本記事は広告を含みます

オランダ最大級と言われるデハール城(Kasteel de Haar)に、2026年5月9日(土)の午後に行ってきました。
ユトレヒトから車で約15〜20分、アムステルダムからも約40〜50分でアクセスできる、観光しやすい立地のお城です。

デハール城の正面外観とお堀(2026年5月撮影)

行ってみた感想を先に書くと、城の中よりも、庭でのんびりする時間がメインになった場所でした。

この記事では、行き方・チケット料金・見どころ・バラ園の状況・アクセシビリティまでまとめます。

デハール城への行き方と所要時間(車・電車)

車で行く場合

  • ユトレヒト中央駅から:約15〜20分
  • アムステルダム中心部から:約40〜50分

公共交通機関で行く場合

ルートは「電車+バス(または徒歩)」になります。

  • ユトレヒト中央駅 → Vleuten駅:電車で約10分
  • アムステルダム中央駅 → Vleuten駅:ユトレヒトで乗り換え、約40分
  • Vleuten駅 → デハール城
    • 週末:Bus 111でお城のすぐ近くまで(徒歩2分ほど)
    • 平日:Bus 127で「Brink(Haarzuilens)」下車→徒歩約15分

Bus 111はおおむね1時間に1本ペース。帰りの時刻も合わせて確認しておくと安心です。

経路検索は、オランダ全土の公共交通を横断検索できる9292.nlが便利です。

デハール城のチケット料金(庭のみ/城+庭の2種類)

デハール城のチケットは入場の範囲で2種類に分かれています。

チケット 大人 子供(4〜12歳) 3歳以下
庭園のみ(4〜10月) €12.50 €5.00 無料
庭園のみ(11〜3月) €8.00 €5.00 無料
城+庭園(通年) €21.50 €13.50 無料

「庭だけ楽しめれば十分」なら庭園チケット、「城内も見たい」なら城+庭園チケット、と用途で選べます。

私たちはオランダのミュージアムカード(Museumkaart)を持っていたので、どちらも無料でした。

チケットは公式サイト(onlineticket.kasteeldehaar.nl)からオンラインで購入しました。

駐車料金は€7.50(別払い)

駐車料金はチケットと別払いで€7.50です。チケット購入時に駐車券もまとめて買い、メールで届くバーコードを退場時にゲートでかざす流れです。

オランダ全体の駐車場事情やリサーチ方法は、こちらの記事でまとめています。

関連記事:オランダ観光の駐車場ガイド|場所別の選び方とリサーチ術

城内は時間予約制(土日は要注意)

城内の入場は時間予約制です。私たちは到着後すぐに庭に入って楽しんでいたら、城のチケットを買う頃には直近の時間枠が埋まっていて、結果的に「1時間後の枠」になりました。

城内も確実に見たい人は、先に城のチケットの時間を押さえてから庭に入るか、午前中の早い時間に行くのが安心です。

デハール城の見どころ|200の部屋を建てた理由

デハール城のネオゴシック様式の大広間とステンドグラス

私たちはオーディオガイドも英語ガイドツアーも使わず、ざっと見て回りました。

そのため、印象として残ったのは「立派なお屋敷だな」というざっくりした感想と、「お風呂と寝室、多すぎない?」という素朴な疑問でした。

調べてみると、ちゃんと理由がありました。

デハール城の基本データ

  • 再建:1892〜1912年(20年がかり)
  • 建築家:ピエール・カイパース(アムステルダム国立美術館やアムステルダム中央駅も担当)
  • 資金:ロスチャイルド家のヘレーヌ男爵夫人
  • 規模:約200室/バスルーム30室/寝室20室

なぜ寝室が20室もあるのか

デハール城の客用寝室(ピンクの内装とアンティーク家具)

毎年9月になると男爵夫妻がこの城に居を移し、ヨーロッパの王族・政財界・映画スター・芸術家を招いて連日パーティを開く「9月の伝統(September Tradition)」があったそうです。

実際に泊まったとされる顔ぶれは、コクトー、ココ・シャネル、マリア・カラス、ブリジット・バルドー、ロジャー・ムーア、グレゴリー・ペックなど。

客室はそれぞれ違う内装で、ゲストの好みに合わせて生花や雑誌を入れ替えていたとか。

19世紀末の「最先端の豪邸」だった

デハール城のバスルーム(白い浴槽・大理石・洗面台)

建てられた時点で、温水・電気・セントラルヒーティング・トルコ風呂・エレベーターまで備わっていました。

この背景を知ってから見ると、寝室や水回りの数の多さも、装飾の派手さも、見え方が変わると思います。

デハール城の庭園|広さ・芝生・鹿・バラ園の状況

デハール城を望む庭園の風景(5月の青空とトピアリー)

敷地は55ヘクタールあるそうですが、歩いて疲れる広さではありません。

フランス式の整形庭園と、英国式の風景式庭園が組み合わさっていて、噴水、池、橋、運河、芝生がバランスよく配置されています。

庭園を散策

庭園はざっくりとエリアが分かれていて、広々とした芝生の広場や、池のまわりの散策路など、雰囲気の違う場所をのんびり歩いて回ることができました。

ピクニックを楽しむ人や、芝生に座って本を読む人、のんびり散歩している人など、それぞれが思い思いの過ごし方をしていて、見ているだけでも心地よい時間でした。

私も木陰に寝転んで、ふかふかで気持ちがよくて、しばらく動けなくなりました笑

鹿のいる一角があり、芝生の上でごろんと寝ている個体もいて、可愛らしかったです。

デハール城の庭園にいた鹿と池の風景

バラ園は2026年5月時点で工事中

デハール城のバラ園(2026年5月時点で改修工事中)

ひとつ残念だったのが、1,200株・79品種があるというバラ園が改修工事中で立ち入りできなかったこと。

5月のバラを期待していたのですが、現地に着いたら土がむき出しの状態で、重機も入っていました。

公式サイトでも「メンテナンス中のため一時的に立入不可」と明記されているので、バラ目当ての方は出発前に公式サイトで状況を確認しておくほうが安心です。

デハール城のカフェ・売店・トイレ

敷地内には「Koetshuis(コーチハウス)」というカフェ/レストランがあり、軽食から食事までとれます。

城の入り口近くではアイスクリームが売っていて、晴れた日の庭歩きとの相性がよかったです。

トイレは入場ゲート付近、城内、Stalplein(コーチハウスのある広場)付近にあり、特に困ることはありませんでした。

デハール城のアクセシビリティ|城内は階段中心、庭園は車椅子OK

公式情報では、城の中は階段が多く、車椅子や歩行困難な方の見学には対応していません。歩行器・ベビーカー・乳母車も城内には持ち込めず、玄関ホール(vestibule)に自己責任で預ける形になります。

一方で、敷地内の庭園エリアは主要な散策路が舗装されていて、車椅子でも回れるよう設計されています

「庭メインで来る」と割り切れば、十分楽しめる構成です。

デハール城に行く前にチェックしておきたいこと

  • 城内の入場は時間予約制。土日は枠が埋まりやすい
  • ミュージアムカードがあれば入場無料、駐車料金€7.50は別途必要
  • バラ園は2026年5月時点で改修工事中
  • 営業時間:城11:00〜17:00(最終入場16:15)、庭園9:00〜17:30

まとめ|デハール城は「のんびり外で過ごす日」としておすすめ

豪華な城の内装を楽しみたい人にも見応えはありますが、「のんびりと外で過ごしたい」という目的なら、デハール城は十分その期待に応えてくれる場所だと思います。

次に行くなら、お弁当を持って庭で食べる、というのを試してみたいです。

合わせて読みたい

ABOUT ME
さちこ
こんにちは、さちこです。 北海道出身のアラサー主婦です。 2025年12月より、夫の海外赴任に帯同しオランダで暮らしています。 このブログ「運河のある暮らし」では、オランダでの暮らしや制度・文化、観光情報、ヨーロッパ旅行について、実体験をもとに情報をまとめています。 現地での生活や移動、手続きなど、これから訪れる方や暮らす方の参考になれば嬉しいです。 どうぞ、よろしくお願いします!

ご感想やご相談などありましたら、
こちらのお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

「運河のある暮らし」を読んでくださってありがとうございます。
よければ、また遊びにきてくださいね!