オランダでホームドクター(huisarts/GP)に登録して受診した体験レポ
こんにちは、さちこです。
オランダで生活を始めると、日本との医療制度の違いに戸惑う場面が少なくありません。
とくに「ホームドクター(Huisarts/GP)の登録」は、日本の医療と勝手が違うので事前に知っておくと安心です。
今回は、実際に私がオランダでホームドクターに登録し、受診した体験をもとに、登録方法から受診の流れ、日本との違いで戸惑った点をまとめました。
これからオランダで暮らす方、渡航前に医療事情を知っておきたい方の参考になれば嬉しいです。
- ホームドクター制度の基本
- 登録方法と流れ
- 実際に受診して感じたこと
- 日本との違いで戸惑った点
オランダのホームドクター(Huisarts/GP)制度とは?
オランダでは、ホームドクター(Huisarts/General Practitioner)が医療の窓口になります。
- まず自宅近くのクリニックに「かかりつけ医」として登録
- 病院や専門医を受診するには、原則としてホームドクターの紹介が必要
- 夜間・休日・緊急時は専用のヘルプラインや救急サービスを利用
日本のように「症状に合わせて直接専門医に行く」ことは基本的にできません。
どんな症状でもまずはホームドクターに相談することになります。
ホームドクター登録の流れ
① クリニックを探す
ホームドクターは、基本的に自宅周辺のクリニックから選びます。
- Google Mapで「huisarts+郵便番号」で検索
- レビューを確認して候補を絞る
以下のオランダの医療情報・検索サイトも便利です。
https://www.zorgkaartnederland.nl/huisarts
新規患者の受付を停止しているクリニックも多いので、公式サイトや電話・メールで事前確認がおすすめです。
② 登録を依頼する
私の場合は、メールで登録手続きを行いました。
提出を求められた主な情報は以下の通り。
- 氏名
- 生年月日
- BSN番号
- 住所
- 郵便番号・市町村
- メールアドレス
- 電話番号
- 登録薬局(未定でも可)
- 身分証明書の写真
- 保険カードの写真
なお、クリニックによっては登録時に面談を求められるケースもあるようです。
医療保険について
オランダに居住する場合、基本健康保険(basisverzekering)への加入は義務です。
住民登録をした日から 4か月以内 に、自分で保険会社とプランを選んで加入する必要があります。
BSN番号について
BSN番号はオランダ到着後に必ず取得する重要な番号です。
医療手続きにも必要になるため、早めの取得をおすすめします。
▶︎登録の手続きについてはこちら
実際にホームドクターを受診してみた
受診した理由
私が受診したのは、常用している抗ヒスタミン薬の処方を受けるためです。
じんましんが出やすく、日本では継続的に服用していました。
予約方法
- メール(電話でも可能です)
- 日本での処方内容と現在の症状を簡単に説明
予約は翌週に取れました。
クリニックの様子と待ち時間
クリニックは、普通のマンションの一室。
日本ではあまり見かけないので、「本当にここで合ってる?」と少し不安になりました(笑)
待ち時間はゼロ。
予約時間ぴったりに行くと、すぐに呼ばれました(朝一だったのもあるかも)。
診察内容
診察時間は5〜10分ほど。
- 症状やこれまでの経過の聞き取り
- 日本での処方内容の確認
必要最低限の確認という印象でした。
支払いについて
通常は保険でカバーされ、窓口での支払いはありません。
ただ今回は、保険会社変更直後で情報が未連携だったため、一時的に自己負担 → 後日払い戻し、という対応になりました。
※ 払い戻しには領収書が必要なので、必ず受け取っておきます。
処方箋と薬の受け取り
処方箋は紙ではなく、電子的に薬局へ送られます。
診察時に「どこの薬局を使うか」を聞かれ、指定した薬局に、クリニックからオンラインで処方情報が送信される仕組みです。
私はその場で一番近い薬局を聞いて、そこに行くことにしました。
薬局では、
- 名前と生年月日
- 診察の概要
を伝えると、スムーズに薬を受け取れました。
支払いはクリニック同様。
※薬の種類や保険内容によっては一部自己負担が発生する場合もあるようです
戸惑った点|日本と違う処方方針
日本では、抗ヒスタミン薬を2種類、朝2錠、夕1錠で服用していました。
しかしオランダでは、
- 処方は1種類のみ
- 1日1錠まで
という判断でした。
これは、日本とオランダの治療方針・ガイドラインの違いによるもので、
薬自体は承認されている成分でも、「どこまで処方するか」は国や医師の判断で異なります。
調べてみると、症状によっては増量や変更が認められるケースもあるようなので、様子を見て再度受診する予定です。
なお、処方は3か月分まででした。
余談|軽い肌トラブルの場合
オランダの基礎化粧品が合わず、吹き出物が出たため薬をお願いしたところ、
「ドラッグストアで買ってください」と言われました(笑)
日本だと皮膚科ですぐ薬が出るので、ここも違いだなーと感じました。
ホームドクター受診で注意したいポイント
① まずはホームドクターが基本
どんな症状でも、まずはホームドクターに相談。
必要と判断された場合のみ、専門医への紹介が行われます。
日本の感覚だと、最初は少しもどかしく感じるかもしれません。
② 処方の方針は日本と違う場合がある
私の場合、薬の処方は、日本と比べるとかなり控えめでした。
- 種類はできるだけ1種類
- 量も最小限
- まずは様子見
私のように、日本で長年飲んでいた薬があっても、「オランダではここまで」と判断されるこ場合もあるようです。
③ 英語の診断書があると安心(できれば)
必須ではありませんが、日本での治療歴や処方内容を説明できる英語の診断書や処方内容のメモがあると、説明がスムーズになる可能性は高いです。
(私が日本で通っていたクリニックでは、断られました…)
準備できる人はしておいた方がいいなと感じました。
まとめ
オランダで安心して生活するためには、ホームドクターへの登録は欠かせません。
最初は日本と違う医療スタイルに戸惑いますが、一度登録してしまえば、体調不良のときに相談できる心強い存在になります。
これからオランダ生活を始める方の参考になれば幸いです。
ご感想やご相談などありましたら、
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「さちこの無職日記」を読んでくださってありがとうございます。
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