サンセバスチャンに行くとき、ヨーロッパのほとんどの都市からはビルバオ空港(BIO)経由でアクセスすることになります。
この記事では、私たち夫婦が実際にビルバオ空港とサンセバスチャンを往復して感じたことを書きます。
空港からの移動手段の選び方、予約の方法と料金、そして実際にバスに乗ったときの様子まで。出発前に知っておきたいことをまとめました。
ビルバオ空港(BIO)の基本情報
ビルバオ空港は、バスク地方の玄関口になる空港です。
アムステルダムやパリ、ロンドン、フランクフルトなど、ヨーロッパの主要都市から便が就航しています。
サンセバスチャンまではバスで約75〜80分の距離で、空港からそのまま高速バス1本で市内に入れます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 空港名 | ビルバオ空港(Bilbao Airport/BIO) |
| 場所 | ビルバオ近郊。サンセバスチャンまでバスで約75〜80分 |
| 主な就航都市 | アムステルダム・パリ・ロンドン・フランクフルトなど欧州主要都市 |
| 市内への主なアクセス | 高速バス(直行)で1本、ほかタクシー・送迎 |
サンセバスチャン空港(EAS)もあるけれど
サンセバスチャンには、市街地から車で20分ほどの場所に独自の空港(サンセバスチャン空港/EAS)もあります。
ただEASは小規模な空港で、月149便のうち約8割がマドリード・バルセロナ行き。ヨーロッパの主要都市からの直行便はほとんどありません。
そのため、EASが選択肢になるのは次のようなケースです。
- スペイン国内を周遊し、マドリードまたはバルセロナからサンセバスチャンへ移動する
- ロンドンシティ空港から来る(限定的な路線あり)
アムステルダムやパリ、ロンドンなどヨーロッパの都市から来る場合は、ビルバオ空港(BIO)経由が現実的です。
サンセバスチャンへの行き方
移動手段は、大きく分けてPesaの高速バス・Alsaの高速バス・タクシー・個室送迎の4つ。バスは2社あり、それぞれ発着場所が違うのがポイントです。
1. Pesa(ペサ)の高速バス|空港発の直行・私たちはこれ
空港からサンセバスチャンへ直行するのは、Pesa(現Avanza Gipuzkoa)のバスです。
ビルバオ空港とDonostia/San Sebastián駅を結び、所要は約75〜80分。
運行は1時間に1本(朝から23時台まで。深夜帯は運休)で、旧市街エリアまで1本で行けます。
最大の特徴は、空港でそのまま券売機・窓口で買えること。
事前予約なしで着いてすぐ乗れます(買い方と料金は後半で詳しく書きます)。
2. Alsa(アルサ)の高速バス|最安・本数が多い(ビルバオ市内発)
もう1社、Alsa(アルサ)の高速バスもよく使われます。
片道€8〜・1日15本前後と、料金も本数もPesaより有利です。
ただしAlsaの発着は空港ではなく、ビルバオ市内のバス駅(Bilbao Intermodal=旧Termibus)。
空港からはいったん市内へ出る必要があります。
空港から市内バス駅へは、路線バスBizkaibus(A3247)で€3・約20〜25分・15〜20分間隔。
運転手に現金かタッチ決済で払えます。
市内中心部(Gran VíaやMoyua)も通るので、ビルバオ観光を挟む人にも便利です。
Alsaのチケットは、Alsa公式サイト(alsa.com)か、日本語対応のOmioで買えます。
\ Alsaの便を日本語で買えます /
3. タクシー
到着ロビーを出てすぐの場所に、メータータクシーの乗り場があります。
所要は約60〜70分と早めですが、2人で155〜220ユーロ前後と割高です。
深夜帯の到着や、荷物が極端に多いときの選択肢になります。
4. 個室送迎(ドアツードア)|荷物が多い人・家族連れに
ホテル前まで直接運んでくれる個室送迎(プライベート送迎)もあります。専門の送迎サービスで事前予約する形です。
料金は1台あたり€100〜150前後とバスより高いですが、乗り換えや待ち時間がなく、荷物が多いときや深夜着、家族連れだと快適です。
どれを選ぶ?メリット・デメリット比較
| 移動手段 | 所要時間 | 料金の目安 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| Pesaバス(空港発・直行) | 75〜80分 | 片道1人 €13.65〜17.10 | 空港で即購入OK・直行・1時間に1本 | 券売機のカード認証が不安定・深夜運休 |
| Alsaバス(ビルバオ市内発) | 75〜90分 | 片道1人 €8〜 | 最安・1日15本と多い | 空港発ではない(市内バス駅まで€3・約25分) |
| タクシー | 約60〜70分 | 2人で155〜220ユーロ | 待たずにすぐ乗れる | 高い |
| 個室送迎 | 約60〜70分 | 1台 €100〜150前後 | ドアツードア・荷物がラク | 割高 |
私たち夫婦は、往復ともPesaバスを使いました。
着いてすぐ空港で買えて、旧市街まで1本で行けるのがラクだったからです。
乗り間違いに注意|行き先表示を必ず確認
ビルバオ空港のバス停もサンセバスチャンのバス駅も、いろいろな行き先のバスが同じ場所から出ます。
往復とも、乗る前とチケットを買う前に行き先表示を確認するのが安全です。
往路(ビルバオ空港):サンセバスチャン行きは「Donostia=San Sebastián」表示。Donostiaはサンセバスチャンのバスク語名です。
帰路(サンセバスチャンのバス駅):。Bilbao Aeropuerto(空港行き)とBilbao Termibus(市街行き)の両方が発着します。
空港に行きたいのに市街行きに乗ってしまう事故が起きやすいので要注意です。
Pesaバスの予約方法と料金
Pesaの買い方は2通りあります。
| 買い方 | 特徴 |
|---|---|
| 空港の券売機・窓口 | 着いてすぐ買える。ただしカード認証で詰まることあり |
| 公式サイト・アプリで事前購入 | pesa.net や Avanza/Lurraldebusアプリ。券売機トラブルを回避できる |
ビルバオ空港のPesa券売機
券売機はカード認証で詰まることがある
私たちは空港の券売機で買いましたが、クレジットカードの認証がうまくいかず、同じ操作を5回ほど繰り返してようやく通りました。
係員のサポートを受けながらの購入で、けっこう時間がかかりました。到着後すぐに動きたい人は、pesa.netやアプリで事前に買っておくほうが無難です。
料金|私たちが払った額と、現在の公式運賃
私たちが2025年冬に空港の券売機で払ったのは、1人€13.65(2人で€27.3)でした。
ただし、現在の公式運賃は片道€17.10(2026年7月時点)に上がっています。乗る時期によって変わるので、最新の運賃は公式サイトで確認してください。
Pesaバスに乗ってみた
乗り場は到着ロビーを出て右
ビルバオ空港の到着ロビーを出て、預け荷物受取エリアの先を右に進むと、Pesaのチケット売り場と自動券売機があります。バス停は建物のすぐ外です。
行き先表示は「Donostia=San Sebastián」。同じ街のバスク語名なので、表記が違っても戸惑わなくて大丈夫です。
車内の様子
大型の観光バスタイプで、荷物は車体下のトランクルームに預けます。
サンセバスチャンに近づくにつれて山道に入り、軽く揺れる区間があります。乗り物酔いしやすい人は、前方の席を選ぶと安心です。

帰路の時間配分
帰りも同じくPesaバスで、サンセバスチャン市内のバスターミナル(Donostia駅前)からビルバオ空港行きに乗りました。
私たちは日曜11:55発のフライトに対し、9:00発のバスを選びました。
- 9:00 サンセバ発
- 10:15頃 ビルバオ空港着
- 11:55 フライト
1時間40分前に空港着で、シェンゲン圏内のフライトなら余裕でした。チェックインも保安検査もスムーズに進みました。
中東経由・アジア経由などの長距離国際線に乗り継ぐ場合は、もう1本前のバスにしてゆとりを取ったほうが安心です。
まとめ
- 空港発の直行バスはPesa:1時間に1本、空港でその場で買える
- 安さ・本数ならAlsa(€8〜):ビルバオ市内バス駅発。空港からはBizkaibusで€3・約25分
- Pesaは券売機のカード認証が不安定:pesa.net・アプリの事前購入が無難
- 往復とも乗り間違いに注意:帰路は「Bilbao Aeropuerto」表示を必ず確認
- EAS空港はスペイン国内周遊組向け:ヨーロッパ主要都市から来る人はBIO経由
サンセバスチャン旅行の全体像(何泊が必要か・実費・回り方)はサンセバスチャンは何泊必要?2泊3日の旅行記と回り方ブログにまとめています。
READ NEXTあわせて読みたい

.jpg)


