こんにちは。さちこです。
今日は「海外帯同が決まってから出国までにやったこと」をまとめておこうと思います。
私の場合は、
- 6月頭:夫の正式内示
- 9月頭:夫が先に渡航
- 12月頭:私が渡航
という流れです。状況や渡航先によって手続きは異なるので、あくまで参考程度にしてもらえたら嬉しいです。
駐在が決まったらまずやること
パスポート申請(6月上旬)
渡航が決まったら最優先でやるべきこと。
申請から受け取りまで3〜4週間ほどかかりました。
私はマイナポータルで自宅で申請しましたが、暗証番号を使うので事前に確認しておくのがおすすめです。
ビザ申請(6月下旬)
パスポートが発行されてからでないと申請できません。
私は夫の会社を通じて「家族ビザ」を取得。
健康診断(6月中旬)
大きな病気がないかをチェックするために受けました。
余裕をもって予約すると安心です。
ビザの種類によっては、健康診断書(英文)の提出が求められる場合もあります。
私のような家族帯同ビザでは不要でしたが、国や在留資格によっては指定医療機関での診断書が必要になるケースもあるようです。
ワクチン接種(6月中旬〜)
渡航先によって種類や回数が異なります。
私たちは3回に分けて接種(6月・7月・12月)。
同じ種類でも複数回必要なワクチンもあり、間隔をあける必要があります。
私は母子手帳を見返して、過去に接種済みのものを確認しました。
接種後は腕が痛く、コロナワクチンのときのようなだるさがありましたが、1日で回復しました。
早めに済ませておきたいこと
歯医者受診
海外は日本より受診しづらく、費用も高いと聞いたので、出国前に受診しておきました。
オランダでは国民健康保険制度は存在せず、住民は民間の保険への加入が必須であり、加入している保険によっては歯科治療費も保険でカバーされることも。
ただ、治療方針や雰囲気は日本とは違うかもしれません。
インターネットの記事などによると、うがいをしないとか麻酔をあまり使わないとか出てきます。実態は分かりませんが、少なくとも日本とは違うことを覚悟して行った方が良さそうです。
服薬チェック
持病がある場合は、現地に薬があるか事前に確認を。
基本的に、持ち込めるのは3か月分程度(手荷物)。
私は蕁麻疹の薬を服用しており、オランダにも同成分の薬があったので、2〜3か月分だけ日本から持参します。
ちなみに通院先に英語の診断書を求めましたが、「うちでは作れない」と言われて、諦めました。
英語の診断書があれば、荷物検査で引っかかってしまったときや、オランダの病院で症状を説明するときに役立つと思います。
なお、オランダでは「ホームドクター(家庭医)」に登録してからでないと受診できないので、渡航後は早めに登録予定です。
また、オランダはちょっとの風邪なんかでは病院にかかる習慣もなく、体調が悪くてホームドクターに連絡しても相手にしてもらえないこともあるとか。
すぐに病院へかかれる日本とはかなり異なりますね。
英語学習
これは早ければ早いほど良いです。
少しずつでも、日常会話の練習を始めておくと心の準備になります。
夫が出発する前に準備しておくこと
無事故・無違反証明書(英字版)の取得(7月下旬)
夫が現地で車を購入する際に必要でした(私も運転するつもり…)。
「運転経歴証明書申請アプリ」でオンライン申請可能。ですが、免許更新時に設定していた暗証番号を忘れて、すぐに申請できず。
免許更新時に暗証番号を再設定してから申し込みました。
免許更新と国際免許の取得(7月下旬)
パスポートと免許証を持参して免許更新センターで申請。
出国前に済ませばいつでも良いかと。
午後イチで行って夕方までかかるほど時間がかかりました。
国際免許には出国日のわかる書類(チケットなど)が必要。有効期間は1年。
日本の免許が滞在中に切れそうなので、出国後、オランダでの住民登録が完了したらオランダの免許へ切り替える予定です。
夫の確定申告と収入確認(8月上旬)
私は退職後に夫の扶養に入ったので申告不要でしたが、夫の確定申告用に自分の今年度の収入を確認しました。
源泉徴収票が届く前だったので、給与明細をみて確認しました。
オランダの住居契約(8月上旬)
8月に夫が現地出張時にオランダの住居を内見。
日本より競争率が高く、物件も限られている印象でした。
私たちは会社の条件で家具付き物件にしています。
エネルギー効率や人数制限など、日本とは異なる条件がある点が特徴です。
夫が現地に行った後にやること
証券口座の手続き(10月上旬)
私はNISA口座を保有していたので、「継続適用届出書」を提出しました。
会社都合の海外転勤の場合のみ最長5年間の非課税保有が認められます。
(留学や個人移住では対象外)
書類はネット証券のサイトから取り寄せ、指定代理人の登録も行いました。
荷物搬出の準備
夫出国時と私出国時の2回に分けて搬出。
航空便(約2週間)と船便(約2〜3か月)があります。
食品は制限が多く、生鮮品や酒類は不可。
調味料や乾燥食品は一部持ち込み可能でしたが、事前確認が必須です。
オランダでは食品が高いため、夫の助言をもとに日本から少し多めに持って行くことに。現在買い出し中です。
ソファや家電などのほとんどは、国内の倉庫に保管。
医薬品・日用品の購入
市販薬は新品・未開封のものを。量が多すぎると止められる場合があるようです。
渡航前に常備薬や現地で手に入りにくそうな日用品をまとめ買いしました。
日本の住居退去手続き(10月上旬〜)
通常の引越しと同じ流れです。
引越業者との日程調整、管理会社への退去連絡、立会日確定、水道・ガス・電気・Wi-Fi解約。
退去連絡は2か月前に行いました。ライフライン解約は1か月前〜半月前を目安に行う予定。
出国届・マイナンバー手続き(11月下旬予定)
市役所にて手続き予定です。
国外転出届を出すと住民票が抜け、日本での住所がなくなる扱いになります。
マイナンバーは一時的に無効化されますが、帰国時に再び有効になります。
私の場合、夫の社会保険の扶養に入るため、国民健康保険や住民税の手続きは特に不要です。
転送届(11月下旬予定)
郵便局またはインターネットで手続き可能。
国内の家族あてに設定する予定。
1年間は転送してもらえるので、その間に登録住所を順次変更予定です。
補足:保険・お金・通信のこと
- 保険:オランダでの医療保険は夫が手続き済み。
- 金融・口座:オランダはデビットカードが主流。WISEアカウントを作り、夫渡航後に現地口座開設、家族カードでやりくり予定。WISEは複数通貨に対応しており、比較的安い手数料で日本円からユーロへの両替も可能。ATMでの現金引き出しや店舗での支払いもできるので便利です。ただし、公共料金や定期支払いには使えない場合があるため注意が必要です。
- 通信:スマホは楽天モバイルを契約していて、2GBまで海外無料、追加料金で拡張可なので、このまま使い続けます。現地Wi-Fiは夫が手続き済み。
まとめ
出国準備はやることが多く、タイミングを逃すと間に合わない手続き(パスポートやVISAなど)も多いので、早めの動きを意識すると安心です。
ご感想やご相談などありましたら、
こちらのお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
「さちこの無職日記」を読んでくださってありがとうございます。
よければ、また遊びにきてくださいね!
