アルメントフーベルからブルーメンタールへ。6月の花畑をのんびり下るミューレンのハイキング

ブルーメンタールの一面のお花畑と山肌 スイス

ミューレンに泊まった翌朝、ケーブルカーでアルメントフーベル(Allmendhubel)へ上がって、そこから花の谷「ブルーメンタール(Blumental)」を通ってミューレンまで歩いて下りてきました。

行ったのは2026年6月17日。下りメインで1時間ほどの、のんびりしたハイキング道です。

…と、さらっと書きましたが、実はわたしたちは途中で道を間違えました。

6月の花がちょうど真っ盛りで、本当にかわいかったです。ただ、花がなくてもきれいな場所だな、とも思いました。

この記事では、アルメントフーベルへの行き方と、ブルーメンタールを下る道のようす、そして道迷いの顛末まで、歩いた順にそのまま書いていきます。

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行き方

ミューレンまで

ミューレンは車では入れない、崖の上の小さな村です。麓から登山交通で上がります。行き方は大きく2通り。

  1. ラウターブルンネン → ロープウェイ → グリュッチアルプ → 登山電車 → ミューレン(通常ルート)
  2. ラウターブルンネン → バス → シュテッヘルベルク → ロープウェイ → ミューレン

注意が1つ。
①のラウターブルンネン〜グリュッチアルプのロープウェイは2026年に改修で長期運休します(4月13日〜7月10日、さらに10月26日〜11月6日)。

この期間は②のシュテッヘルベルク経由を使います。

わたしたちが行った6月も運休中で、②で入りました。

期間は変わるので、行く前にjungfrau.chschilthorn.chで最新を確認してください。

ミューレンまでの道のりや料金は、崖の上の村ミューレンに泊まる|ラウターブルンネンからの行き方と、車のない村で過ごした一日に詳しくまとめています。

アルメントフーベルへ上がる

ミューレンに着いたら、駅から歩いて数分のところに、アルメントフーベル行きのケーブルカー乗り場があります。

アルメントフーベル行きの電車
ミューレンの街並み。車の入れない崖の上の小さな村

急な坂をぐいぐい登っていく、車両のなかが階段状になったケーブルカーで、片道は4〜5分ほど。あっという間です。

わたしたちが行った時期は朝9時から20分間隔の運行で、1台が往復するシャトル式でした。

アルメントフーベル〜ブルーメンタールのハイキング

この日は9時ちょうどの便をギリギリ逃して、戻ってくるのを座って待ちました。

ぽつぽつと人は来るものの、並ぶような混雑ではなかったです。

アルメントフーベル〜ブルーメンタールのハイキング

席が空いていれば、登る方向のいちばん後ろ側に座るのがおすすめ。
登っていくときに広がる景色がとてもきれいに見えました。

ミューレン旅行

チケットの買い方

ミューレン〜アルメントフーベルの運賃はこのくらいです。

片道往復
大人(通常)CHF10CHF16
ハーフフェア・トラベルパス(半額)CHF5CHF8
子ども(6〜15歳)CHF5CHF8

わたしたちは下りを歩いたので片道だけを購入。ハーフフェアでCHF5でした。

買えるのは、窓口の方からでも、入口目の前の券売機でも。SBB Mobileアプリや公式オンラインショップ(shop.schilthorn.ch)でも買えます。

どこで買うにせよ、ハーフフェアやトラベルパスの割引を伝える・選ぶのを忘れずに(反映されないと倍の値段になります)。

そもそもどのパスを買うか迷っている方は、スイストラベルパスとハーフフェアカード、どっちがお得?を参考にどうぞ。

パス自体をどこで買うかは、スイストラベルパスとハーフフェアはどこで買う?で、公式やKlookなど主要サイトを実際に比べています。

※運賃・運行時間は改定があります。最新はschilthorn.chで確認してください。夏季の運行はおおむね6月中旬〜10月中旬です。

山頂のアルメントフーベル(標高1,907m)

着くと、ミューレンよりさらに高い1907mの世界。

谷をはさんだ正面に、この地方を代表するユングフラウ三山(アイガー・メンヒ・ユングフラウ)が見えます(雲しだいで全部そろうかは運次第)。

ケーブルカーを降りると、観光地でよく見る「ALLMENDHUBEL」の立体文字サインがあって、写真スポットになっています。

「ALLMENDHUBEL」の立体文字サイン。記念写真スポット

その反対側には、子ども向けの大きなプレイグラウンド「フラワーパーク」。

巨大な高山植物や虫をモチーフにした遊具で、小さな子連れにはここだけでも楽しめそうでした。

花のかたちの遊具が並ぶプレイグラウンド「フラワーパーク」

すぐそばには大きなサンテラス付きのパノラマレストランもあります。

そして、山頂の少し上には「フラワートレイル」という平らな花の遊歩道があります。

エーデルワイス・リンドウ・アルペンローゼなど150種ほどの高山植物に名札がついた道だそうで、花の名前を知りたい人にはいちばん分かりやすい場所です。

さちこ
さちこ

花の名前がわかるフラワートレイル、すぐ上だったのに寄り忘れました。次に行くなら、歩き出す前に見ておきたいです。

トイレは山頂の駅・レストラン付近に。歩き出すと基本ないので、出発前に済ませておくと安心です。

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ハイキングルート

ブルーメンタール(花の谷)を下る道

ハイキングは、最初は「ブルーメンタール」を目指して歩きます。

ブルーメンタールは、この谷につけられた地名です。

ドイツ語で Blumen(花)+ Tal(谷)=「花の谷」。

名前のとおり、アルメントフーベルとミューレンのあいだに広がる山あいの牧草地で、Suppenalp(ズッペンアルプ)などの山の宿が点在し、初夏は一面のお花畑になります。

ミューレンへ下る道は何通りかあります。

花を見たいなら、ブルーメンタール(②のあたり)を通るルートがおすすめです。

以下は私たちが歩いたルートですが、道を間違って、少し迂回しています。

1時間くらいのハイキングにするなら、②の後、右へ曲がらずそのままミューレンに向かうルートがおすすめです。

アルメントフーベルからブルーメンタールを通ってミューレンへ下るルート地図。赤=歩いた道、紫の点線=道に迷って引き返した寄り道

スタート地点

ALLMENDHUBELの文字サインの右側を少し行くと、ミューレンとは反対側へ下っていく道があり、そちらへ進みます。

アルメントフーベル〜ブルーメンタールのハイキング

最初は林のなかで「この道で大丈夫かな」という感じなのですが、少し歩くとすぐに抜けて、目の前に大草原と山と丘が広がります。

たぶんここでテンションが一気に上がります。

※牛のフンがあちこちに落ちているので、足元には気をつけてください。

道は基本的に下りか平坦。
舗装はされていない砂利道ですが、前半はとても歩きやすい道がずっと続きます。

6月はオレンジ・黄色・白・青と、いろんな花が一面に咲いていました。

白いシラタマソウなど、6月に咲いていた高山植物

とくにミューレンと反対側へ下って、ぐるっと戻るカーブのあたりがいちばんの満開ポイントでした。

一面のお花畑と山肌(ブルーメンタール)

そこを過ぎてからも、すごくきれいな景色なのは変わりません。

谷の正面に見えるユングフラウ三山(アイガー・メンヒ・ユングフラウ)

花以外だと、カウベルをつけた牛があちこちにいてかわいいです。急な斜面の丘にヤギがたくさんいて、「こんなところに」と面白くて見入ってしまいました。

遠くにちょろちょろ流れる小川も、角度がありすぎてもう滝のように見えて、きれいでした。

道に迷った話

花がいちばんきれいなところを過ぎて、ぐるっと戻るような道にさしかかると、分岐点があります。

黄色い道標とシャレー。分岐がわかりにくく、ここで迷った

片方はミューレン方面(30min)。
もう片方はレストランのある方向です(写真の一番下の白のPension Suppenalp)。

わたしたちはレストランの方へ向かってしまいました。
(今見たら上にミューレンまで1h30minとありますね)

さちこ
さちこ

道標は下の行き先だけ見て進んでしまいました。上の段の表示も確かめれば、遠回りせずにすんだかもしれません。

カウベルをつけた牛があちこちに

レストランのところまで行くと、一見ここで道が終わりですが、自転車があるところまで行くと、道が続いているのがわかります。

その先には手で開ける柵があって、そこには目の前に牛。

アルメントフーベル〜ブルーメンタールのハイキング

牛のすぐ横を通り抜けて、登っていく道を少し進みました。

アルメントフーベル〜ブルーメンタールのハイキング

……が、「なんだかミューレンから離れていってない?」「このまま登ったら、上の駅の方へ行ってしまうのでは」と気づいて、途中で引き返しました。

牛の柵まで戻ってよく見たら、別に細い道があって、これがまた急斜面を下りていくような道。

「本当にこっち?」という感じでしたが、ミューレン行きの表示になっていたので従って歩いたら、ちゃんと帰れました。

ロスはだいたい30分ほど。

アルメントフーベル〜ブルーメンタールのハイキング

レストランの方の道はうねうねしていて、急な下りも多めでした。

あとから、分岐でそのままミューレン方面へ進む方が歩きやすかったかなと思いました。

ただ、レストランの裏には牛がたくさんいたりもしたので、寄り道としてはそれはそれで面白かったです。

迷わないためのメモ

  • 最初はブルーメンタール行きの道なりでOK。花畑を過ぎたら、あとは「ミューレン行き」の表示に従って下りるのがいちばんシンプルです。
  • ちゃんと経路を確認したいなら、オフラインでも使えるハイキング用の地図アプリを入れておくと安心です。
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服装・持ち物(6月)

  • 服装:6月でも暖かく、Tシャツに薄手の山用パーカー1枚で十分でした。途中は暑くなってTシャツで歩いていました。
  • :歩き慣れたスニーカーで足ります。後半は砂利に砂が混じって滑りやすい急な下りがあったので、履き慣れたものを。
  • 帽子は必須。日陰がほとんどなく、太陽が近くて暑いです。
  • 飲み物・行動食:水を持参。お菓子などの行動食を軽く持ち歩きました。
  • ベンチ・お昼:私たちのルートには道中にベンチはほぼなし。ブルーメンタールのレストラン(Suppenalp / Sonnenberg)は夏季(6月中旬〜10月中旬ごろ)に営業し、お昼も食べられます(時間は要確認)。
  • 体力に自信がない人でも、1時間ほどの下り中心のハイキングなので大丈夫だと思います。

行ってよかった、のどかなアルプスの道

ユングフラウ地方ではいろんな山のハイキングやアクティビティをしましたが、どれも違う表情で楽しかったです。

なかでもこの道は、まさに「ザ・アルプスののどかな山」。広々とした牧草地に牛とヤギ、咲きみだれる花。歩いていてとても気持ちのいい道でした。

なにより、天気が良かったこと。これが雨や曇りだと、楽しさは半減してしまう気がします。

花の見ごろは、6月上旬〜中旬から7月上旬あたりがピークだと思います。タイミングが合えば、ぜひ晴れた日に歩いてみてください。

出典(3件)
  • ミューレン〜アルメントフーベル 運賃・運行:schilthorn.ch(Timetable & Tariff/2026/12/12まで有効)
  • ミューレンへのアクセス・ロープウェイ運休(2026/4/13〜7/10ほか):jungfrau.chschilthorn.ch
  • アルメントフーベル概要・フラワートレイル・ブルーメンタール:schilthorn.chmuerren.swiss

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