アンネ・フランクの家に行く前に読みたい『アンネの日記』
こんにちは、さちこです。
オランダ観光の計画を立てるとき、アンネ・フランクの家が気になったことはありませんか?
名前は知っていても、どんな場所か、どんな体験が待っているのかは、現地に行くまで想像しにくいものです。
そこで私は、事前に『アンネの日記』を手に取りました。
読むことで、現地での見え方がきっとまったく違うはずだと思ったからです。
この記事では、『アンネの日記』を読んだ感想と、これから「アンネ・フランクの家」を訪れる方に向けて、事前に知っておくと良い情報をまとめています。
非日常の中の少女の日常
アンネ・フランクは第二次世界大戦中、家族や同居人とともに隠れ家で暮らしていたユダヤ人の少女です。
戦争や迫害という極限の「非日常」の中にいながら、日記に綴られているのは驚くほど「日常的」な感情でした。
家族への反抗心や同居人の愚痴、恋心や将来への夢。
思春期らしい率直な言葉は、ユーモアさえ感じさせます。
背景の厳しさを思えば、その自然さこそが胸に迫りました。
普通の少女の日々と、命を脅かす環境とのギャップが、この日記を特別なものにしているのだと思います。
アンネの希望と成長を感じる日記
長い隠れ家生活のなかでも、アンネは前向きさを失わず、日常の小さな喜びを丁寧に記していました。
後半の日記では、自分を冷静に見つめ、将来について語る姿があり、その言葉には大人びた強さが感じられます。
しかし日記は突然途切れます。
捕らえられたことを意味するその終わり方に、しばらく言葉を失いました。
読み終えた感想
読み終えて強く感じたのは、人権の尊さ、そして当時の人々が直面した苦難を想像する力の必要性でした。
歴史の出来事としてだけでなく、一人の少女の声として受け止めるからこそ、心に深く残ります。
オランダという国が、平和・自由・多様性を大切にしている背景には、こうした歴史の痛みと向き合ってきた時間があるのだと思います。
読むならどの版がいい?おすすめの選び方
『アンネの日記』にはいくつかの版がありますが、これから初めて読む方には「増補新訂版」(文春文庫)がおすすめです。アンネ自身が書き直した版(b版)と、元の日記(a版)の両方をもとに編集されており、より完全に近い形でアンネの言葉に触れることができます。
ページ数は多めですが、文章自体は読みやすく、中学生くらいから十分理解できる内容です。通勤・通学の移動時間に少しずつ読み進めるのもいいと思います。
訪問前に知っておきたい3つのポイント
チケットは争奪戦
「アンネ・フランクの家」のチケットは公式サイトからの完全事前予約制で、当日券はありません。発売開始は訪問日の約6週間前で、人気の時間帯は発売から数分で完売することもあります。旅行の日程が決まったら、公式サイトで発売日をチェックしてカレンダーに入れておくのがおすすめです。
所要時間は1〜1.5時間が目安
館内は順路に沿って進む形式で、隠れ家の部屋、当時の写真・映像資料、アンネの原本の日記などを見ることができます。じっくり見て回ると1時間〜1時間半ほどかかります。日本語の音声ガイドも利用できるので、英語が苦手な方でも安心です。
大きな荷物は持ち込めない
セキュリティの関係で、リュックや大きなバッグの持ち込みは制限されています。小さなクロークはありますが、できるだけ身軽な状態で訪れるのがベターです。また、館内の一部は写真撮影が禁止されている箇所があります。
現地を訪れる前に読んでおきたい一冊
アムステルダムにある「アンネ・フランクの家」は、実際にアンネたちが暮らしていた隠れ家です。
ただ観光で訪れるよりも、『アンネの日記』を読んでから行くと、きっと感じ方が全く違うはずです。
旅行ガイドでは紹介しきれない、「オランダの過去と現在をつなぐ場所」として、私も現地でその空気を感じてみたいと思います。
「アンネ・フランクの家」はアムステルダム中心部のプリンセン運河沿いにあります。
建物の一部が博物館として公開されており、アンネが実際に過ごした隠れ家の構造や、当時の写真・映像資料を見ることができます。
チケットは公式サイトからのみ事前予約制。
入場券は発売開始から数分で完売することも多いため、旅行の日程が決まったら早めの予約がおすすめです。
英語やオランダ語だけでなく、日本語音声ガイドも選べます。
- 公式HP:Anne Frank House(英語)
- 所在地:Prinsengracht 263-267, Amsterdam
- アクセス:アムステルダム中央駅から徒歩約20分
まとめ
アンネの日記は、単なる歴史の記録ではなく、思春期の少女の生き生きとした感情や成長が詰まった一冊です。
アンネ・フランクの家を訪れる前に読んでおくことで、実際にその場に立ったときの感じ方が大きく変わります。
私自身も日記を読んでから訪問し、隠れ家の狭い階段を上ったとき、ここにアンネがいたのだという実感が強く湧きました。
アムステルダムを訪れる予定がある方は、ぜひ事前に手に取ってみてください。
実際に訪問したレポートは別記事で詳しくまとめる予定ですので、お楽しみに。
あわせて読みたい
ご感想やご相談などありましたら、
こちらのお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
「運河のある暮らし」を読んでくださってありがとうございます。
よければ、また遊びにきてくださいね!
