ぶどう畑とレマン湖にはさまれた宿。リヴァのオーベルジュ・ド・リヴァに泊まってきた
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スイス周遊の5日目、ラヴォーのぶどう畑を見に行った日は、畑の真ん中にある村に泊まりました。
リヴァ(Rivaz)という、世界遺産ラヴォーの中でも特に小さな村です。
泊まったのはオーベルジュ・ド・リヴァ(Auberge de Rivaz)。
1階がレストランで、上が客室12室だけの宿です。
窓を開けるとレマン湖、振り返るとぶどう畑。
夕食もワインも朝食もぜんぶこの宿で完結して、また泊まりたいと思える1泊になりました。
リヴァ駅の目の前。ぶどう畑に囲まれた12室のオーベルジュ
場所はリヴァ駅を出てすぐ。駅から建物が見えていて、歩いて5分もかかりません。
オーベルジュというのは、フランス語圏のレストランに客室が付いた宿のこと。
ここは公式サイトによると客室12室で、2018年の冬に改装されています。
実際、館内も部屋も新しくて綺麗でした。
1階にはレストランと、ヴォー州の伝統酒場「ピント(Pinte des 3 Soleils)」が入っています。
経営はジャックさんとステファニーさんのご夫妻。
とてもフレンドリーで、やり取りは英語でできました。

村にスーパーはなく、レストランもほぼこの宿だけ。
そのかわり、周りはぶどう畑と湖だけの、とても静かな環境です。

部屋はスタンダードダブル。窓の外がそのままレマン湖
泊まったのはスタンダードダブル(Standard Double Room)。
大きなベッドがどんと置いてあって、ほかはテーブルと椅子、荷物を掛けるスペースくらいの広さです。
広くはないけれど、清潔感があって居心地は良かったです。



窓からの眺めは、前はレマン湖、後ろはぶどう畑。
鎧戸を開けたらこの景色です。

アメニティも、この価格帯の欧州の宿としては充実していました。
シャンプー・トリートメント・ボディソープ・ボディクリームが揃っていて、バスローブとスリッパまであります。



部屋の設備メモ(2026年6月宿泊時)
- シャワーのみ(バスタブなし)/Wi-Fi無料/テレビ・ドライヤーあり
- 冷蔵庫なし・金庫は見当たらず
- エアコンなし・暖房のみ
- コンセントはスイス型(Type J)。変換プラグを忘れずに
ひとつ気になったのはエアコンがないこと。
真夏はつらいかもしれません。
夕食は藤棚のテラスで。厨房は元ミシュラン1つ星のシェフ
夕食は当初、外で食べるつもりでした。
ただ村を見渡すと、他に選択肢がほぼありません。
チェックインのあとに「やっぱり夕食お願いできますか?」と聞いたら、快く通してくれました。
天気が良かったので、席は外のカフェテラス。
藤棚の下にテーブルが並んでいて、他のお客さんもみんな外で食べていました。

この宿の厨房は2025年1月から、ヴァレー州の自分の店でミシュラン1つ星を取っていたシェフ、ダミアン・ジェルマニエさんが率いています(公式サイトより・2026年7月時点)。
といっても堅苦しさはまったくなくて、「前菜はシェアできるようにカットする?」と勧めてくれるような、肩肘張らない雰囲気でした。
最初に、シェフからの一皿。
塩気のあるフレンチトーストのような一口に、クリームが乗っています。

前菜は2つを夫とシェアしました。
本マグロのカルパッチョ(CHF28)と、アーティチョークのフリット「ユダヤ風」(CHF22)。
カリカリに揚がったアーティチョークがお気に入りで、この旅の食事でも印象に残っている一皿です。


メインは私が仔羊のロースト(Quasi d’agneau・CHF45)、夫は牛のロースト。
付け合わせはご飯・茹でポテト・フライドポテト・タリアテッレから選ぶ方式です。
私は茹でポテト、夫はフライドポテトにしました。


ワインはもちろんラヴォーのもの
ワインが飲みたくてこの村に泊まったので、夕食では2杯ずつ頼みました。
私は1杯目にサン・サフォランのシャスラ、2杯目にリヴァのピノ・ノワール。
夫が頼んだ赤を一口もらったら、これがすごく美味しくて。
シャトー・デ・グレロール(Château de Glérolles)の赤でした。
この宿のすぐ近くのお城で作っています。
この2本、翌日に村のワイン施設ヴィノラマの棚で再会します。
グレロールの赤はそのまま買って帰りました。

夕食の会計は、前菜2皿・メイン2皿・グラスワイン4杯で2人でCHF191(日本円で約38,000円)でした。
食べて飲んで、階段を上がればすぐベッド。飲んだあとに夜道を歩かなくていいのは、オーベルジュ泊ならではの気楽さでした。
朝食はビュッフェではなく、席まで運ばれてくる
朝食は宿泊料金に込みで、同じテラスでいただきました。

ビュッフェ形式ではなく、席に運んでくれるスタイル。
生ハムとサラミがたっぷり乗ったボードに、チーズはカマンベールとコンテ。
牛の干し肉、ザクロのジャム、パンのバスケット。
そして搾りたてらしいオレンジジュース。
前日にワインを飲んだ体に染みました。

このときの宿泊客は私たちを含めて4組ほど。朝の静かなテラスで、ゆっくり食べられました。
料金と予約。1泊いくらだったか
私たちはAgodaで予約しました。
実際に払った金額はこちら。
宿泊実額(2026年6月18日・大人2名1泊・スタンダードダブル)
- 宿泊費:€206.99(Agodaに前払い・朝食、Wi-Fi、駐車場込み)
- 市税:€7.66をチェックイン時に宿へ直接(公式の市税はCHF3.50/人/泊)
- スイスフランだと合計でおよそCHF195〜200(2026年6月のレート換算の目安)
- 日本円だと市税込みで約4万円(1ユーロ=185円前後・2026年7月のレートでの目安)
- チェックイン15:00〜/チェックアウト12:00まで
- 料金は時期・部屋・予約サイトで変わります。最新は各予約サイトでご確認ください
チェックアウト後も荷物を預かってもらえて、そのまま身軽にぶどう畑のハイキングへ出発できました。
行き方のメモ。電車は本数少なめ、船は季節限定
リヴァへはローザンヌ、またはヴヴェイ方面からローカル線でアクセスできます。
ラヴォーの小さな駅に停まる電車は1時間に1〜2本ほどなので、時刻を見てから動くのが良いと思います(乗換はSBBアプリで調べられます)。
湖側からは、季節運航でCGNの船もリヴァ(Rivaz-St-Saphorin桟橋)に寄ります。
ヴヴェイからの便が夏で1日3便ほどと少なめで、運休する期間もあるので、使うなら当日の運航を公式サイトで確認してからが安心です(2026年7月時点)。
私たちは電車で行きました。ヴィノラマやぶどう畑ハイキングなど、ラヴォーの観光に便利な拠点でした。
泊まってみてどうだったか
良かった点と気になった点を、そのまま並べておきます。
オーベルジュ・ド・リヴァまとめ
◎ 窓からのレマン湖とぶどう畑の眺め
◎ 改装済みで館内も部屋も綺麗。アメニティ充実(バスローブ・スリッパあり)
◎ 夕食も朝食もおいしい。食後すぐ部屋に戻れる
◎ 駅の目の前で、ヴィノラマもハイキングコースも徒歩圏
△ エアコンなし
△ 村にスーパー・他の飲食店がほぼない(夕食はこの宿でとる前提で)
静かなぶどう畑の村で、食事とワインごと1泊を楽しみたい人には合う宿だと思います。
逆に、夜も出歩きたい人や選択肢がほしい人は、ヴヴェイやローザンヌ泊のほうが動きやすいはずです。
私たちはこの宿だったから、ラヴォーの夜と朝までゆっくり味わえました。
次にラヴォーへ来るときも、たぶんまたここを選びます。
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