こんにちは、さちこです。
最近オランダの観光地を調べていたら、「アンネ・フランクの家」が目に留まりました。名前は知っていたけれど、どんな場所かはよく知らず。
今年は戦後70年ということもあり、明治〜昭和の時代について自分なりに調べていたところでもあったので、海外の状況に触れられる作品として『アンネの日記』を読んでみることにしました。旅行の計画とも重なり、「現地を訪れる前に読んでおきたい」と感じたのです。
非日常の中の日常
アンネ・フランクは第二次世界大戦中、家族や同居人とともに隠れ家で暮らしていたユダヤ人の少女です。戦争や迫害という極限の「非日常」の中にいながら、日記に綴られているのは驚くほど「日常的」な感情でした。
家族への反抗心や同居人の愚痴、恋心や将来への夢。思春期らしい率直な言葉は、ときにユーモアさえ感じさせます。背景の厳しさを思えば、その自然さこそが胸に迫りました。普通の少女の日々と、命を脅かす環境とのギャップが、この日記を特別なものにしているのだと思います。
アンネの前向きさ
長い隠れ家生活の中でも、アンネは希望を見失わず、小さな喜びや気づきを大切にしていました。後半の日記では、自分を冷静に見つめ、将来について語る姿があり、その言葉には少女以上の大人びた強さが感じられます。
そして日記は突然途切れます。捕らえられたことを意味するその終わり方に、しばらく言葉を失いました。
読み終えて感じたこと
読み終えて強く感じたのは、人権の尊さ、そして当時の人々が直面した苦難を想像する力の必要性です。歴史の出来事としてだけでなく、一人の少女の声として受け止めるからこそ深く心に残ります。
オランダ旅行では、ぜひ「アンネ・フランクの家」を訪れたいと思っています。
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「さちこの無職日記」を読んでくださってありがとうございます。
よければ、また遊びにきてくださいね!
