海外旅行の準備で、つい後回しになるのがスマホの通信です。
日本の回線をそのまま使うローミング、出発前に入れておくeSIM、空港で受け取るポケットWi-Fi。
どれでも使えますが、お金と手間のかかり方が違います。
私はオランダに住んでから、ヨーロッパ9か国を楽天モバイルのローミングだけで回ってきました。
この記事では、楽天モバイルのローミング・海外eSIM・ポケットWi-Fiの3つを、ヨーロッパ7日間の費用、申し込みから返却までの手間、データ量の目安で比べて、向いている人とわが家の使い分けを紹介します。
比べる3つと、補足の2つ
この記事で比べるのは次の3つです。
- 楽天モバイルのローミング。契約している人なら、何もしなくても海外で使える
- 海外eSIM。Airalo、Holafly、トリファなど。出発前にアプリで買ってスマホに入れる
- ポケットWi-Fi。グローバルWiFi、イモトのWiFiなど。空港や宅配で端末を受け取り、帰国後に返す
補足として、ahamoとpovo2.0にも触れます。
ahamoは契約者なら海外で30GBまで追加料金なし、povo2.0は海外用のトッピングを買う方式です。
ヨーロッパ7日間の費用
オランダ・フランス・スイスあたりを7日間まわる前提で、各社の公式サイトの料金を並べました。
| 手段 | 7日間の費用 | データ量 |
|---|---|---|
| 楽天モバイル ローミング | 0円(プラン料金内)。超過は1GB 500円 | 月2GBまで |
| ahamo | 0円(プラン料金内) | 月30GBまで。海外15日超で128kbps |
| povo2.0 ヨーロッパ9か国 | 2,430円 | 3GB/7日間 |
| Airalo Eurolink | 1,750円/2,950円 | 3GB/5GB(7日間・41か国) |
| Holafly ヨーロッパ | 4,490円 | 無制限(7日間・33か国) |
| グローバルWiFi ヨーロッパ周遊 | 11,760円〜19,460円 | 1日300MB〜無制限(1日1,680〜2,780円×7) |
| イモトのWiFi ヨーロッパ周遊 | 10,500円〜14,420円+受取手数料550円 | 1日500MB〜無制限(1日1,500〜2,060円×7・WEB割適用) |
ポケットWi-Fiだけ桁が違います。
ローミングとeSIMは数千円で収まって、ポケットWi-Fiは1万円を超えます。
端末を1台借りる料金なので、2〜3人で1台を共有すれば、1人あたりはeSIMと同じくらいまで下がります。
楽天モバイルの2GBは、旅行中に4GB使えば1,000円の追加です。それでもeSIMの容量プランと同じくらいです。
\ 契約中なら追加の申し込みなし /
申し込みから返却までの手間
次は手間です。出発前・現地・帰国後に分けて並べました。
| 出発前 | 現地 | 帰国後 | |
|---|---|---|---|
| 楽天ローミング | my 楽天モバイルで海外ローミングをON | 機内モードを解除するだけ | 設定をOFFに戻す |
| eSIM | アプリで購入し、Wi-Fi環境でインストール | データローミングをONにして回線を切り替え | なし |
| ポケットWi-Fi | Webで申込、空港カウンターか宅配で受取 | 端末の充電と持ち歩き | 空港か郵送で返却 |
eSIMは、スマホがeSIMに対応していてSIMロックが解除されていることが前提です。
日本の物理SIMを挿したまま追加できるので、日本の番号にSMSが届く状態を保ったまま、データだけ現地のeSIMに切り替えられます。
ポケットWi-Fiはスマホ側の設定はいりませんが、端末をひとつ持ち歩くことになります。
受け取りと返却、それと毎日の充電がついてきます。

ローミングは、契約している回線なら出発前の設定確認だけで済みます。
\ 24時間の日本語チャットがあるeSIM /
データ量の目安
結局は、旅行中に何GB使うかです。

私は楽天モバイルの2GBで、1週間もった旅と、3日でなくなった旅の両方があります。

もったのは、宿と電車とカフェではWi-Fiにつないで、外で動画を見なかったときです。
マップと調べものとメッセージが中心なら、2GBで1週間まわります。
なくなったのは、宿にWi-Fiがなくて夜もモバイル通信だった旅と、マップを長時間開いたまま歩き回った旅です。
動画やSNSを外で見ると、2GBは3日で消えます。
目安はこうです。
- マップ・調べもの・メッセージ中心、宿にWi-Fiあり:1週間で2〜3GB
- 写真をその場でSNSに上げる、地図を開きっぱなし:1週間で5GB前後
- 外で動画を見る、パソコンにテザリングする:容量プランでは足りず、無制限が向く
写真のクラウド同期とアプリの自動更新は、出発前にオフにしておきます。気づかないうちに動いて容量を削ります。
eSIMとポケットWi-Fiで先に確認すること
eSIMは、買う前にスマホ側の条件を見ておきます。
eSIMに対応した機種であること、SIMロックが解除されていること、インストールのときにWi-Fiなどのネット接続があること。
この3つが揃っていないと、買っても入れられません。
周遊プランは、行く国が全部対応国に入っているかも見ます。
イギリスとスイスはEUのローミング規則の対象外なので、プランによって入っていたり入っていなかったりします。
ポケットWi-Fiは、受取手数料と補償オプションが本体料金とは別にかかります。
イモトのWiFiは受取手数料が1台550円。端末は毎日充電するので、モバイルバッテリーを一緒に借りるかどうかも決めておきます。
向いている人
楽天モバイルかahamoを契約している人は、ローミングで済みます。
楽天は2GB、ahamoは30GB。動画を見ない旅なら楽天でも足り、足りなければ1GB 500円で買い足せます。ahamoは15日を超える滞在で速度が落ちます。
他の回線を使っていて、1人か2人で回る人は、eSIMが手軽です。
容量で選ぶならAiralo、日本語サポートがほしいならトリファ、動画を気にせず使いたいならHolaflyの無制限、という感じです。
3人以上で1台を共有する、パソコンやタブレットもつなぐ人は、ポケットWi-Fiが候補に入ります。
1台分の料金を人数で割れるからです。
\ ヨーロッパ48か国で1台・複数人で共有できます /
わが家の使い分け
私は楽天モバイルのローミングだけで回しています。夫は現地の回線を持っているので、そちらを使っています。
着いたら機内モードを解除するだけで、eSIMの購入も、Wi-Fi端末の受け取りもありません。
2GBで足りない月は、通知が来た時点で1GB 500円を買い足します。

宿ではWi-Fiにつないで、外で動画を見ないから、これで足りています。
動画をよく見る旅なら、eSIMの無制限のほうが合うと思います。

9か国回って、電波で困った場所はありません。何もしなくていいのがいちばん大きいです。
楽天モバイルの使用感は、楽天モバイルを海外で使う。2GBのもち具合とチャージの実際の記事に細かく書いています。
まとめ
費用はローミングとeSIMが数千円、ポケットWi-Fiが1万円台。
手間はローミングがいちばん少なく、eSIMは出発前に入れる作業、ポケットWi-Fiは受け取りと返却と充電があります。
いま契約している回線で足りるならそのまま、足りないならeSIM、何人かで1台を分けるならポケットWi-Fi。
先に何GB使いそうか考えると決めやすいです。
出典(7件)
- 楽天モバイル 海外は2GBまで無料(2GB・チャージ料金/2026年9月時点)
- ahamo 海外データ通信(30GB・15日制限/2026年9月時点)
- povo2.0 海外ローミング(ヨーロッパ9か国トッピング/2026年9月時点)
- Airalo Eurolink(プランと料金/2026年9月時点)
- Holafly ヨーロッパeSIM(無制限プランの料金/2026年9月時点)
- グローバルWiFi 料金プラン(ヨーロッパ周遊プランの1日料金/2026年9月時点)
- イモトのWiFi 国別料金プラン(ヨーロッパ周遊の1日料金・受取手数料/2026年9月時点)
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