オランダに引っ越してきて最初に片付けないといけないのが、住民登録(BSN取得)と滞在許可カードの受け取りです。

我が家は夫の駐在で家族帯同。滞在許可そのものの申請は渡航前に会社経由で完了していたので、到着後にやったのは「住民登録」「滞在許可カードの受け取り」「DigiDの申請」の3つだけでした。

実際に行ってみた流れと、持参書類・当日の所要時間をまとめます。

IN Amsterdamで住民登録と滞在許可カードの手続きを同時に実施

オランダでは、住民登録(BRP=Basisregistratie Personen)は市役所(Gemeente)
滞在許可カードの発行は移民局(IND=Immigratie- en Naturalisatiedienst)と、通常は別々に行います。

ただし条件を満たすと、IN Amsterdam(エクスパットセンター)で両方の手続きを一度に進められます。
市とINDが連携している「ワンストップ窓口」です。

公式サイトによると、IN Amsterdamを利用できるのは次の条件です(2026年7月時点)。

  • 高度専門職(ハイリー・スキルド・マイグラント)と、その帯同家族
  • 企業がオランダ移民局(IND)から「認定スポンサー」として承認されていること
  • 対象8市町村(アムステルダム、アムステルフェーン、アルメーレ、ディーメン、ハーレム、ヒルフェルスム、ハーレマーメール、フェルセン)に住むこと

わたしもこの条件に当てはまっていたため、IN Amsterdamを利用しました。

制度や対象条件は変わることがあります。手続き前に、IN Amsterdam・INDなど公式の最新情報を必ずご確認ください。

場所はアムステルダム南駅すぐのWTCビル1階

IN Amsterdamがあるビル

場所はWorld Trade Center Amsterdam の Tower Two・1階(Strawinskylaan 1767)。
Amsterdam Zuid駅を出てすぐの大きなビルです。

営業時間は月〜金曜の9:00〜17:00(2026年7月時点・公式サイトによる)。

予約について

完全予約制で、当日受付はありません

わが家の場合は夫側で事前に予約が手配されていて、わたしは渡航の翌日に同行しました。
正確な予約経路までは把握していないのですが、公式サイトには、雇用主(認定スポンサー企業)が従業員の到着前に手続きを開始できる流れが案内されています。

個人で確認したい場合の窓口も公式に載っています(2026年7月時点)。

  • メール:welcome@amsterdam.nl
  • 電話:+31 (0)20 254 7999

持っていった書類

当日提出した書類(家族帯同のわたしの場合)

  • パスポート
  • アポスティーユ付き(英訳付き)戸籍謄本:婚姻関係の確認用
  • 賃貸契約書:オランダでの住所確認用
  • Vナンバーの通知書:滞在許可申請に紐づく番号(IND)の通知
  • 夫の滞在許可カード:帯同元の滞在資格の確認用

アポスティーユ付きの戸籍謄本は、わが家は夫の会社のサポートで準備してもらいました
個人で用意する場合は、日本の外務省でアポスティーユを取得し、英訳を用意する流れになります。

必要書類は滞在資格や家族構成で変わるので、予約時の案内に従ってください。

当日の流れ(所要は合計30〜40分)

予約時間になると、担当スタッフのデスクに案内され、そこで手続きが進みます。
日本の市役所のように番号札を取る方式ではなく、担当者と向かい合って座って進めていく形です。

  1. 受付で予約を確認、担当デスクへ
  2. パスポート・住所・婚姻関係の確認
  3. 住民登録が完了し、BSNがその場で発行(ここまで約20分)
  4. 続けて滞在許可カードの手続き。写真撮影と指紋登録(約10分)

全部あわせて30〜40分ほどで終わりました

やり取りは英語ですが、記入方法がわからないところはスタッフがサポートしてくれます。

さちこ

なかなか聞き取れず…夫に翻訳してもらいながら理解しました。

住民登録でBSN(住民登録番号)を取得

住民登録が完了すると、その場で「BSN(Burger Service Nummer)」という住民登録番号が発行されます
日本でいうマイナンバーのようなものです。

住民登録が完了した確認書をその場で貰えて、そこにBSNが印字されています。

BSNは、銀行口座、健康保険、医療予約など、オランダで生活するうえで必須の番号です。

滞在許可カードの手続き

住民登録が終わると、そのまま滞在許可カードの手続きに移ります。
写真撮影と指紋登録をその場で行いました。写真はカードに使用されます。

カードは後日発行で、目安は数週間〜1か月ほど(混雑状況による)とのこと。
わたしの場合は約1週間で発行され、直接受け取りに行きました

なお、受け取りの際の予約は不要です。

DigiDの申請は後日必ず

住民登録が終わったら、次に必要なのがDigiDです。

行政サービスのオンラインログインに使うデジタルIDで、日本でいうマイナポータルのアカウントに近いものです。
医療予約、保険、税務手続きなど、今後ほぼ必ず使います

申請にはBSNの入力が必要になるので、順番として住民登録の後になります。

  1. スマートフォンにDigiDアプリを入れて、BSNなどを入力して申請
  2. 後日、ログイン用コードが自宅へ郵送される(わたしの場合は1週間ほどで到着)
  3. コードを入力してアクティベートすれば利用開始
DigiIDログイン画面
DigiIDログイン画面

まとめ:オランダ到着後の最初の3つの手続き

オランダ到着後の初期手続きは、次の順番で進みました。

  • 住民登録(BSN取得):IN Amsterdamでその場で完了
  • 滞在許可カードの手続き:同日に写真・指紋登録、カードは後日受け取り(わたしは約1週間)
  • DigiDの申請:アプリから申請、郵送コード到着まで1週間ほど

わたしの場合は渡航の翌日に窓口へ行き、当日の手続き自体は30〜40分で終わりました。

BSNとDigiDが揃うと、銀行口座の開設、健康保険の加入、ホームドクター(huisarts)の登録と、生活の本格準備が進められます。

あわせて読みたい

オランダ駐在準備のイメージ
オランダ駐在妻のための出国準備リスト【家族帯同】夫の海外駐在が決まってから、家族帯同でオランダに発つまでにやったことをまとめました。パスポートやビザの申請、健康診断とワクチン接種、服薬チェックや英語・オランダ語の準備を、内示から渡航まで実際に動いた時期とあわせて並べています。...
KLMの飛行機
KLM関空発オランダ直行便搭乗記|機内食と座席、往復の時差ぼけ2025年12月にKLMの関空発アムステルダム直行便へ、エコノミークラスで14時間乗りました。引っ越し前提で実際に使った持ち物リストと座席の座り心地、時系列で出た機内食3食、エンタメや入国審査までの流れを正直にまとめています。...
オランダのゴミ分別
オランダのゴミの捨て方を在住者が解説|5種類の分別と回収ルールオランダの家庭ゴミ分別を在住者が実例つきで解説。Restafval・GFE/GFT・PMDの違い、マンションのゴミタグの仕組みと戸建ての回収日ルール、年末年始のコンテナ閉鎖までアムステルフェーンの実体験ベースでまとめました。...
オランダのMuseumkaart(ミュージアムカード)アプリの入れ方
オランダのミュージアムカード(Museumkaart)アプリがダウンロードできない原因と解決方法オランダのMuseumkaart公式アプリがダウンロードできない原因は、Apple Accountの国・地域設定でした。今のIDを変えずにオランダのアカウントを新規作成して入手した手順と、紙のカードとデジタル版のどちらを選ぶかをまとめます。...
ABOUT ME
さちこ
こんにちは、さちこです。 北海道出身のアラサー主婦。2025年12月より、夫の海外赴任に帯同してオランダで暮らしています。 このブログ「運河のある暮らし」では、オランダを拠点に夫と巡ったヨーロッパ各国の旅行記を中心に、在住者ならではのオランダ観光・暮らしの情報も、実体験をもとにまとめています。 旅の計画や現地での移動・手続きなど、これから旅する方・暮らす方の参考になれば嬉しいです。 どうぞ、よろしくお願いします!

ご感想やご相談などありましたら、
こちらのお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

「運河のある暮らし」を読んでくださってありがとうございます。
よければ、また遊びにきてくださいね!