばす価値はあると思います。
歩いて回ったおすすめスポット
実際に回った8か所を、歩いた順に紹介します。
サンミッシェル大聖堂|入場無料で見ごたえがある
ブリュッセルの中心に建つ大聖堂です。
中央駅から坂を上がっていくと、正面に双塔がそびえています。

入場は無料です。
思っていたよりかなり大きくて、細部まで見ごたえがありました。

高い天井の下に列柱がまっすぐ伸びていて、奥にパイプオルガンが張り出しています。
ステンドグラスの数がとにかく多いです。
色のついた窓が壁いっぱいに入っていて、お金がかかっているんだなという印象を受けました。
奥に宝物館の入口がありました。
私たちは掲示を見ただけで、中には入っていません。
宝物館(入口の掲示より・2026年7月時点)
入場 3ユーロ/団体(12名から)30ユーロ/学校 15ユーロ(12歳まで無料)
午前 10:00〜12:30、午後 14:00〜17:00
受付に人がいるとき、かつ礼拝が行われていないときのみ
昼の12時半から14時まで閉まるので、見るつもりなら時間を合わせる必要があります。
ギャルリー・サンチュベール|ガラス屋根のアーケード
石造りの建物をガラスの天井で覆った、屋根つきの商店街です。
真下に立つと、奥まで光が抜けて見えます。

老舗のチョコレート店や書店が並んでいる場所です。
通り抜けるだけなら数分。
私たちはここで2軒に寄って、20分ほど使いました。
小便少女|路地の奥にひっそりある
ビール店が並ぶ細い路地の突き当たりにある、小さな像です。
グランプラスの北側から入っていきます。
柵の奥に座り込んだ姿の像で、台座の下に説明のプレートが付いていました。

小便小僧ほど混んではいません。
それでも撮りに来ている人がちらほらいました。
実物はかなりシュールです。
グランプラス|世界遺産の広場
ギルドハウスに四方を囲まれた、石畳の広場です。
かつての同業者組合の建物が、金色の装飾をつけたまま並んでいます。

目を引くのは市庁舎の塔で、真下から見上げると全体が入りきりません。

広場自体は、歩いて横切れば数分の広さです。
ここを中心に、どの方向へ歩いても10分以内に次のスポットに着きます。
小便小僧|思っていたより小さい
通りの角の壁ぎわに置かれた、小さな噴水の像です。
グランプラスから歩いて5分ほど。
着いたときはまあまあ混んでいましたが、像は問題なく見えました。

この日は衣装を着ていませんでした。
ただ、大きさは想像とかなり違いました。
思った以上にちっちゃすぎて、そこが面白かったです。
サブロン|骨董店が並ぶ坂の上
骨董店と高級チョコレート店が並ぶ、坂の上の一角です。
グランプラス周辺から石畳の坂を上がっていくと出ます。
広場に面してノートルダム・デュ・サブロン教会が建っています。

中には15分ほどいました。歩き通しだったので、一休みという気持ちもありました。

向かいにはプティ・サブロン広場という小さな庭園があります。
周りをぐるりと彫像が囲んでいて、ベンチもいろいろありました。

王立広場|神殿のような教会が建つ
白い新古典主義の建物に囲まれた、開けた広場です。
サブロンから道をまっすぐ歩いていくと出ます。
正面に、ギリシャの神殿のような柱とペディメントを持つ大きな建物が建っています。

サン・ジャック・シュル・クードンベルグ教会です。
広場の角には騎馬像が立っています。
芸術の丘|市庁舎の塔を見下ろせる
王立図書館と美術館にはさまれた、階段状の高台です。
王立広場から左に曲がって坂を下ると着きます。
幾何学模様の庭園ごしに街が見渡せます。

正面の奥に、昼に下から見上げた市庁舎の塔が立っています。
階段ではギターを弾いている人がいて、座って聴いている人がたくさんいました。
スポット間の移動時間
主要スポットの間は、どこも徒歩10分前後でした。
グランプラスからギャルリー・サンチュベールは5分もかかりません。
サブロンから王立広場を抜けて芸術の丘までも、続けて歩けば10分ほどの範囲です。
坂はサブロンへの上りだけで、あとはほぼ平坦。
ただし石畳なので、靴は歩きやすいものがいいと思います。
今回行かなかった主なスポット
半日で回った範囲には入らなかった場所です。
行っていないので、料金と時間は各施設の公式サイトの情報です。
楽器博物館|芸術の丘のとなり
王立広場から芸術の丘へ下る途中にある、黒い鉄とガラスのアール・ヌーヴォー建築です。
私たちは外から見ただけですが、この建物の中が楽器博物館になっています。
楽器博物館(公式サイトより・2026年8月時点)
所在地:Rue Montagne de la Cour 2
料金:大人18ユーロ/18〜25歳 7ユーロ/17歳以下 無料
開館:火〜金 9:30〜17:00、土日 10:00〜17:00(月曜休)
館内のレストランは改装のため休止中
王宮|夏のあいだだけ入れる
王立広場の東側、ブリュッセル公園に面して建っています。
ふだんは中に入れませんが、夏のあいだだけ一般公開されます。
王宮の一般公開(ベルギー王室公式サイトより・2026年8月時点)
2026年は7月3日から8月16日まで公開
公開期間は年によって変わるため、行く前に公式サイトの確認が要ります
アトミウム|中心部から地下鉄で北へ
銀色の球をつないだ、万博のときに建てられた建造物です。
中心部からは離れていて、地下鉄で北の郊外へ向かいます。
アトミウム(公式サイトより・2026年8月時点)
所在地:Place de l’Atomium 1
料金:大人17ユーロ/12〜25歳 9ユーロ/115cm以下 無料
開館:10:00〜18:00(最終入場17:30)
隣のミニ・ヨーロッパとの共通券は大人35ユーロ
ベルギービールワールド|旧証券取引所の建物
グランプラスから小便小僧へ向かう途中に、柱の並んだ大きな建物があります。
もとは証券取引所で、いまはビールの展示施設が入っています。
ベルギービールワールド(公式サイトより・2026年8月時点)
所在地:Boulevard Anspach 80
料金:大人21.50ユーロ(33clの試飲つき)
開館:月〜木・日 10:30〜19:30/金土 10:30〜20:30
途中で食べたワッフルとランチ
Galet|テイクアウトのワッフル
地下鉄を降りて最初に寄ったのが、ワッフルのGaletです。
ブリュッセルにはテイクアウトの店とティールームの2店舗があり、行ったのはテイクアウトのほうです。
頼んだのはプレーンとチョコレート。2つで6.75ユーロでした。

チョコレートは、生地がチョコレートなのではなく、プレーンにチョコレートのスティックが刺さっていました。
ワッフルの温かさで溶けて、とても美味しかったです。
生地はしっかり甘くて、コーヒーと合わせて食べたくなる味でした。
Nüetnigenough|予約なしのベルギー料理
土日は12:00から、月曜から金曜は17:00から。予約不可のお店です。
頼んだのはベルギー名物のカルボナード(ビールで煮込んだ牛肉)とさくらんぼのビール。

カルボナードは、なんだか懐かしい味がしました。
おばあちゃんが昔作ってくれたビーフシチューという、あるはずのない記憶がよみがえりました。
さくらんぼのビールは甘さは全くなく、酸味がしっかりありました。

中心部へのアクセス
車で行く場合|P+Rに停めて地下鉄
中心部は道が狭く、駐車場も限られます。
私たちは郊外のP+R(パーク・アンド・ライド)に停めて、そこから地下鉄で入りました。
使ったのはRoodebeek。
地下鉄1号線の駅に直結した、料金のかからない開放型の駐車場です。


ここは150台ぶんくらいで、土曜の朝でギリギリ停められた感じでした。
P+Rを選ぶときは、場所によって条件が違う点に注意が要ります。
CERIA/COOVIとCrainhem/Kraainemの2か所はゲート式で、駐車を無料にするにはMOBIBカードか紙の切符を端末にかざす必要があります。
カードのタッチやデジタル切符では、この無料化が使えません。
公共交通機関で行く場合|切符よりカードのタッチが安い

市内の地下鉄・トラム・バスは、切符を買わずにカードのタッチで乗れます。
私たちもデビットカードを改札にかざす形で乗りました。
ブリュッセルの地下鉄・トラム・バス(公式サイトより・2026年7月時点)
コンタクトレス 1回 2.40ユーロ/紙の切符 1回 2.90ユーロ
最初のタッチから60分以内の乗り換えは無料
1日の上限は8.50ユーロ(4回乗ると上限に達し、以降は無料)
同じカードで複数人分はタッチできない
まとめ
ブリュッセルの中心部は、主要なスポットが徒歩10分前後の範囲にかたまっています。
大聖堂、グランプラス、小便小僧、サブロン、芸術の丘。
この5か所を見て歩くだけなら、3〜4時間ほどで回れます。
私たちは6時間ほど街にいましたが、そのうち1時間はランチで、合間にチョコレート店を11軒はさみました。
食事や買い物をどれだけ入れるかで、半日にも1日にもなります。
観光客の多いグランプラス周辺と、空気がゆったりした芸術の丘のあたり。
坂を上がるだけで街の表情が変わるので、時間が半日しかなくても両方に足を伸ばす価値はあります。
料金や開館時間は変わります。この記事の情報は2026年7月から8月にかけて確認したもので、最新の情報は各施設の公式サイトでご確認ください。
出典(6件)
- STIB-MIVB 公式サイト(コンタクトレスと紙の切符の運賃・1日上限/2026年7月時点)
- STIB-MIVB 公式サイト(P+R)(P+Rの無料化の条件/2026年7月時点)
- 楽器博物館 公式サイト(料金・開館時間・レストランの休止/2026年8月時点)
- アトミウム 公式サイト(料金・共通券/2026年8月時点)
- ベルギービールワールド 公式サイト(料金・開館時間/2026年8月時点)
- ベルギー王室 公式サイト(王宮の一般公開期間/2026年8月時点)
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この日いちばん時間を使った、チョコレート店めぐりの記録です。

