こんにちは。さちこです。
前回は支出の見直しについて書きましたが、今回はその延長でお金の置き場所を見直した話をしようと思います。
就職して間もない頃の私は、マネーリテラシーがなく、勧められるまま個人年金保険を契約していました。生命保険控除で節税にもなるし、毎月自動で引き落とされるので、自分で貯金を管理するより確実だと思っていたのです。
けれど、お金の勉強を進めるうちに、資産形成にはさまざまな選択肢があると知りました。何も考えずに契約してしまった当時の自分に、少し後悔しました。
年金保険を解約した理由

当時加入していた個人年金保険は、60歳まで積み立てて65歳から年金として受け取るタイプでした。満期時の返戻率は約110%、つまり20年間で1割ほどしか増えない計算です。しかも、今のように物価が上昇し続ける時代では、実質的には目減りしてしまう可能性が高い。
年金保険は満期まで掛ければ元本割れしない安心感がある一方で、その裏側にはリターンの低さがありました。人生100年時代と言われる中で、20年かけて1割しか増えないのは心もとないと感じました。銀行口座に置いておくよりは増えるし、節税効果もありましたが、自分の年齢やライフステージを考えると、もう少し積極的な資産形成をしても良いと思ったのです。
NISAに切り替えた理由
解約金をそのまま預金に戻すのはもったいないと感じ、NISAを始めました。NISA(ニーサ)は、投資で得た利益が非課税になる制度です。
2024年から始まった新NISAは、「つみたて投資枠(年120万円)」と「成長投資枠(年240万円)」の2つの枠があり、合計360万円まで非課税枠として運用できます。非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠上限1,200万円)です。
私は株式よりも投資信託を選びました。株式投資は勉強や情報収集に時間が必要ですが、投資信託は複数の企業に分散して投資でき、手間を「手数料という形で専門家に任せる」感覚で運用できます。
そして、証券会社選びも非常に重要です。証券会社によって、取り扱う商品や手数料などのコストが異なるため、「とりあえずNISAが流行っているから」と始めるのは危険です。私はいくつか比較したうえで、生活の多くを楽天経済圏にまとめていたこともあり、最終的に楽天証券を選びました。
つみたて投資枠では毎月一定額を自動で積み立て、成長投資枠では資産の預金比率が増えたときにスポット的に購入をしています。どちらも同じ商品に統一しており、運用のシンプルさを意識しています。
NISA以外の選択肢
NISAは非課税という大きな魅力がありますが、全ての人に最適というわけではありません。
たとえば、老後の安定を重視するなら「iDeCo(個人型確定拠出年金)」、リスクを取りたくない人なら「個人向け国債」などもあります。目的に合わせて使い分けることが大切です。
アセットアロケーションを意識する
アセットアロケーションとは、資産をどんな割合で何に分けて持つかを示す考え方です。
たとえば、現金30%・投資信託60%・外貨10%など。ライフステージや収入、海外滞在期間などによって最適なバランスは変わります。重要なのは、一度決めたら終わりにせず、定期的に見直すことです。
インフレにどう対応するか

ここ数年、物価の上昇を身近に感じます。たとえば、1年前に110円だったヨーグルトが今では130円。貯金額が同じでも、買える量は減っています。つまり、預金だけに頼ると実質的に資産が減る状態になるということです。
そこで意識したのが、インフレに強い資産を持つこと。株式や不動産はインフレに連動して価値が上がる傾向があり、少なくとも現金よりは有利です。さらに今後、数年間オランダに移住する予定もあり、ユーロ資産をどの程度保有するかも考えています。通貨を分けておくことは、リスク分散の意味でも有効です。
おわりに
保険を解約するのは勇気がいりました。せっかく積み立ててきたのに、今解約すると元本割れをしてしまうからです。けれど、お金の勉強を重ねるうちに、今の小さな損よりも、将来の成長を優先する判断もあると気づきました。
資産運用は、派手な利益を狙うためではなく、自分の未来に責任を持つ行為だと思います。ライフステージが変わるたびに、お金の置き場所を見直す、その積み重ねが大切なことだと思います。
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