マウリッツハイス美術館の見どころ・行き方・所要時間とレビュー【2026】
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オランダに行くなら「フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』を実物で見たい」。
そう思っている方は多いのではないでしょうか。
その本物が飾られているのが、ハーグ(デン・ハーグ)のマウリッツハイス美術館です。
今回は、2026年2月上旬に夫婦で訪れた体験をもとにまとめました。
- そもそもマウリッツハイス美術館ってどんなところ?
- 【重要】2026年8月24日〜9月20日は臨時休館|真珠の耳飾りの少女は大阪へ
- マウリッツハイス美術館の基本情報(2026年最新)
- 日本語オーディオガイド|スマホなら無料、機器レンタルは有料
- 所要時間は2〜3時間
- チケットの買い方・ミュージアムカード対応
- マウリッツハイス美術館への行き方・駐車場・交通費
- マウリッツハイスの見どころ|フェルメール・レンブラント・ヤン・ステーン
- 建物と内装も見どころ|17世紀の邸宅美術館
- 撮影・ロッカー・ミュージアムショップ
- 近くのランチ・カフェ|Plein広場
- 正直レビュー|美術館好きな人には文句なし
- 訪問前に知っておきたかったこと
- まとめ|2026年にオランダ旅行する方へ
- 絵の物語を読みたい方へ
- アムステルダムを拠点に日帰りするなら
- あわせて読みたい
そもそもマウリッツハイス美術館ってどんなところ?
マウリッツハイス美術館(Mauritshuis)は、オランダ黄金期(17世紀)の絵画を専門に集めた王立の美術館です。
建物はもともと、17世紀に建てられた貴族の邸宅。
大きな展示ビルというより、お屋敷の部屋をそのまま使った、こぢんまりと上品な美術館です。
コレクションは全854点。
そのうち約200点の名画が常設で飾られていて、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」やレンブラント、ヤン・ステーンなど、教科書で見たような画家の本物に会えます。
【重要】2026年8月24日〜9月20日は臨時休館|真珠の耳飾りの少女は大阪へ
まず計画中の方に、今いちばん大事な情報からお伝えします。
- マウリッツハイス美術館:2026年8月24日(月)〜9月20日(日)休館
- 再オープン:2026年9月21日(月)
- 休館中、「真珠の耳飾りの少女」は日本に貸し出し → 大阪中之島美術館で2026年8月21日〜9月27日に14年ぶり来日
この期間にオランダ旅行を予定している方は、ハーグ訪問を前後にずらすか、大阪での展覧会を狙う判断が必要です。
それ以外の時期に行く方は、通常どおり本物の真珠の耳飾りの少女に会えます。
マウリッツハイス美術館の基本情報(2026年最新)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Mauritshuis(マウリッツハイス王立美術館) |
| 住所 | Plein 29, 2511 CS Den Haag |
| 営業時間 | 火〜日 10:00〜18:00/月 13:00〜18:00 (最終入場は閉館30分前) |
| 休館日 | 上記の臨時休館(8/24〜9/20)、1/1、4/27(キングスデー) |
| 入館料 | 大人 €21/0〜18歳 無料 |
| 新割引 | 2026年から毎日16:00〜18:00は€4(お得!) |
| 無料対応 | Museumkaart/I amsterdam City Card/Holland Pass等 |
| オーディオガイド | 自分のスマホで無料(日本語あり・入館料に込み)/館内の機器レンタルは有料。詳細は次章 |
| 所要時間 | 2時間前後(じっくり派は3時間〜) |
| 公式サイト | mauritshuis.nl |
※料金・営業時間は公式サイトで2026年時点の情報を確認しています。変更されることもあるので、最終的には公式でのご確認をおすすめします。
日本語オーディオガイド|スマホなら無料、機器レンタルは有料
マウリッツハイスは日本語対応のガイドがあり、方法は2つです。
①自分のスマホ(公式アプリ・無料)
App Store/Google Playで「Mauritshuis」と検索すると、公式アプリが出てきます。
アプリ内のハイライトツアーは日本語対応で、入館料に含まれていて追加料金なし。
自分のイヤホンで聴けるので、個人的にはこちらが身軽でおすすめです。
イヤホンだけは忘れずに持って行きましょう。
②館内で機器をレンタル(有料)
受付でレンタルできる専用機器です。日本語にも対応しています。
私たちはイヤホンを忘れてしまい、その場でこちらを借りました。
作品ごとの背景や技法の解説が聞けてとても満足でした。
私たちが訪れた2026年2月は、機器レンタルを€2.50で利用しました。
その後、機器レンタルは€3.50との案内も見かけます。料金は変わることがあるので、最新は現地・公式でご確認ください。
所要時間は2〜3時間
私たちは約2時間の滞在でした。
- 2時間:オーディオガイドを聞きながらひととおり見る(私たちのペース)
- 3時間〜3時間半:じっくり一枚ずつ鑑賞したい人
最後のほうでお腹が空いて少し駆け足になったので、じっくり派なら2時間半〜3時間を見ておくと安心です。
規模はコンパクトでちょうどいい大きさ。
詰め込みすぎず、1館とじっくり向き合いたい人に向いています。
チケットの買い方・ミュージアムカード対応
公式サイト(mauritshuis.nl)から日時指定でオンライン予約できます。
英語の公式サイトが不安な方は、日本語・日本円で予約できるKlookでも入館チケットを購入できます。
Klookのクーポンコード S3EUATT
支払い画面で入力すると5%オフ(3,903円が約195円引き)。割引後は公式の21€とほぼ同額です。2026年8月2日まで。
週末や観光シーズンは当日券が売り切れることもあるので、事前予約が安心です。
私たちは3日前に予約しました。
ミュージアムカードで無料
オランダ在住者でミュージアムカード保有者は無料。
私も今回はこのパターンで、3日前にオンラインで時間枠だけ予約して入館しました(追加料金なし)。
2026年からの新しい€4割引
2026年1月から毎日16:00〜18:00は入館料€4という新しい割引が始まりました。
- 観光でさっと見たい方
- 夕方からハーグ散策する方
- 「€21は高い」と感じる方
にとっては嬉しい制度です。ゆっくり見たい方は、早めの時間から入るほうが余裕を持てます。
その他の無料カード
- I amsterdam City Card
- Holland Pass
- ICOMカード
観光で複数の美術館を回るなら、これらのパスを検討するとトータルでお得になります。
マウリッツハイス美術館への行き方・駐車場・交通費
ハーグへはアムステルダムから車・電車どちらもアクセス良好です。私たちは今回、車で向かいました。
車でハーグへ(私たちのルート)
アムステルフェーンから高速道路で約1時間。
美術館のすぐ近くに地下駐車場「Pleingarage」があります。
- 美術館入口から徒歩約100m(1〜2分)
- ハーグ中心部はバス・トラムが多く走るので、車なら駐車場直行がいちばんラク
- 地下駐車場なので雨でも濡れずに美術館へ向かえます
駐車場「Pleingarage」の場所と料金
- 場所:Plein 25, Den Haag(美術館まで徒歩1〜2分・約100m/地下)
- 料金:15分ごと€1(=1時間あたり€4)、1日最大€30
- 560台の大型地下駐車場。美術館直行ならここが便利
安く停めたいなら P+R(パークアンドライド)も使えます
中心部の駐車場は1日最大€30とやや高め。
安く抑えたいなら、郊外のP+R(パークアンドライド)に停めてトラムで中心部へ入る方法が使えます。
P+R Hoornwijck(ハーグ南・A4/A13沿い)
- 料金:1台 €5/日(1名分の公共交通・往復チケット込み)+同乗者は1人€1(最大5名)
- アクセス:トラム1・15番で中心部まで約15分。美術館の最寄りはBuitenhof/Spui
- Q-Park運営の大型P+R
「€5で駐車+トラム往復まで込み」なので、2〜3人で行くならかなりお得。
ただし中心部までトラムでひと手間かかるので、時間優先ならPleingarage直行、節約優先ならP+Rと使い分けるのがよさそうです。
電車でハーグへ(公共交通の料金)
公共交通機関を利用するなら、アムステルダム中央駅 → ハーグ中央駅(Den Haag Centraal)がIC(都市間特急)で約50分。スキポール空港からだと約30分です。
ハーグ中央駅からマウリッツハイスまでは、徒歩約10分。
またはトラム15・17番のBuitenhof下車すぐです。
公共交通の料金の目安(2026年時点)
- アムステルダム中央駅→ハーグ中央駅:2等 片道 約€15(IC 約50分)
- スキポール空港→ハーグ中央駅:約30分
- ハーグ中央駅→美術館:徒歩約10分(無料)。トラムなら15・17番Buitenhof下車すぐ
- ハーグ市内トラム:1乗車 €1.16+走行km×€0.201(OVペイ/コンタクトレス)。1日乗車券は€8.60
美術館の外観は工事中(2026年2月時点)
2026年2月時点では、美術館の外観は改修関連の工事中で、きれいな全景写真が撮りにくい状態でした。
8〜9月の休館は、この改修の一環と思われます。
マウリッツハイスの見どころ|フェルメール・レンブラント・ヤン・ステーン
全部屋を見て、特に私が印象に残った4枚をご紹介します。
あくまで私が実際に観て感じた個人の感想です。
フェルメール「真珠の耳飾りの少女」|想像より小さい、でも現実離れした美しさ

マウリッツハイス最大の目玉。
正直な感想から言うと、想像よりずっと小さい絵でした(約44×39cm)。
でも、近づいてよく見ると、少女の肌の質感、頬のやわらかさ、真珠のハイライトが本当に繊細に描かれていて驚きました。
リアルなんだけど、どこか現実離れした空気感があって、「これは実在の少女の肖像というより、フェルメールがつくり上げた一人の女性像なんだな」と感じます。
真珠の耳飾りの少女の前だけは常時混雑していますが、それ以外のフロアは近くでストレスなく見て回れる程度でした。
レンブラント「テュルプ博士の解剖学講義」|集団肖像画の新しさ
もう一つの主役がレンブラントのこの作品。

集団肖像画というと、普通は人物が横一列に並んだ「記念写真」みたいな構図になりがち。
でもレンブラントは、登場人物それぞれが違うポーズ・表情で、本当に解剖学の講義を受けている瞬間を切り取ったように描きます。
この「それぞれが各々何かをしている感じ」が、まさにレンブラントらしさ。
行く前にレンブラントの家を見学していたこともあり、余計に親しみを持って鑑賞できました。
ヤン・ステーン「親に倣って子も歌う」|遊び心あふれる風刺画

マウリッツハイスで新しく好きになった画家が、ヤン・ステーン(Jan Steen)です。
代表作「As the Old Sing, So Pipe the Young(親に倣って子も歌う)」は、1668〜1670年ごろの作品。
「大人がだらしないと子供もそれを真似する」というオランダのことわざがテーマです。
面白いのは、描かれているのがヤン・ステーン自身の家族だという点。
パイプを持つのが画家本人、ワインを受け取る女性は奥さんと言われています。
自分の家族を風刺画のモデルにする遊び心がいいですね。
食べて、飲んで、タバコを吸って、音楽も演奏して、画面のなかが賑やかで、見ているこちらまで楽しくなる一枚です。
ヤーコプ・ファン・ロイスダール「漂白場のあるハーレムの眺め」|オランダ黄金期の風景画

オランダ黄金期を代表する風景画家ヤーコプ・ファン・ロイスダール(Jacob van Ruisdael)の代表作もマウリッツハイスにあります。
高い砂丘からハーレムの街を見下ろす風景。
画面の3分の2を占める雄大な雲の空と、光と影のコントラスト、水面の反射が本当に美しく、オランダの風景画の到達点と言われる名画です。
フェルメール・レンブラントに比べて日本での知名度は低めですが、この一枚だけでも見る価値あり。
美術館にあるので「広大なオランダの空」を体感してみてください。
建物と内装も見どころ|17世紀の邸宅美術館
マウリッツハイスは17世紀に建てられた貴族の邸宅をそのまま美術館にしている建物です。
派手にゴージャスというより、落ち着いた装飾で品よくまとまった内装が本当に素敵で、部屋から部屋へ移動するだけでも楽しい。

作品だけでなく、天井、暖炉、階段、窓まで含めて「空間ごと美術館」だと思って歩くと、満足度が一段上がります。

撮影・ロッカー・ミュージアムショップ
館内は撮影OK(フラッシュNG推奨)
訪問時、館内は写真撮影OKな雰囲気で、みなさん普通に撮っていました。フェルメールの前も含めて撮影可能。
※フラッシュや三脚は避けた方が無難です
ロッカーは無料、コイン式
館内にロッカーエリアがあり、無料で利用可能。
コインを入れて鍵をかける方式で、受付横にコインが大量に置いてあるので、手持ちがなくても使えます(返却すれば戻ってくるタイプ)。

冬場はコートや厚手のニットが邪魔になりがちなので、入館前に預けてしまうのが快適です。

ミュージアムショップ|フェルメールグッズとミッフィー
ショップはフェルメール関連グッズが豊富で、どれも可愛い。
私はクリスマスツリー用のオーナメントを購入しました(シーズン外れでしたが、来年のために)。
そしてミッフィーちゃんグッズもあります。
オランダ発のミッフィーは、美術館系のショップでもしっかり展開されていて嬉しい。
近くのランチ・カフェ|Plein広場
マウリッツハイスはPlein広場のすぐそばで、広場の周りにカフェやレストランがいくつも並んでいます。
オランダの人たちは冬でもカフェテラスで食事を楽しむのですが、私たちが行った2月は寒すぎて、テラスの選択肢は見送りました。
正直レビュー|美術館好きな人には文句なし
全体満足度:とても高い
部屋ごとに雰囲気があって、飾られている絵もどれも素敵。オーディオガイドで作品の背景を知りながら見られるのも満足度を上げてくれました。
私にとっては、「期待と違った」と感じる点は特になしでした。
こんな方に向いていると思います
- 美術館巡りが好きな方
- フェルメール、レンブラントが好きな方
- オランダ黄金期の絵画に興味がある方
- じっくり1〜2枚の名画と向き合いたい方
- オランダ在住でミュージアムカードをお持ちの方
訪問前に知っておきたかったこと
- 真珠の耳飾りの少女は想像より小さい(がっかりしないで、近づいて見て)
- 2026年夏(8/24〜9/20)は休館、少女は大阪へ
- 16〜18時は€4の新割引あり、使えるなら夕方入館も◎
- イヤホン持参なら公式アプリが無料で便利(日本語ハイライト対応)
- Pleingarageは美術館に近く便利。安く済ませたいならP+R
- 館内ロッカーはコインが手前に大量に置いてあるので焦らなくてOK
まとめ|2026年にオランダ旅行する方へ
マウリッツハイス美術館は、ハーグでオランダ黄金期の絵画の本物に会える宝石のような美術館です。
- 真珠の耳飾りの少女、テュルプ博士の解剖学講義、ヤン・ステーンの風刺画まで、名画が厳選されて並ぶ
- 建物・内装まで含めて空間ごと楽しめる
- 2時間前後で見終わるので、美術館巡りに疲れない
マウリッツハイスを観たあとにアムステルダム国立美術館やゴッホ美術館、レンブラントの家、アンネ・フランクの家と回ると、オランダ絵画と歴史が立体的に立ち上がってきます。
街歩きのお供にはハーリングもぜひ。
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を一目見るために、ハーグまで足を伸ばす価値は十分にあります。
絵の物語を読みたい方へ
フェルメールがこの少女を誰として描いたのかは、わかっていません。その空白から生まれた物語が、トレイシー・シュヴァリエの小説『真珠の耳飾りの少女』です。絵を観たあとの一冊として、選択肢のひとつにどうぞ。
アムステルダムを拠点に日帰りするなら
マウリッツハイス美術館はデン・ハーグですが、アムステルダムを拠点に日帰りする人が多いエリアです。私たちもアムステルダム中心部から日帰りしました。
エリアから宿を探すときは、下から料金や空室を確認できます。
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