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ユトレヒト観光は半日で回れる?所要時間とモデルコース、行き方まで

ユトレヒトを日帰りで観光 オランダ観光

オランダで一番高い教会の塔が立っているのは、アムステルダムではなくユトレヒトです。

その塔の足元から運河沿いに歩くと、雑貨屋さんの並ぶ細い通りに出ます。

横断歩道の信号機はミッフィーのかたち。ミッフィーの生みの親ディック・ブルーナが生まれ育った街です。

アムステルダムから電車で30分弱。旧市街はコンパクトで、この日は滞在6時間半で博物館と美術館を3つ回れました。

歩いた順番とそれぞれの所要時間、電車と車それぞれの行き方をまとめています。

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ユトレヒトはどんな街?

ユトレヒトは、アムステルダム・ロッテルダム・ハーグに次ぐオランダ第4の都市です。

とはいえ観光で歩く旧市街は、端から端まで歩ける広さにおさまっています。

街の中心に立つのがドム塔(Domtoren)

1321年に着工した、オランダで一番高い教会の塔です(高さ112.32m)。

もうひとつユトレヒトらしいのが運河です。

中心を流れるオウデグラハト(Oudegracht)には、道路の一段下にもう一本、水辺の道があります。

昔の荷揚げ場で、その奥の半地下には今カフェやお店が入っています。

運河沿いを歩くと、足元にお店の入口が見えます。

そしてミッフィー(nijntje)

作者のディック・ブルーナは1927年にユトレヒトで生まれ、この街で描き続けた人です。

ミュージアムだけでなく、信号機や像など、街を歩いているだけでミッフィーに出会います。

アクセス|電車と車の2通り

電車で行く場合

アムステルダム中央駅からユトレヒト中央駅(Utrecht Centraal)までは、NSのインターシティで27分ほど

日中は1時間に何本も走っていて、乗り換えなしで着きます。

運賃は片道2等で10.00ユーロ(2026年7月時点)。

ユトレヒト中央駅は、そのままショッピングセンター(Hoog Catharijne)とつながっています。

そこを抜けて旧市街の中心、ドム広場までは歩いて15分ほど。

車で行く場合

アムステルダムからは40分〜1時間ほど(道路状況によります)。

ただ、ユトレヒトの中心部は車で入りにくく、駐車場もそれなりの値段です。

駅前のショッピングセンターの駐車場は、事前予約で1日20ユーロでした(2025年12月時点)。

そこで使ったのが、郊外のP+R(パーク&ライド)です。駐車料金とトラムの往復を合わせて8.5ユーロでした。

車ならP+R(パーク&ライド)が便利

P+Rは、車を郊外の駐車場にとめて、そこからトラムかバスで中心部に入る仕組みです。

駐車料金と交通費がセットになっていて、ユトレヒトには4か所あります。

やることは4つ。

  1. 駐車場のゲートで駐車券を受け取る
  2. 駐車場1階の黄色い券売機で、中心部までの往復チケットを買う(5.5ユーロ)
  3. トラム(またはバス)でユトレヒト中央駅へ。乗るときと降りるとき、チケットを機械にタッチしてチェックイン・チェックアウトする
  4. 戻ってきたら、駐車場の青い機械に駐車券を入れ、続けて交通チケットをかざす

2の黄色い券売機がこちらです。

P+Rの黄色い発券機

4の青い機械がこちら。交通チケットをかざすと、この日の駐車料金が3ユーロになります。

P+Rの青い機械

つまり、駐車料金3ユーロ+トラム往復5.5ユーロで、合計8.5ユーロ

この交通チケットは1人分ではなく1枚で最大5人まで使えるので、人数が多いほど割安になります。

郊外で乗り換える手間はありますが、トラムの乗車時間は10分ちょっとで、7〜8分間隔で走っていました。

P+Rチケットのルール(U-OV公式)
  • 料金は交通チケット5.5ユーロ+駐車料金3ユーロ(Berlijnplein のみ駐車2.5ユーロ)
  • 1枚で最大5人まで。12歳以下は無料(大人1人につき3人まで)
  • 有効なのは購入した当日のみ。日をまたぐと割引は効きません
  • ユトレヒトのP+Rは4か所(Westraven/Science Park/Berlijnplein – Leidsche Rijn Centrum/Papendorp)
  • 深夜バスには使えません

※U-OV公式サイトの記載によります(2026年7月時点)。

所要時間とモデルコース

所要時間

ユトレヒトの見どころは旧市街に集まっていて、徒歩でつないでいけます。

街歩きと運河沿いだけなら半日、博物館や美術館に入るなら1日みておくと余裕があります。

この日の滞在は6時間半。

博物館2つ、美術館1つ、ランチ、雑貨屋巡り、街歩きを入れてこの時間でした。

モデルコース

この日に歩いた順番は以下のとおり。
移動はすべて徒歩です。

  1. オルゴール博物館(ガイドツアーで約1時間)
  2. ドム塔・ドム教会と広場を散策
  3. ランチ(マリア広場のグランカフェ)
  4. 中央美術館
  5. ミッフィーミュージアム
  6. 旧市街で雑貨屋・お土産屋さん巡り
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行ったスポットと所要時間

スポット所要時間
オルゴール博物館(Speelklok)約1時間
ドム塔・ドム教会約20分(塔に上るなら+約1時間)
中央美術館2時間ほど(じっくり見るなら)
ミッフィーミュージアム大人なら約30分

オルゴール博物館(Museum Speelklok)|仕掛け楽器を目の前で鳴らしてくれる

オルゴール博物館の入口

最初に向かったのはオルゴール博物館(Museum Speelklok)

ドム広場から歩いてすぐ、ステーンウェフ(Steenweg)という商店街の途中にあります。

「オルゴール博物館」という名前ですが、集めているのは自動で音楽を奏でる仕掛け楽器全般です。

手回しのストリートオルガン、人形が動く時計、自動演奏のピアノやバイオリン。

ガラス越しに眺める展示ではなく、その場で動かして音を出してくれるのが、この博物館の性格です。

定期的に行われているガイドツアー(追加料金なしで参加できました)に加わると、

  • オルゴールの歴史の説明
  • 実際にオルゴールを鳴らしてくれるデモンストレーション

があり、当時の音を生で聴けるのが印象的でした。

時間調整のつもりで入って、30分ほどで出るはずが、気づけば1時間いました

巨大なオルゴール
巨大なオルゴール

入場料は大人17ユーロ(2026年7月時点)。

ミュージアムカードを持っていれば無料です。

ツアーはオランダ語と英語で1時間おきに行われていて、入場券だけで参加できます。

チケットは当日窓口のほか、GetYourGuideでも日本語で予約できます。

\ 入場券だけでツアーに参加できます /

GetYourGuideでオルゴール博物館の入場券を見る

ドム塔とドム教会|街のシンボルと、教会に隠れたミッフィー

ドム塔

続いて、ユトレヒトのランドマークであるドム塔(Domtoren)とドム教会(Domkerk)へ。

滞在は合わせて20分くらいです。

ドム塔は1321年に着工したゴシック様式の塔で、高さは112.32m。オランダで最も高い教会の塔です。

塔の中には64個の鐘があり、上までは465段の階段をガイドツアーで上ることができます。

塔に上れるのはガイドツアーだけで、自分たちのペースで上ることはできません。

催行元のユトレヒト観光案内所(VVV)の案内では、所要時間は約1時間です。

確かに高いのですが、日本で高層ビルを見慣れていると、これで一番なのかと驚きました。

もともとドム塔とドム教会はつながっていましたが、1674年の暴風で未完成だった身廊が崩れ、それ以来ふたつは別々に立っています。

ドム教会の中には、さりげなくミッフィーのモチーフもあります。

ドム教会の中のミッフィー

教会の中庭では、桜が咲いていました。訪れたのは12月です。

ドム教会の庭園の桜

チケットは公式サイトのほか、GetYourGuideでも日本語で予約できます。

\ ガイドツアーだけ・所要は約1時間 /

GetYourGuideでドム塔のツアーを見る

ランチ|マリア広場のグランカフェ Jozef eten & drinken

JOZEFの入口の看板

ドム広場から中央美術館へ向かう途中に、マリア広場(Mariaplaats)という広場があります。

この一帯はカフェやレストランが並んでいます。

入ったのは、広場に面したJozef eten & drinkenというグランカフェです。

朝10時から夜まで通しで開いていて、コーヒーだけでもランチでも入れるお店。

店内にはまだクリスマスの飾りが残っていて(12月27日)、可愛い雰囲気でした。

注文したのは、

  • クロケット
  • ホットチリチキン

どちらも量が想像の倍。2人で1つでよかった、というくらいでした。

  • パンは2枚
  • クロケットは大きめが2つ
  • 野菜もたっぷり

ホットチリチキンは、日本で食べるものより辛めです。

クロケットとパン、サラダ

さらにスイートポテトフライも注文しました。

日本ではあまり見かけませんが、オランダではスーパーの冷凍品としても普通に売っています。

付け合わせのトリュフマヨがよく合っていて、美味しかったです。

飲み物は、オレンジジュースとアイリッシュコーヒー。

オランダで飲むオレンジジュースは、どこで飲んでも本当に美味しいと思います。

さちこ
さちこ

スーパー(Albert Heijn)のオレンジジュースも美味しくて、よく買ってしまいます。

中央美術館(Centraal Museum)|オランダ最古の市立美術館

中央美術館の入口

次は中央美術館(Centraal Museum)へ。

1838年に一般公開が始まった、オランダでいちばん古い市立美術館です。

収蔵しているのは絵画だけではありません。

17世紀にユトレヒトで活動した画家たちの宗教画や風俗画、デ・スティルの建築家ヘリット・リートフェルトの家具。

有名な赤と青の椅子もここにあります。

さらにファッションや、ユトレヒトという街そのものの歴史まで扱っています。

時代もジャンルもばらばらのものが、ひとつの建物の中に並んでいます。

ディック・ブルーナが長年使っていたアトリエも、この美術館の中に再現されています。

元は中世の修道院だった建物を使っていて、増築を重ねた館内はつながり方が少し複雑です。

さちこ
さちこ

途中で道がわからなくなり、迷子になりました

真面目に見て回ったら、2時間くらい余裕でいられそうです。

入場料は大人18ユーロ(2026年7月時点)。

ミュージアムカードがあれば無料です。

2026年9月13日までのホントホルスト展を見るなら、追加で6ユーロかかります。

この6ユーロは、ミュージアムカードを持っていても必要です。

入場券はGetYourGuideでも日本語で買えます。

\ ホントホルスト展は追加6ユーロです /

GetYourGuideで中央美術館の入場券を見る

中央美術館・ミッフィーミュージアム・リートフェルト シュレーダー邸の関係
  • 3つとも中央美術館が運営する施設です
  • ミッフィーミュージアムは中央美術館の向かい(アグニエテン通り)
  • リートフェルト シュレーダー邸はユネスコ世界遺産で、中央美術館から少し離れた住宅街にあります
  • ミッフィーミュージアムのお土産屋さんは中央美術館と共通で、中央美術館の中にあります

※3館の関係は中央美術館の公式サイトによります(2026年7月時点)。

ミッフィーミュージアム(nijntje museum)|主役は未就学児

ミッフィーミュージアムの入口

道を渡ってミッフィーミュージアム(nijntje museum)へ。

ミッフィーミュージアムの入口のミッフィー

入り口ではミッフィーがお出迎えしてくれます。

2006年に開いた「ディック・ブルーナ・ハウス」がもとになっていて、2015年に未就学児のための美術館として作りなおされました。

ミッフィーミュージアム館内の作者の手形

約1,500平方メートルの館内は、ミッフィーの絵本に出てくる家やお店、動物園といった場面ごとの部屋に分かれています。

子どもが自分で扉を開けたり、物を動かしたりしながら遊べるつくりです。

展示を「見る」場所というより、絵本の世界の中で「遊ぶ」場所です。

  • ミッフィーの遊び場がたくさん
  • カフェも併設

子ども(特に乳幼児)は丸一日楽しめると思います。大人だけなら30分ほどで回りきれます。

チケットは公式サイトでの事前予約が必要です。

時間指定制で、当日その場で買うことはできないので、行くと決めたら先に取っておくのが安心です。

ミッフィーミュージアム館内のミッフィー

雑貨屋・お土産屋さん巡り

ユトレヒトの雑貨屋さんは、運河沿いのオウデグラハトと、そこから伸びるザーデルストラート、レインマルクトあたりに集まっています。

歩いて回れる範囲の4軒に入りました。

Dille & Kamille|ユトレヒト発祥のキッチン・生活雑貨

Dille & Kamilleが最初の店を出したのは、1974年のユトレヒトでした。

オウデグラハト沿い、運河の半地下「ヴェルフケルダー」の一軒からのスタートです。

創業者が「使い捨ての流れに逆らう店」として始めたそうで、プラスチックを避け、ガラス・陶器・木・ホーローといった素材の道具を扱っています。

いまはオランダ・ベルギー・ドイツ・フランス・オーストリアで60店舗以上(2026年7月時点)。

それでも本店は今もオウデグラハトにあります。

置いてあるのはキッチン用品、器、リネン、ガーデニング用品、お茶やスパイス、石けんなど。

Dille & Kamilleの商品の写真

ナチュラルな雰囲気で、日本でいう無印良品に近い品揃えです。

ここは、私がオランダで一番好きな雑貨屋さんです。

住んでいるアムステルフェーンにも、アムステルダムにもお店があります。

オランダらしい雑貨をお土産に探すときにも、のぞいてみる価値があると思います。

さちこ
さちこ

通りかかると、つい寄ってしまいます。

It’s a present!|運河沿いの古い建物に詰まったギフト雑貨

It’s a present!の店外

レインマルクト(Lijnmarkt)という細い通りにあるIt’s a present!

運河沿いの古い建物をそのまま使ったお店で、店内はギフト雑貨とインテリア小物でぎっしり埋まっています。

訪れた時は外に大きなリースがかかっていて、クリスマス仕様でした。

中身は、

  • オランダっぽいもの
  • 全然関係なさそうなもの

が混在していて、ビレッジヴァンガードをマイルドにした雰囲気です。

ここでミッフィーのロータリーキャンドルホルダーを見つけました。

ろうそくの熱で上の飾りが回る、キャンドルホルダーです。

ロータリーキャンドルホルダーのミッフィーバージョン

自転車に乗るミッフィーや、クリスマスミッフィーバージョンもありました。

家で使ってみると、想像以上にミッフィーの回転が速く、灯りも相まって、ちょっと不思議な雰囲気でした。

でも可愛いです。

KECK & LISA|ザーデルストラートのギフトショップ

ドム広場から西へ伸びるザーデルストラート(Zadelstraat)にある、27年以上続いているギフトショップです。

カード、ゲーム、アート、インテリア小物、デザイン雑貨と、贈り物を探すための品揃え。

外から見えるミッフィーの展示に惹かれて入りました。

日本でもよく見かける、焚き火の音がするキャンドルなども置いてあり、おしゃれなプレゼントを選ぶのに良さそうなお店でした。

Groeten uit Utrecht|ミッフィーグッズとユトレヒト土産の専門店

Groeten uit Utrechtの入口の看板

同じザーデルストラートの、KECK & LISAとは目と鼻の先。

店名は「ユトレヒトからこんにちは」という意味で、名前のとおりユトレヒトのお土産専門店です。

店内の大半がミッフィーグッズ。ぬいぐるみ、キーホルダー、各国語の絵本、パズル、食器。

少しだけドム塔などのグッズや、地元サッカークラブFCユトレヒトのグッズもありました。

ここで、アムステルダム国立美術館の所蔵作品とのコラボとして知られている「牛乳を注ぐミッフィー」を見つけました。

フェルメールの《牛乳を注ぐ女》がミッフィーになったものです。

牛乳を注ぐミッフィー

国立美術館ではお土産を見る余裕がなかったので、ここで出会えるとは思わず、即購入しました。

他にも、ゴッホコラボのミッフィーなども置いてあります。

今回は入っていないけれど、公式の観光サイトが挙げているお店
  • Winkel van Utrecht/VVV(Domplein 9):観光案内所に併設された公式ショップ。地元の作り手の雑貨やミッフィーグッズが並びます。ドム塔のチケット売り場と同じ建物です
  • MUS(Lijnmarkt):オランダや北欧のブランドを集めた、服・アクセサリー・インテリアのコンセプトストア
  • Daen’s(Stadhuisplein):消防署だった建物を使った、服屋とランチ・ワインバーが一緒になったお店

※ユトレヒト観光局の公式サイトの情報です(2026年7月時点)。

街で出会うミッフィーたち

ユトレヒトの街を歩いていると、ミュージアムやショップに行かなくても、ミッフィーの存在を感じる場面が多々あります。

代表的なのが、ミッフィーのかたちをした信号機

場所はユトレヒト中央駅から旧市街へ向かう、ランゲ・フィーストラート(Lange Viestraat)。

デパートのde Bijenkorf前の横断歩道にあります。

駅から歩いて10分くらいの場所です。

ミッフィーの信号機

ほかにも、ミッフィーとディック・ブルーナの像や、駅の中の電車の模型に隠れたミッフィーがいたり。

こうしたミッフィーたちを探しながら歩くだけでも、ユトレヒトの街歩きは楽しいです。

ミッフィーとディック・ブルーナの像のディック・ブルーナ
ミッフィーとディック・ブルーナの像のミッフィー
駅の電車の模型にいるミッフィー
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まとめ

ユトレヒトは、アムステルダムから電車で30分弱、車でも1時間かからずに行ける街です。

旧市街はコンパクトで、ドム塔、オルゴール博物館、中央美術館、ミッフィーミュージアムを回っても、この日は6時間半でおさまりました。

車で行くなら、P+Rを使えば駐車料金と往復の交通費を合わせて8.5ユーロ。

ミッフィーミュージアムは未就学児が主役の施設なので、大人だけなら短い時間で回れます。

そのぶんを中央美術館や雑貨屋巡りに回すと、ミッフィー以外のユトレヒトも見えてくる街でした。

出典(5件)

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