ディジョンに着いた初日の午後。
ホテルに荷物を預けて、私たち夫婦がまず向かったのが「シテ・ド・ラ・ガストロノミー・エ・デュ・ヴァン」でした。

ブルゴーニュはワインの街です。
観光の前に、まずは1杯。
そんな気持ちで、館内のワインバー「La Cave de la Cité」へ向かいました。

はじめに、これから読む方へのお知らせです。

この記事で紹介するワインバー「La Cave de la Cité」、レストラン「La Table des Climats」「Le Comptoir de la Cité」は、運営会社の司法清算により2026年4月に閉店したと報じられています。
私たちが訪れたのは、その少し前でした。
今振り返ると、閉店のすぐ前に、たまたまワイン試飲を体験していたことになります。

そのため、この記事は当時の体験の記録として読んでいただければと思います。
一方で、シテ自体(敷地の散策や展示、ほかのお店)は続いているようです。
訪問を考えている方は、現在の館内のお店について、事前に公式サイトで確認してください。

それを踏まえて、当時のワイン試飲の様子と、館内で食べた料理の正直な感想を残しておきます。
料金や時刻は当時のもので、目安として読んでください。

シテ・ド・ラ・ガストロノミーとは?(入場無料・場所・行き方)

正式名称は Cité Internationale de la Gastronomie et du Vin de Dijon。
フランスの食とワインをテーマにした複合施設で、2022年に開業しました。

住所は 12 parvis de l’Unesco, 21000 Dijon です。

思っていたよりずっと大きな施設で、レストランやカフェが複数入っているほか、お土産やチーズ、マスタードなど、食にまつわるショップが並んでいます。
映画館(Pathé)や、料理・ワインの学校もあり、常設展や企画展も備えています。
食をテーマにした街区、というイメージが近いかもしれません。

行き方は、ディジョン・ヴィル駅から歩いて約10分です。
トラムを使う場合は、T2系統の「Monge Cité de la gastronomie」が最寄りになります。

入場については、敷地の散策やショップ、常設展は無料でした。
お金がかかるのは企画展で、料金は開催時期によって変わるため、公式サイトで確認するのが確実です。

開館・休館の目安は次のとおりです。

項目内容(変動あり・公式確認推奨)
開館時間(5/1〜9/30)毎日 9:30〜19:30
開館時間(10/1〜4/30)月〜金 11:00〜17:30/土日 10:00〜17:30
休館日5/1・12/25・1/1
散策・ショップ・常設展無料
企画展有料(料金は時期で変動)

ショップやレストランは、館全体より少し遅れて10:30〜11:00頃に開く店が多い印象でした。
私が行った4月初旬は冬季のスケジュールです。
午前から動くなら、開く時間に気をつけておくと安心です。

ワイン試飲のやり方(La Cave de la Cité・チャージ式)

シテ・ド・ラ・ガストロノミーのワインセラー、La Cave de la Cité

試飲の舞台になったのが、ワインショップ兼バーの「La Cave de la Cité」でした。
(この店は2026年4月に閉店したと報じられています。以下は当時の記録です。)

やり方はセルフ式でした。

まず受付でカードにお金をチャージします。
そのカードを「Enomatic」という自動注出マシンにかざすと、選んだワインがグラスに注がれる仕組みです。
カードは足りなくなれば、その都度チャージを足せました。

Enomaticの画面に表示された白ワインのグラス3サイズの価格(€10.5/€21/€41.5)

印象に残ったのは、ワインによって1杯の値段がまるで違うことでした。

2ユーロほどの気軽な1杯もあれば、ぐっと高い銘柄もあります。
同じ「1杯」でも、注ぐ量(グラスのサイズ)と銘柄で値段が分かれていて、残高の減り方がぜんぜん違いました。

€50チャージで約1時間。高いワインは「香り」から違った

ディジョンのワインバーで試飲した白ワインとオレンジワインのグラス

私たち夫婦は€50をチャージして、ほぼ使い切りました。
高い銘柄を何杯か挟むと、思ったより早く残高が減っていきました。

ワイン初心者の私が驚いたのは、値段の高いワインは香りからして違うことでした。

グラスに注いだ瞬間の立ち上がりがまるで別物で、「価格の差ってこういうところに出るんだ」と素直に感じました。

滞在は約1時間。
予約は要らず、ふらっと立ち寄ってすぐ始められたのも、到着初日にはちょうどよかったです。

なお、有料の展示エリアには、校外学習らしき子供たちのグループがいました。
私たちは展示には入らず、無料のワインバーとショップだけを利用しています。
試飲スペースも人の出入りがあって、静かにじっくりというより、活気のある空間でした。

館内のレストランで食べた料理は、正直いまひとつだった

シテには、ワインバーのほかにもレストランやカフェが複数入っていました。

その一つが、ワインに合わせて料理が決まるガストロノミー「La Table des Climats」、もう一つが気軽なブラッスリー「Le Comptoir de la Cité」です。
いずれも、2026年4月に閉店したと報じられています。

私たちは、現在もあるレストランの一つで、タコのガルシア風とムール貝のワイン蒸しを食べました。

ただ正直に言うと、味はいまひとつでした。
期待していただけに、少し残念だったというのが本音です。

ワインの試飲は面白かった一方で、料理のほうは私たちには合わなかった、という記録として残しておきます。

当時の実用メモ(試飲・行き方)

実際に動いてみて、押さえておくと良いと感じた点をまとめます。
いずれも当時の記録で、館内のお店の状況は変わっているため、訪問前に公式サイトで確認してください。

  • 試飲(当時):受付でカードにお金をチャージし、Enomaticでセルフ注出する方式でした。予約は不要で、その場で始められました。
  • 支払い(当時):現金かクレジットカードを用意しておくとスムーズでした。
  • 入場:散策・ショップ・常設展は無料、企画展は有料です。
  • 行き方:ディジョン・ヴィル駅から徒歩約10分。トラムはT2「Monge Cité de la gastronomie」が最寄りです。
  • 休館日:5/1・12/25・1/1。

(ディジョン1日の過ごし方やマスタード巡りの記事は、公開後にここからリンクする予定です。)

まとめ表

私たちの当時の実体験と、現在も続く施設の情報を分けて整理します。
料金は時期で変わるため、目安としてご覧ください。

項目内容(目安・変動あり)
施設名Cité Internationale de la Gastronomie et du Vin de Dijon
開業2022年
住所12 parvis de l’Unesco, 21000 Dijon
行き方ディジョン・ヴィル駅から徒歩約10分/トラムT2「Monge Cité de la gastronomie」
施設の内容レストラン・カフェ、ショップ(お土産・チーズ・マスタードなど)、映画館(Pathé)、料理・ワインの学校、常設展・企画展
入場散策・ショップ・常設展は無料(企画展は有料)
休館日5/1・12/25・1/1
試飲場所(当時)La Cave de la Cité(2026年4月に閉店と報道)
試飲方法(当時)受付でカードにチャージ→Enomaticでセルフ注出(再チャージ可)
1杯の値段(当時)銘柄とグラスサイズで変動(2ユーロほど〜高額まで)
私たちの実費(当時)€50チャージしてほぼ使い切り(2026年4月)
滞在時間(当時)約1時間
館内レストラン(当時)La Table des Climats/Le Comptoir de la Cité(いずれも2026年4月に閉店と報道)

ワインの街ディジョンで、到着初日にふらっとセルフ試飲をする。
その気軽さは、当時の私たちにはちょうどよい時間でした。

正直なところ、ワイン試飲がなくなった今は

正直に言うと、私の目当てはワインの試飲でした。
その La Cave de la Cité が閉店した今、「また同じように行くか」と聞かれると、私自身はちょっと迷うな、というのが本音です。

ただ、私たちは館内の展示(博物館エリア)には入っていません。
だから、そこを目当てに行く価値があるかどうかは、正直、私には判断できません。

シテ自体は今も続いていて、ショップや映画館もあるようです。
気になる方は、今どんなお店や展示があるかを公式サイトで確かめて、ご自身の旅程に合うかどうかで決めてみてください。

出典

ABOUT ME
さちこ
こんにちは、さちこです。 北海道出身のアラサー主婦です。 2025年12月より、夫の海外赴任に帯同しオランダで暮らしています。 このブログ「運河のある暮らし」では、オランダでの暮らしや制度・文化、観光情報、ヨーロッパ旅行について、実体験をもとに情報をまとめています。 現地での生活や移動、手続きなど、これから訪れる方や暮らす方の参考になれば嬉しいです。 どうぞ、よろしくお願いします!

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