オランダの12月は白いひげが二人!? シンタクラースとサンタクロースの違い
こんにちは。さちこです。
オランダに住んでいると、12月はちょっと不思議な季節です。なんと、赤い服に白いひげの男性が二人も登場します。
「え、同じ人?」と思うかもしれませんが、ここにはシンタクラースとサンタクロース、それぞれ別々の文化があります。
シンタクラースって誰?
シンタクラースの正体は聖ニコラウスという実在の人物です。4世紀のキリスト教司教で、貧しい人や子どもたちを助けたことで知られています。
そのため、オランダでは彼をモデルにした赤い司教服のシンタクラースが12月5日のSinterklaasavond(シンタクラースの日)に、子どもたちにプレゼントを届ける習慣があります。
見た目は赤い服に白いひげとサンタクロースそっくりですが、司教の帽子をかぶり杖を持っています。
伝統的には助手のゾワルテ・ピートと一緒に現れ、子どもにプレゼントやお菓子を配ったり、悪い子には小さな冗談やいたずらをする役割があります。
昔は顔を黒く塗っていましたが、近年は顔を塗らないカラフルピートなども登場します。
シンタクラースは毎年11月中旬ごろ、伝統的にスペインから船でオランダにやってきます。
港に着くと街ではパレードや歌のイベントが行われ、子どもたちは手を振ったり歌を歌ったりして歓迎します。
家庭では、小さなギフトや手書きの詩を用意して、この日の夜にプレゼントを交換するのが一般的です。
サンタクロースとクリスマス
一方で、サンタクロースは、現在のクリスマスに登場する赤い服の男性です。
そのルーツは聖ニコラウス(シンタクラウスと同じ起源)ですが、
トナカイや赤い服など、今のイメージはアメリカで形づくられ、世界に広まりました。
オランダでも、クリスマスツリーを飾り、家族で食事を楽しむタイミングで登場します。
プレゼントは靴下に入れる小物や本、おもちゃなどカジュアルで、家庭ごとに自由なスタイルです。
なお、オランダではクリスマスは12月25日と26日です。
1日目(Eerste Kerstdag)は家族でクリスマスディナーを楽しむ日、
2日目(Tweede Kerstdag)は親戚や友人と過ごしたり、ゆったりした時間を楽しむ日とされています。
シンタクラースとサンタクロースの違い
シンタクラースは12月5日、伝統重視で子ども向け。
サンタクロースはクリスマス、ポップで現代的な雰囲気です。
オランダでは両方の文化が混ざっている家庭も多く、12月は二回プレゼントをもらえるラッキーな月ともいえます。
街の雰囲気も変わります。シンタクラースのパレードが終わると、
町はクリスマスイルミネーションやマーケットでキラキラに。
光と音に包まれて、12月のオランダはまるで二つの季節が重なった特別な時間のようです。
シンタクラースの日のおすすめお菓子・ギフト

シンタクラースの日は、甘いお菓子が主役です。
代表的なのはチョコレートの手作り型(chocoladeletter)で、
子どもの名前の頭文字の形をしたチョコレートが定番。
また、小さなマジパンやジンジャーブレッドも人気です。
家庭では、ちょっとしたおもちゃや手書きの詩を添えるのが伝統です。
クリスマスのおすすめお菓子・ギフト

クリスマスは、より自由なスタイル。
ツリーの下に置く本やおもちゃ、靴下に入れる小物など、家庭ごとに工夫が見られます。
オランダのクリスマス菓子では、ジンジャーブレッドハウスやキャンディケーンもよく登場します。
12月に体験できるオランダのイベント
12月のオランダはイベントも盛りだくさん。
シンタクラースのパレードはもちろん、クリスマスマーケットやライトアップされた街歩きもおすすめです。
アムステルダムやユトレヒトでは、運河沿いのライトアップやスケートリンクもあり、街全体が華やかに彩られます。
子どもも大人も、12月ならではの雰囲気を思い切り楽しめます。
まとめ
12月のオランダは、シンタクラースとサンタクロースという二人の赤い服の男性が、街と家庭にそれぞれの魔法を運んでくれる月。どちらも味わうことで、少し長めの「幸せの連続」を楽しめます。
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